これからがこれまでを決める
2020年 12月 14日

〜これからがこれまでを決める〜
ある会社の経営者だった人。
義理を欠くことはしない
と周囲に声を掛けていただが
今は姿見えない。今年、ある経営者さんに
ご紹介した方、
大失敗の報告。
これからが大切ですよと
お伝えしました。
さあどんな動きをされるか。。。。
【想定外の出来事や偶然の出来事が人生に影響を与えている】J.D.クランボルツ氏の心に響く言葉より…
慎重に立てた計画よりも、想定外の出来事や偶然の出来事が、あなたのキャリアに影響を与えていると感じたことはありませんか?
偶然の出会い、中止になったミーティング、休暇の旅行、穴埋めの仕事、新しく発見した趣味…こうしたことが、人生やキャリアを思わぬ方向へと運んでくれる経験…偶然の出来事…の一部です。
この本を通して私たちがあなたに伝えたいのは、結果がわからないときでも、行動を起こして新しいチャンスを切り開くこと、偶然の出来事を活用すること、選択肢を常にオープンにしておくこと、そして人生に起きることを最大限に活用することです。
私たちは、決して計画を立てることを否定するわけではありません。
ただ、うまくいっていない計画に固執するべきではないと考えているのです。
あなたは想定外の出来事のせいで、計画を変更したことがどれくらいあるでしょうか?
少し立ち止まって考えてみれば、偶然の出来事はかなり頻繁に起きていることに気づくことでしょう。
たとえば、あなたの新しい上司が、実は本当に話のわかる人だということに気がついたり、あなたの好きなスポーツチームが予想に反して優勝したり、そういうすばらしい驚きもあれば、まったく反対に、最悪ともいうべき偶然の出来事もあるでしょう。
また、よい結果と悪い結果の両方を持つ偶然の出来事もたくさんあります。
想定外の出来事は、生涯にわたって起こり続けます。
あなたの人生に影響を与える出来事の多くは、実際にはあなたが生まれるよりもずっと前に起きています。
たとえば、自分の親や、母国語、人類や出生地などを自分で選ぶことはできません。
最初に通った学校、同級生や先生の選択に関して、あなたはいったいどれほどコントロールできたでしょうか?
友達は自分で選んだと思うかもしれませんが、実際には、住んでいるところや、学校、仕事、家族のつながりなどでお互いに近くにいれば、たいていの人は友達になるものです。
キャリアはどうでしょう?
大学での専攻分野や、職業、会社、同僚、上司にも想定外の出来事が影響を与えています。
自分の職業は自分で自由に選んだと誰もが思いたいものですが、私たちには限られた選択肢しか与えられていません。
あなたが会社を選んだのでしょうか?
それとも、会社があなたを選んだのでしょうか?
おそらく、自分で同僚や上司を選ぶことができた人はほとんどいないはずです。
自分がコントロールできることなんて存在するのだろうか?とあなたは思うかもしれません。
幸いなことに、私たちは自分の行動と、さまざまな経験に対する自分の反応をコントロールすることができます。
自分の行動をコントロールすること、人生に影響をもたらす出来事に対して自分がどう思うかをコントロールすることはできますが、結果をコントロールすることはだれにもできません。
しかし、あなたの行動次第で望ましい結果が起こる確率を高めることができるのです。
人生には保障されているものは何ひとつありません。
唯一確かなことは、何もしないでいる限り、どこにもたどり着かないということでしょう。
『その幸運は偶然ではないんです!』ダイヤモンド社
本書の中に45人の「偶然がもたらした」事例について書いてある。
『私はエンターテインメント業界で働いていました。
それはみんなにうらやましがられるような仕事でした。
若くしてどんどん出世したのですが、働き過ぎで、25歳のときにはストレスで身も心も疲れ果ててしまっていました。
そんなとき、夫に転勤の話が持ち上がりました。
私たちは話し合い、私はエンターテインメントの仕事を辞めて夫の任地に一緒に行くことにしたのです。
私は次の仕事が決まっていないにもかかわらず、将来有望だった仕事を辞めてしましまいました。
新しい土地でもエンターテインメントの仕事を探そうとしましたが、数ヵ月しても次の仕事は見つかりませんでした。
そんなある日、夫が、彼の会社で新しい担当者を探している仕事の職務要件書を持って帰ってきたのです。
夫の会社はIT企業でしたが、職務要件書の内容は教育関係のもので、それは私が持っていたスキルを必要とするような仕事でした。
私はIT業界の知識は持っていませんでしたが、仕事の内容は教育カリキュラムの教材の準備(台本を書くことに似ていました)と、新しく入社した社員の教育(役を演じることに似ていました)でした。
前の仕事とはまったく異なる仕事でしたが、基本は同じであり、仕事を遂行するうえで必要な新しい知識は今からでも十分に学べるからと、私は会社の人たちを説得したのです。
私はその仕事に応募し、幸い雇われることになりました。
それは本当にやりがいのある仕事でした。
以前の仕事よりもストレスが少なく、今の仕事が大好きです。』
『ダイアナは、夫の転勤についていくために自分の仕事を辞めました。
彼女は、自分にとってあまりうまくいっていなかった業界と同じ業界で仕事を探していましたが、その後、彼女はいくつかの重要な行動を取りました。
●自分とは無関係だった業界の求人に目をつけた。
●自分が持っている能力を新しい仕事に応用できることに気づいた。
●必要な知識は、これからいくらでも学ぶことができると会社を説得した。』
クランボルツ教授は、アメリカで数百人の成功したビジネスパーソンのキャリア分析をしたところ、その8割がもともとそうなることを目指していたのではなく、今の自分は偶然の積み重ねの結果だと答えた。
最初に目標を設定するよりも、自分にとって好ましい偶然が起こる行動をとることのほうがキャリアづくりにはプラスに働くという「プランド・ハップンスタンス(計画的偶発性)理論」を打ち立て、1999年にカウンセリング学会誌に発表した。
子どもの頃からの夢や目標を成し遂げた、というイチロー選手のような人もいるが、ほとんどの人は、偶然の積み重ねがその人の人生を形作っている。
ただし、好ましい偶然が起こることを、何もしないでただ待っているというのでは何も起こらない。
なぜ一直線に夢や目標に到達しないかというと、それは、誰にも想定外の出来事や、偶然の出来事が必ず起こるからだ。
よき行動することにより…
偶然の出来事を味方にできる人でありたい。