ご縁結びのコーナー 第76回 株式会社エヌエスイーエデュケーション 砂田 様 〜寡黙なところに深みもありそして決断力、そして事業へ真剣に向き合う方〜

ー杉浦佳浩

ご縁結びのコーナー 第76回 株式会社エヌエスイーエデュケーション 砂田 様 〜寡黙なところに深みもありそして決断力、そして事業へ真剣に向き合う方〜


2021年 05月 09日

会社HPはこちらです。

このコーナーで今までで一番インタビューが難しかったと申し上げて良いと思えるのが今回。いつも寡黙な砂田さんからいろんなお話を伺える良い機会となりました。実際、代表や株主として関わっている会社は10社ほどあるそうなんのですが、話を向けても返事が無いほど、今自分で集中して向き合うのが株式会社エヌエスイーエデュケーションと話される砂田さん、お付き合いが始まって気づけば6年半が過ぎました。一緒にいろんな経験もさせていただいたことにも触れながら砂田さんについてお話ししたいと思います。

【昨年私と一緒に北海道を横断中の砂田さん】

◆最初に砂田さんと仲良くされている方々に砂田さんを語っていただきました。

◎いつもFB投稿で面白い掛け合いが楽しみなアックスヤマザキ 山崎社長様

・与えられるより与える姿勢

非常に勉強熱心で情報量の引き出しが多くなんでも頼れば返事が返ってくる人にいつも相談にのってくれます。

ロボットのように感情がないように見えますが、実は情に厚いところもあり相談すると時間を割いて熱心に相談にのってくれるメンター的存在。

口では損得でしか動かないと自分で言っている割に実際の行動はもらうより与えることを徹底している人です。

仕事でなくてプライベートで損得もないのにちょっとした手土産を渡していたり、

自分の話よりも相手が何を求めているか相手に合わせた的確なアドバイスや情報を与えようとする姿勢にいつも関心させられます。色々なジャンルの人脈もある人なので仕事面でも色々な人を紹介してもらいました。

・無駄な同情を排除して本質をつくところ

ただ、やはりロボットのようなところがあり、興味ないものは興味ないと空気も読まずに自分を貫き言葉を発したり、

言いにくいことも普通ではありえないぐらい思いっきり直接的な言葉でずばっと言ってくれたり、今まで出会ったことのない人間です。

実際のエピソードとしては、自分が業績悪化を何とかしようともがいていた時に市場が縮小している話をすると、「そんな話はする必要がない、明日から

そんな話はやめた方がいい」とずばりと言われ、何か言い訳がましくなりかけた自分の目が覚ましてもらったことや、

プレゼンでグダグダになった時にもついつい言い訳がましくなりかけた時にも、「あんたの今日のプレゼンはほんまに最低やった。」とずばり言われ、

とにかく言い訳無用で巻き返して結果を出すしかないと気付かせてもらった事があり本当に感謝しております。

なかなかここまではっきり言ってくれる人はいないと思います。

人にだけでなく自分にはもっと厳しい人で、自分の恥もかくさずオープンですし、ここまではっきりしている人なので僕は絶大に信用しています。

・学びの姿勢

取引先や周囲の人の問題解決で役立つために何ができるかを貪欲に追及しており、

そのための情報収集や役立つ事を探すために普段からたくさんのセミナーや学びに参加されてます。

ビジネスとしての数字やロジックの詰め方には徹底しています。

本人は話さないので推測ですが、周囲のつながりのある人に仕事としてだけでなく人として役立ちたいと思う中でコーチングを学び、

更に問題解決スキルを磨き周囲の方にさりげなく頼られる存在になっているのだと思います。

ただ、本人は恥ずかしがり屋なのか、本当にロボットのように何か感情が欠けているのか何を考えているのか未だにつかめておりません。

◎砂田さんを経営者として慕っている多々良さん 株式会社標 代表取締役

砂田さんについて

返信めちゃくちゃ早い。

いつでも、電話やメールが一手間あり丁寧。

売上になってもならなくても仕事として捉えている。

無表情で冷たそうに見えるが、とても温情が深い。

独立しようとしているひと、頑張っている人を応援する。

(名古屋のご自身のマンションに独身の独立前のご友人を住まわせてあげていました)

普段全く食べないがUFOとかペヤングがほんとは好き。

周りの人が良くなってほしいと切に祈っている。

ゴルフに真摯に取り組んでいる。

見栄を張らない。張った時は申告する。

勉強熱心。

成長する姿勢が標準化している。

自分にハマる人を見つけるといじりまくる。

初の就職先では仲介の業績が日本一だった。

アクティブにいろんなことに参加する姿勢がある。

などなどでしょうか。

私の今までの経営人生は95%砂田さんがいたからです。

本当にいつも与えてもらう最高の恩人です。

◎起業される時に砂田さんにお世話になられた井野さん(ウェルフェアソリューションズ 代表取締役
砂田さんの人柄:穏やか、優しい、内なる情熱

砂田さんとのエピソード:私が8年前に会社を設立する際に、当時勤めていた会社の社則上代表になれず、砂田さんが私の会社の初代代表になってくださいました。その時一言、「悪いことはしないでね」とだけ言って捺印してくださいました。
グレーなことも含め、経営にまつわる「いろは」を砂田さんからたくさん教わりました。
保険の営業をしていた時、ゴルフの練習に誘って下さって、おすすめのゴルフスクールを紹介してくださって、何度かゴルフコースにもご一緒させて頂きましたが、明らかに後から学んだ私の方が上達が早く、砂田さんはゴルフは。。。。だと分かりました(笑)

