第109回ご縁結びのコーナー 有限会社ATUMS成田 新さん 〜社員を、地元を大切にそしてストーリーを大切にそしてスピード感も!〜

ー杉浦佳浩

第109回ご縁結びのコーナー 有限会社ATUMS成田 新さん 〜社員を、地元を大切にそしてストーリーを大切にそしてスピード感も!〜


2024年 02月 07日

有限会社ATUMSのHPはこちら。

最初の出会いはオンラインからという面談もここ最近はかなり増えてきました。今回の成田さんとも仙台と大阪ということもあり、オンラインが最初でした。リアルとの違いはやはり距離感といいますかリアルとはほど遠い。画面に映る成田さんには、ちょっと怖いお兄さんという感じもしておりましたが、面談が終わる頃にはもう一度お会いしたい、できれば早いうちに、そして仙台への訪問の約束も自然にしていました。家族経営と声高に言う経営者もいますが、なかなか実践は難しい、成田さんは実践も伴っており、退職した元社員とも仲良く大家族経営とも言うべき姿勢で、会社事業に向き合っていらっしゃいます。出会ってまだ2年未満でありますが、相当の頻度でコミュニケーションをさせてもらえていることに感謝して、インタビューに応えてもらいました。
2022年秋頃にオンラインで初めてお会いした成田さん。ご紹介はmeet inの齋藤さんでした。齋藤さんとも2021年3月ごろからお仕事を一緒にするようになっていたそうです。
私との面談では、私が以前訪問していた場所(熊本と大分の県境)にお世話になっている方がいる話で大盛り上がりに。会話のテンポもすごくいい感じでした。


【成田さん同社HPより】

◆経営者への道はお父さんの背中をみて育ったから。20歳からフルコミッションの世界へ

起業家、経営者になろうと思ったのは?という質問に、血液型がB型で典型的な自由人だからでしょうか。と返事がありました。ご親族には大手企業の経営企画に所属している方もおり、4年制大学へ行くのが当たり前という家庭環境だったそうです。短大に入学し、4年制大学卒業を手にできるキャリアを歩もうと、親御さんにはそう話していたものの、ご自身の決断で20歳でフルコミッションの世界へ。そこにはお父さんの影響があることが話を聞いていると理解できました。大手企業のマネジメント職となっていったお父さんはその会社では珍しい高卒だったそうで、何も大学をでなくても立派に活躍している大人が間近にいるということを感じていた。小さな頃からそこを自身で納得していたということだそうです。私自身も同感です。現在といいますかここ20年、30年の教育制度事態が世の中の動きに合致していないと思います。事業を通じて社会との関わりを学ぶことの方が大きな力が付くと感じますね。


【平田牧場さんでトンカツを】

◆フルコミッションの世界で厳しい環境を何度も経て、経営者の道を歩んでいきました

2002年に社会へ出ることを決意した成田さん、当時はまさに就職氷河期、埼玉県大宮で先輩がいる会社でフルコミッション(業務委託)で社会人がスタート、そこで頑張って、先輩と共に、仙台へ。その事業で支店を買い取る形で、盛岡に支店を出して完全に独立をして、その時、まだ23歳の頃だったそうです。30名ほどのメンバーで盛岡で事業を始めたそうなのですが、1年ほどで4名に。自分はどうしたら良いのかわからず、当時を思えば少し精神的にもまいっていたようです。脱力状態だったそれが全てですねと。結局は1年ほどでまた仙台に出戻りとなったのですが、この盛岡で大きな支えとなる奥様と出会い、結婚をし夫婦で仙台へ行くことに。事業は厳しい状況一色でしたが奥様との出会いは大きな宝物ではないかなと感じました。それは、私が2023年1月に仙台へ赴き奥様と少しだけお話をした際に、成田さんの会社にはなくてはならない存在なんだろうなと感じたこと、精神的な支柱?会社の女神、守神という感じを受けた次第です。家族主義家族経営も成田さんと奥様とのセットなのだろうと。
ちなみに、成田さんの奥様は月1回の子ども食堂を継続しているそうなのですが、130名ほどの子供さんが集う大人気食堂となっているそうです。心掛けが具現化されている証拠です。
素敵な伴侶を得て仙台からさらに向かったのが郡山へ、盛岡で残ったメンバーたち4名と一緒に向かいます。このあたりからも家族主義なんだと、うまく行かなった、そのメンバー全員で新たなことにチャレンジしようというのも家族感覚が醸成されているからこそだと思いました。郡山から仙台に戻る際には、今の事務所を借り、完全に自分たちの会社として腰を据える状況となっていきます。その時成田さんは26歳。