私が尊敬している点:夢や熱意がある相手には精神誠意応援してくださって、年下でも年上でも関係なく、尊敬していると真っすぐ仰る方。人間関係をとても大切に扱う方で、相手の感情を考えて、また距離感の取り方も上手く色んな方とそれぞれ良い関係を長年築いてらっしゃる点。

◎一緒に大阪にて新令和経営道場を開催している五味田さん(キャンバス社労士法人創業者)

・仕事ぶり

ビジネスが好きで、ある程度できたビジネスモデルを購入して、自分なりにアレンジして形にするのを凄く得意にされています。業種にとらわれることなく貪欲に出資や事業展開されるのは、ひとつに特化するよりも才能と努力が必要なことなので凄いと思います。

・人間性

とにかく勉強好き、メモする、吸収するというところが素晴らしいと思います。

どんな人からでも学びを得て、自分のものにする貪欲さがあります。おそらく新規事業を次々とこなしていく中で、壁に自らあたり、そこで成長するべく知識を貪欲に吸収しているのだと思います。

後、ニヒルなところがって、クールだけどウェットに富んだ毒舌を言うところも砂田さん

の面白いとこです笑

・砂田さんとの思い出、エピソード

色々とあるのですが、令和道場の大阪をご一緒させて頂いている際の謙虚さと縁の下の力持ちとして動かれるところは本当に素晴らしいなと思います。

もっと俺が俺がとなっても不思議ではない立場でありながら、そうならない、それは僕にだけではなく皆さんにそうなのが凄いです。

令和道場の後の懇親会では、特別昔から仲良い人には愛のこもった毒舌が炸裂するのでそれも含めてとても有意義な時間を演出されています。

と皆さん大絶賛。自分はすごいとは決して言わないタイプ。でも行動は常にあり、そして周囲の人々のために役に立とうと自然に身体が動くタイプです。インタビューでは見えてこなかったことを皆さんから教えていただき感謝しています。

私も常日頃から感じていたのは、とにかくメモ魔、熱心、真剣に耳を傾けてくださる。私のご紹介させていただいた方々の役に立とうととにかく一生懸命そんな素晴らしい方だと思っています。

◆尾道ご出身、学生時代、そして会社員時代

広島県尾道ご出身の砂田さん、ご自分のことは特に特徴のない、経営者になりたいと思ったこともない、スポーツも特にやっていなかった子どもだったそうです。

小学校の頃のお話には、ある事で、かなり怒りもって大人に食って掛かったことがあるそうです。それは、筋が違う、道理が通らないことに対しての怒りだったそうです。頼りない大人になりたくない、間違ったことは間違い、白黒はっきりするタイプ、勝ち負けにこだわる部分が強かったと話されていました。(今はそうでもないと話しながら)

閉塞的な場所にいたくない、田舎を早く出たい、と高校を卒業と同時に大阪へ。

大学生時代の砂田さん、とにかく勉強していたそうです。アルバイトに没頭する周囲の大学生とは違って。なぜか、勉強している方が【利回り】が高いから。英会の勉強、英語関係の勉強、宅建、FP資格を受験して取得するということだったそうです。

英語を勉強していたのは、旅行会社もしくは商社に就職したかったから。必死で勉強するも採用されるには至らなかったそうです。たまたま宅建を持っていたから、不動産会社はすべて合格。どこでも行ける感じだったそうです。大手不動産、ハウスメーカーに入社することも考えたそうですが、土日が休みがいいなと思って、オフィスビル仲介の会社に入社、大阪で働きはじめたそうです。入社するとかなり厳しい仕事環境、土日休みで楽勝と思っていたら全く正反対の状況だったそうです。コメントを頂いた多々良さんから【日本一の業績】とコメントがありましたが、私にはそんなお話もなくさらっと会社員時代のことをお話しくださいました。

◆25歳でジョインした会社で頑張った、27歳で共同創業を選択 

同じ職場の先輩が独立するところに25歳で自分のジョインして会社の立ち上げ経験した砂田さん。株も肩書もなかった中だ頑張った、2年経過して、自身で独立起業を決意して仲間たちと【NSEリアルエステート】を起業しました。