【2023年1月仙台ツアーの際に】

◆どん底でも【大丈夫】と確信して事業転換へ

この頃から成田さんは自社の収益性の低さ、不安定さに思い悩み、毎月確実に収益が見込めるストック収入を得る方法はないか?と探し始めます。26歳に仙台で自社を本格的にスタートするものの4年ほどで100名ほどが入れ替わっていた現実。ご自身の反省として、経営者としての勉強や、マーケットや事業についてまだまだ理解をしていない環境で、これだ!と思って、ストック収入のため、新潟で牛乳販売店をスタートします。32歳の出来事。本当は北海道でやりたかったそうですが、頼まれごと、関わった人の影響で、激戦区でまさにレッドオーシャンのエリアだったそうです。そこから2年ほど頑張ったのですが、会社の現預金が100万円を切り、奥さんからもう倒産しますという連絡。34歳の出来事でした。ところが全く慌てなかった成田さん。
なぜか? もう何度も厳しい経営環境を過ごしてきて、無いものばかりを考えたり気にしてばかりいたところをある時【あるもの】に感謝するようになっていました。例えば、給与が少ない中で辞めないで頑張ってくれている社員、仲間の結束力、取引先等々、【無いもの】ではなく【あるもの】にフォーカスしている内に、不安や恐怖は遠のき、【大丈夫】という言葉しか浮かんでこなくなっていました。この時に商材を変化させて、携帯キャリアに関する事業へ乗り出します。キャリアショップへの人材派遣、販売事業へ。そこから展開が早く、3キャリア全てとの取引、あっという間に宮城県で取引高シェアトップに。今までの商材は変わった以外は何も変化していない、家族のような社員仲間が圧倒的な実績を残す状況に。

◆東北展開で声が掛かる会社に、そして新たな事業へ

キャリア会社との取引をしていくうちに、営業代行事業、東北で何かを展開する会社にとってはATUMS社に相談した方が話が早いという存在になっていきます。
営業人材をマネジメントして培ってきたノウハウから組織開発、研修プログラムのお仕事、キャリアの支援(求職者への支援ですでに1000名以上に、営業系のみならずエンジニア系にも幅が広がっています)、採用DX/業務改善として、リモーワーク導入支援、SNS運用代行に至るまで営業系からマーケティング、仕事のあり方にまで業務範囲が広がっています。
売りづらいものを売ってきた経験から、今では商材、テーマも8つに増えているそうです。

【ご縁とは不思議 新家さんと仲良しにはびっくり】

その中には、組織力向上プラットフォームで一定の立ち位置、価値提供として知られる存在のアトラエ社のWevoxの販売のお手伝いもされています。Wevoxといえば、新家さん!という不思議のご縁。新家さんから成田さんのお話が出た時には、頭の中で混線状態になり、意味がわかりませんでした。勝手ながらこれもご縁の連鎖、嬉しい出来事でした。

◆2023年1月仙台ツアーで 私の一言にすぐに行動を起こした成田さん

仙台ツアー、まさに成田さんにお会いするために10名ほどのメンバーで仙台へ。実は私この時が仙台が初めてでした。1月でありましたが、雪はなく最高の晴天のなか、東北一宮へお詣りでき、私を御垣内参拝の代表にもしてくださいました。
リアルでお会いして、成田さんから事業の相談をお聞きしているところ、FC事業をやってみたいというお話があり、半分冗談、半分本気で、3月に五島列島にきませんか?とそれだけ申し上げたところ、二つ返事で『行きます!』という元気の良さ。おそらく五島列島はどこにあるのかもご存知ではなかったのでは?と思いつつこの意思決定の速さ、行動力に周囲の皆さんが魅力を感じていると思いました。
五島列島へなぜお誘いしたのか? それは、FC展開のプロフェッショナルである、宮嵜さんと五島列島へ行くツアーを企画していたからで、その時に実際にFCで大きく成長しているデリハックの山本社長もお越しになることが決まっていたから、話が早いという理由でありましたが、後々かなり無茶振りであったこと反省しています。

◆新規事業は犬の訓練 しつけに始まる幼稚園事業です

その後話はどんどん展開をしていきます。たまたま同い年ということも関係し宮嵜さん、成田さんのパワーが重なりスピードアップし、1年未満でありますが、2024年のFC募集を2023年中には完了済み。あとは実際に運営をコミットしていくところまで進んでいます。
そのFC事業が【犬のようちえん】です。ブランド名はPaw Park。これから全国に360店舗をFCを中心に展開しようと事業を構想されています。
本部構築、FC候補先の集客、犬の訓練をする人材の確保や専門学校との提携、FC拠点の選定、2024年に10店舗を開店する方向性を次々と繰り出し、実際に確定していく実行力です。
【犬のようちえん】でどんなことをやっていくのか、以下の写真でもありますが、基礎トレーニング・健康管理・ボディケアの習慣化・お悩み相談・運動不足解消・LINEでの報告(預かっている際)ということを運営していきます。日本人の出生数を上回る勢いのペットの家族化に、この事業のニーズは大きな成長の可能性を秘めていると感じ、宮嵜さんにお繋ぎしようと思った次第です。


宮嵜さんとは【犬のようちえん】の事業だけではなく、宮嵜さんが注力されているFCツアーの展開にも大きく関わっているのが成田さん、ATUMSの皆さん、その中でも朝日田さんです。


【奥出雲・松江・米子ツアーのバス車中にて】

FCツアーと密接に関係している、各エリアへのツアー。【奥出雲・松江・米子ツアー】の終了後に、米子でのFCツアーを開催、50名の地元経営者が集い、地元金融機関、テレビ局まで巻き込んで大きな実績となりました。このFCツアー自体も運営に関わり、名古屋、金沢、東京でも成田さんのチームが関与するまでになっています。他のFC業態の展開のお手伝い、デリハック社のFC加盟先も実際に始まっているそうです。ご縁の深掘りもすごいという言葉しか見つかりません。


【FCツアーの米子と300名規模の大新年会のチラシ】

◆成田さんとご縁が深い皆さんにコメントをお願いしました

①成田さんと出会った経緯当初の印象、思い出についてお教えください
②成田さんの仕事への姿勢、事業に関することなんでも感じたままにお教えください
③成田さんについて注目していること、際立った特徴、特色についてお教えください。
皆さんには上記の質問に対してコメントをお願いをしました。

◉成田さんをご紹介くださった齋藤さん
①→グループの別会社で新規のアポイントを獲得をして、商談したメンバーから「齋藤さんに合いそうな社長なのでぜひオンラインで会ってみて!」ということで、会ったのが最初の出会いでした。当初の印象は、常に「俺よく分からないから⚫︎⚫︎さん決めておいてよ!」と他のメンバーの意見を聞いていて、社長っぽくなく(良い意味で)とにかく親しみやすかったのが印象的でした。

②→近江商人の三方良し(成田さんの会社だと三幸方という)を体現されていて、多くの事業を展開していますがこの軸はブレず経営されていらっしゃると思います。昭和の懐かしい家族経営を実践されていて、事務所に社員の赤ちゃんやワンちゃんが常にいるのがその証拠です。

③→社員さん、メンバーのために動くことが多く、辞めたメンバーとも常に親しく繋がっているのが印象的です。常に居場所を作っていて、辞めたメンバーでも気軽に会える環境を整えており、心と心を自然と繋げているのだと思います。見た目は怖いですが、中身は心優しい方です。