NSEってどういう意味ですか?とお聞きすると、【ネットワーク】、【スピード】、【エキスパート】の略だそうです。実は名前に深い意味があるのだと感じた次第です。

砂田さんの決断力があるな、スピード感を感じるのが、共同創業した会社ですが最初は事務員さんと2人でした。途中から昼ぐらいに出社するようになったそうです。サラリーマン時代のネットワークを活用すればある程度の成果は出せる。自分となっていたそうで、このままではいかん、個人商店ではなくきっちり組織としてやっていかねばと大きく方向転換して

役員は6時30分出社としました。

なかなかできるもんじゃないですね。

オフィス仲介を今でもご支援していただいたりする砂田さん。プロフェッショナル度は相当なもので。私のご紹介したかなりの困難事案(賃料、借り主の要求度のかなり高いお話)も丁寧に、真剣に向き合って下さって手間から考えたら引き受けない選択もあると思うのですが完璧な状況へ持っていって下さって大変助かっています。それも私からのお願いだからかと思います。心から感謝しています。

◆35歳で事業引き継ぎをしたパソコン教室にコミット、今はやりたいことに集中している

もともと事業が苦しくて助けに行ったパソコン教室、100%の出資ではなかったそうですが、気づけば100%のオーナーに、京都市内を中心に14店舗あった教室ですが現在は4店舗、近々2店舗閉鎖予定。この教室の展開をいろいろ多方面に展開して事業をされています。それが【NSEエデュケーション】です。

・パソコン教室  自社業態

・プログラミング教室 フランチャイズ加盟

就労移行支援事業所 フランチャイズ加盟

パソコン・スマホ修理フランチャイズ加盟

上記が既存事業

・就労継続支援事業A型 3月1日オープン

・就労移行支援事業所 新業態ITエキスパート 7月1日オープン

自社業態だけだったパソコン教室から8年経過して上記のような形態へ変貌された砂田さん。プログラミング教室はたまたま私がご紹介したロボ団、本部よりも集客力が高いそうです。

就労移行支援事業所に関しては当初赤字の垂れ流し、このままではやっていけないという場面もありましたが、砂田さん自身がアイデアを出して決断し、FCの枠組みを超えて取り組みを実践された結果、現在は収益性が高く全国の加盟FC

の中で売上ベースで1位となっていらっしゃいます。

今春からの就労継続支援事業A型についてお話をお聞きすると砂田さんから珍しく熱量高い感じで返事がありました。

→一般企業よりも高い給料を出すA型事業所を目指したい。事務・経理代行からスタートし、将来はプログラミング、web制作、動画制作、パソコン修理にまで広げていきたい。就労支援に集う人々への、仕事の提供を位置付けを上げていきたい、生産性、給与水準を上げていきたい。そうニコニコして話されています。

今まで培った不動産力(リーシング)と自社での教室(パソコン・プログラミング・就労移行支援)運営力で地域圧倒的一番を目指していらっしゃいます。

HPにあった代表メッセージにその想いを見つけました。

『NSEは人生を変える機会をつくる会社です。知識と技術そして心をみがく機会を提供することで全ての人がより良くなっていく世界をつくります。事業目的は企業から来てくださいと言われる人材をつくることです。ビジョンは朝起きたら行きたくなる教室をつくることです。ミッションは全ての店が地域一番になることです。バリューはお客様に有益性を感じさせ続けることです』

事業変革を継続しながら会社経営に向かい続ける砂田さんに、これはと思える経営者さんを昨年末にご紹介致しました。それが株式会社ヘルテの後藤さんです。パソコンを通じて日本のお年寄りと海外の日本語を学びたい人々を結ぼうとしている頑張り屋さんとも自社事業との接点を見出そうと支援して下さっています。

 

課題はなんですか?とお聞きすると、このインタビューを通じてもっと【発信】を大切にしていこうと思いましたと話してくださいました。面白い事業を見つけるのではなく、面白くなくても世の中に必要で良い事業をしっかり伸ばしていくところが大切だと今は思っていると力強く話してくださいました。

【佐渡亀山での一コマ右端が砂田さん】

私がお誘いすると喜んで!と北海道や新潟・佐渡ヶ島にご一緒くださる砂田さん、これからも一緒にどこかに行けますように。そして事業発展にご一緒できますように。


最後に砂田さんにコメントを頂きました。

愛情あふれるコメントしてくれた五味田さん山崎さん多々良さんに感謝しています。

日々福祉の利用者さんとの面談で自分を知ることが大切と言い続けていますが私自身が全く自分の事をわかっていませんでした。言語化してもらえてはじめて自分はこういう人間だったのかとたくさんの発見がありました。

(自分では寡黙なつもりは全くありませんでした)

弊社は杉浦さんほどすごい人に世話人をやってもらえるほどの会社ではまだありませんが、今後は杉浦さんに自慢してもらえる会社を目指して頑張っていきます。

と謙虚に話してくださる砂田さん。十分自慢させていただきたいと思っています。インタビュー誠に有り難うございました。