◉成田さんの会社のスーパー頑張り屋さんの朝日田さん
①→市役所からの転職をぼんやり考えながら求人が出ている会社の社長に関する記事や発信を1つずつ見ていった時に新さんのブログを読んで「こんな社長がいるなら是非働きたい!」と思ったのが最初のきっかけでした。最終面接で新さんとお話させていただいた際に逆質問で「ブログに3度の倒産危機にあったと記載がありましたが、会社経営を続けられた理由や辛かった時に心の支えとなっていたことは何でしたか?」と聞いたら「奥さんの祐美さんがいつも支えてくれた」「大変な時でも辞めなかった社員がいてくれた」という答えを聞いて転職を決意しました。私は人とのご縁や家族を大切にしている社長の会社で働きたかったからです。そして自分を偽った面接をしても仕方がないと思っていたため個性を包み隠さずに挑みましたが、その全てを受け止めてくださった印象があります。面接は全てオンラインでしたので、転職後リアルでお会いした時の印象は「優しい目をしている豪快に笑う方」でした。入社して3日後には新さんとマネージャーと一緒に新潟支店に行き、新潟メンバーとキャニオニングをしたり軽井沢のコテージで合宿をしました。何が何だかわからぬまま物凄いスピードで時間が過ぎていき、1週間前までは公務員で北海道にいたんだよなぁ、と自分の状況の変化にワクワクしていたのを覚えています。

②→私は新さんと仕事をする中で会社全体の目的が明確である分、「事業は一つの手段であり時代のニーズとともに変化していくもの」と捉えています。目的である経営方針「三方幸」のために事業がある。なので創業してから事業内容がどんどん変化していっている印象です。しかし、ただ変化しているわけではなく新さんには「軸がはっきりしていてそれがブレることは絶対にない」と感じさせる強さがあります。なので私たちメンバーは安心して目の前のことに取り組むことができているのかもしれません。メンバーそれぞれ個性豊かで住んでいる場所や携わっている事業が違えど一体感があるのは目的で繋がっているからだと思います。
また、新さんは1つの考え方に固執せず、今までとってきた逆の手段や考え方についても必要とあれば積極的に調べたり上下関係なく人に教えてもらったり、実際に事業に取り入れたりしている印象です。忙しいはずなのにいつも本を読んでいます。そしてそれらの考えや気づきを私たちに届きやすい形で社内に向けて発信してくれています。なんなら会計情報は全て社員に公開しています。私たちメンバーの可能性を信じていて、私たちの幸せについて本気で考えてくれていると感じています。

③→見た目は多少ゴツいかもしれませんが(笑)中身はとっても母性溢れる方です。その一方で「常に切腹する覚悟で」という武士のような魂も持ち合わせていらっしゃいます。情熱と冷静さ、二律両立とはまさに新さんという感じがします。
そんな新さんが今後どのような事業展開をしていき、どんなメンバーが加わり、一緒にどんな世界が見られるのか、私はとっても楽しみです!

◉新規事業の相談から大きく事業をご一緒くださっている宮嵜さん(前述の)
①→成田社長との出会いは杉浦さんの離島ツアーで昨年2023年3月に長崎の五島列島で初めてお会いしました。
そのツアーは20人以上が参加されていたので日中はあまりお話できなかったのですが、夜の懇親会で意気投合して最後は私の部屋で仲良く数名の方と遅くまでお酒を嗜みました。

朝起きると私の部屋は大変な事になっていました。。。多くの経営者の方はご自身の事を話されるのが一般的ですが、ご自身の話はほとんどされず自社の社員の良いところを初対面の私に熱く話されていたのが印象的です。

②→成田社長のグループ会社で運営されている「犬の幼稚園パウパーク」は市場、ビジネスモデル、実績、社会的に見てかなり魅了的な事業だとペット事業素人の私でも初めから感じる事ができました。
現在、店舗数300店出店とサービス日本一の「犬の幼稚園」を目指して私もフランチャイズ展開を一緒にさせてもらっていますが、成田祐美さん、三浦さん、朝日田さんなどを中心に優秀であり熱くて美人(忖度)な仲間が揃っておられます。その為、フランチャイズ加盟オーナーをはじめステイクホルダーの方々も安心して事業展開を進めておられます。また「犬の幼稚園」での収益の一部を保護犬の医療や里親探しに活用されるとの事でして個人的にワンちゃん好きの私自身もお金以外のやり甲斐を感じさせてもらい感謝しております。
現時点ではフランチャイズ加盟の正式な募集もしていない中で数十社の申込みや加盟契約が進んでおり
2024年内には店舗数では日本一になる計画ですが、サービス日本一もキープする為に本部の強化、良い加盟店さんとの出会いを一緒に進めさせていただきます。

③→下記に箇条書きにて
❶客観的な視点
多くの経営者は、野球ではキャプテン、将棋では王、飲み会では盛り上げ役のポジションの方が多いですが
成田社長は、野球ではGM、将棋では指し手、飲み会では観察役(ほとんど盛り上げ役と兼任ですが)
と全体を客観的に見られているので情には熱い成田社長ですが一時的な感情に流されない判断を常にされています。また客観的に見る事で、もし自分がこの人を〇〇さんにお繋ぎすると社是である「三方幸」になるのではないか?と常に考え行動されている事をよく感じます。

❷社員の能力を引き出す意識が高い
日常会話の中でも「〇〇さんはこのような事が得意だから」「〇〇さんと〇〇さんが協力すると二人の良さが出る」など常に周りの方の能力を引き出されようとされています。結果、社員の皆さんも常に周りの方の良いところを見る習慣があり社内でアイデアを出し合う文化が根付いているように感じます。社員を表に自分は裏方で支える事が行動のベースにあって、常に社員にやりがい、達成感を感じてもらうようにされています。

❸忘れん坊
私も相当忘れ物が多い方ですが、私と匹敵するぐらい忘れん坊さんです。例えばコインパーキングの駐車券を失くした回数は多分日本一です。ただ私と同様で失くした事も忘れているので精神的ダメージは少ないようです。

❹人望が厚い
成田社長と出会って10ヶ月ほどですが、既に約60名の東北エリアの経営者をお繋ぎいただきました。殆どの方が自責思考であり、シンさん(成田社長)には以前お世話になったのでいつか恩返ししたいです。
と頻繁にお聞きします。また社員が出張の時は子供をご自宅で預かったり、会社にも社員の子供やワンちゃんもほぼ常駐していたりと上司、部下の関係だけではなく家族的な関係で結ばれています。と冷静かつ人間味溢れる成田社長です。ぜひ東北で事業をされたい方、犬の幼稚園にご興味ある方はご相談されてみてはいかがでしょうか?私も成田社長の魅力に惹かれて今でも毎月最低1回は福岡から仙台に伺っております。年末はフライト代が往復10万円オーバーで悩みましたが伺ってしまいました。。。
最後になりましたが、このようなビジネスパートナーを超えた生涯の友をお繋ぎいただいた杉浦さんには深く感謝させていただいております!

◉アトラエの新家さんからも。私とは別ルートで仲良しにされていて、ご縁にびっくりでした。
①→今から5年ほど前の2019年2月に、仙台在住の経営者の方(Pallet社長羽山さん)から「私が敬愛する、仙台を牽引していく起業家/経営者の成田さんをご紹介させてください」ということでお繋ぎ頂いたのが最初のご縁となります。オンラインでお話させて頂いたのですが、社員の方含めて6名でのご参加で驚いた記憶(笑)がありましたが、波長が合うというか、組織づくりの考え方などもとても共感するところもありまして、すぐに意気投合したことを今でも良く覚えています。翌月には奥様のゆみさん(漢字は違いますが私の妻と同じです)と一緒に私たちのオフィスに訪問頂きまして、お仕事をご一緒させて頂くようになりました。その後は東京にお越しになるたびに会社のメンバーや知人経営者の方などと一緒に私たちのオフィスに遊びに来られるようになり、一時期は毎月のように来てましたね。そして最近は杉浦さんのご縁などもありまして、全国を一緒に旅しながら、いつも楽しい時間を過ごしていまして、仕事の関係を超えた友達のような関係になってきている感じです。この前たまたま近くに宿泊することとなった淡路島で、2人で焼肉食べながらいろいろと組織運営に関する意見交換をしていましたが、真面目に突っ込んだ話をしたのはそれが久しぶりかもしれないです(笑)。次の日は一人で岡山行くと聞いていましたが、結局坂本龍馬に会いに高知に行っていましたね。鰹の藁焼きの写真が送られてきましたが、そんな自由な感じも好きなところですねえ。

②→あまり細かい事業についての話をしたことは少ないですが、経営理念にも掲げる「三方幸」については、経営者としての様々な経験を踏まえて、今では組織運営のど真ん中に据えておられまして、特に「スタッフとその家族の幸せ・お客様の幸せ・地域の皆様の幸せ」ということで、スタッフとその家族についてまず最初に触れていることは、まさに成田新という人間そのものを表しているのではないかと思います。会社を離れ独立するメンバーも多いですが、その方々とも今でも仲良くやり取りされている場面も多く見かけていまして、そんなオープンマインドもあってか、仙台の後輩経営者の兄貴分的な存在として、多くの方にとても慕われていますね。

③→出会った頃にはまさかペットの事業を始めるとは夢にも思っていませんでしたが、これもある社員の方の思いや熱量から生まれたものでして、一人ひとりのメンバーと正面から向き合っているからこそだと思います。この事業は世の中のニーズもありますし、本当にこれから楽しみです。あと、スピリチュアルというか直感的な面を時々話していると感じることがあります。東日本大震災の時にも沿岸部で仕事があったはずのメンバーに声かけて、何故か平日なのに昼から会社近くの公園でサッカーしていて難を逃れたとかのエピソードは、どうにも論理的には説明できないですし。「自分は経営者しかできない」と話されていますが、まさに周りに人を引き寄せる不思議なパワーを持っているとお付き合いを重ねながら感じています。

◆大きな夢に向かって、最後に成田さんにコメントをお願いいたしました。

ローカル(仙台)に本社を置く意味。そこに成田さんのこだわりを感じます。女性社員、シングルマザーのお母さん社員や業務委託の方々に給与や業務委託費用を払える企業を仙台で経営すること。都会ではなくローカルで生活を営んでいく勇気の発信源、ローカルストーリーをたくさん作っていく。その覚悟を感じるインタビューでした。郡山に一緒に行った4人のメンバーの方々も独立、開業や起業で実績を出しているそうです。同じ会社ではなくとも大きな大きな家族主義経営として離れても関係性を続けていくそんな素敵なポリシーを感じました。
自社の理念を大切にして、幸せを一緒に見つけていく、独立支援に近い学校・塾のような会社にしていきたい、
100人100事業を育むことを夢と語ってくださいましたが、あながち早い段階で達成しておられるように思いますね。


【隠岐島にもご一緒くださいました!】

最後に、成田さんにコメントをお願いしたいと思います。
杉浦さんと初めてオフラインの場でお会いしたのは2023年1月19日に開催頂いた仙台ツアーでした。この時、当社ではペット事業をテストで立ち上げて約半年が経ったという時期にあたります。事務所で「成田さんが今後、力を入れたいことは何ですか?」という杉浦さんからのご質問に、僕は少し考えて「ワンちゃんの事業をFC展開できればなー、、と思っておりまして」とお応えしました。そこからまだ1年も経たないうちに、全国に店舗出店が多数決まっているFC本部に自社がなっているとは、まったく想像できておりませんでした。
このスピード感は、杉浦さんからその時にお繋ぎ頂いた宮嵜さんとの出会いによって実現したものですが後々、この道のプロである彼に伺ってわかったことは、FC本部として動きはじめるには最高のタイミングでスタートを切れることができていた、ということでした。遅くもなく、早くもなく、いま、ここ。という最高のタイミングで最も僕らが必要とする方を見極めてお繋ぎ頂けたのだと。
この神図りのようなタイミングと巡り合わせには、驚きと有り難い思いが入り混じりながら、しっかりと日本一の規模となり事業を通じて社会の役に立つことが杉浦さんへの恩返しになる、と、勝手に思いながら日々活動しております。
齋藤さんとは同郷ということもあり地元仲間のような感覚で関わりを持たせて頂き、気軽に相談できる関係でいられることが有り難く、
かなさん(朝日田さん)には、素晴らしいタイミングで入社してくださって日々至らぬ僕のフォローだけでなく社の看板娘として皆様から可愛がっていただく人柄と能力に支えられているな、と感謝しかなく、
宮嵜さんとは同じ年齢ということもあり、福岡と仙台という距離感をまったく感じない頻度で毎月?毎週?というくらい楽しい時間を共にさせていただける仲に成れたことが何より有り難く、
新家さんとは元々お付き合いがあり僕の相談役のような方ではありましたが、杉浦さんとの御縁により更に関わりが深くなれたことをとても嬉しく思っております。
これからも僕たちは経営理念【三方幸】の元、家族、社員、そして御縁を頂いた皆様と共に進んで参ります。
楽しみな楽しみな仙台の仲間ができた気がしております。これからますますご一緒できますように。今回のインタビューに感謝しています。