【今週の自戒】 上機嫌で行こう!

ー杉浦佳浩

【今週の自戒】 上機嫌で行こう!


2025年 05月 05日

【今週の自戒】
上機嫌で行こう!

空飛ぶアンパンマン、ご機嫌良さそう
私にも伝染して写真を。
そこに書かれた言葉、

人生何があってもこれで終わりなんてことはないのだ

良いですね、まさに上機嫌で
大きな意志を持って前に進む
そんなことを思いながら、
アンパンマンマーチの歌詞を思い出しました。

そうだ うれしいんだ
生きるよろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも

なんのために生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられないなんて
そんなのは いやだ!

何度見ても深い。やなせたかしさんの生き様も
感じるからこそ深い。

良いところ、楽しかったこと
フォーカスして生きていくためにも
上機嫌が大切に思いました。
上機嫌な1週間に!
今週もよろしくお願い申し上げます。

【人生は美しいことだけ覚えていればいい】
佐藤愛子氏の心に響く言葉より…

「人生は美しいことだけ覚えていればいい」という沢田美喜さんの言葉があります。
沢田美喜さんはエリザベス・サンダース・ホームを創設し、たくさんの戦災混血孤児を育てた方ですが、私はテレビで沢田さんがこの言葉を言ってらっしゃるのを見て、非常に感動したんです。

ホームで育った黒人の混血孤児なんですが、成長して二十七、八歳の青年になって、アメリカへ自分のお父さんに会いに行く。
ところがお父さんは喧嘩か何かして監獄に入っているんですね。

胸が潰れるような思いでその青年は、沢田さんが来るのをニューヨークの公園のベンチに座って待っている。
沢田さんの姿が見えると青年は駆け寄って、抱きついて、思わず泣くんです。
その時に沢田さんが英語でね、「泣いてはいけない、人生は美しいことだけ覚えていればいい」と言って、青年を励ますという場面があるんです。

長いこと生きてくると、いろいろな経験をしてきますけど、楽しいことよりも、美しいことのほうが心に残るということが分かります。
美しい自然、人の美しい心。
そういう美しいことだけ覚えていれば、人生捨てたものじゃない、というふうに思えるわけでしてね。
さすがに沢田さんはいいことを言われるなあと、感銘を受けましたね。

また、アランの楽天主義というのは有名ですが、『幸福論」の中に「上機嫌」という章があります。
「たまたま道徳論を書かなければならないとすると、私は上機嫌ということを義務の第一義に置くだろう」とあるんですが、私はこの言葉が非常に気に入っています。
われわれは何かにつけて、取るに足りないことで愚痴をこぼしたり、泣いたりしがちですけどね、そういう時に「上機嫌」というのを義務の第一義に置くと、生きていく力が出るんじゃないかと思うんですよ。

『人生百年時代の生き方の教科書 心が奮い立つ60話』致知出版社

「人間は忘れるようにつくられているんです。 この『忘れる能力』というのは『救い』です」 (瀬戸内寂聴)

人間は忘れる動物だ。
昔起きた嫌なことや落ち込んだ記憶を、昨日のことのように鮮明に覚えていたら、多くの人は精神に異常をきたすだろう。
嫌なことを忘れるから生きていられる。

すると、相対的にいいことだけが記憶に残る。
それが、「人生は美しいことだけ覚えていればいい」ということ。
これが、上機嫌に生きるコツでもある。

「人生は美しいことだけ覚えていればいい」という言葉を胸に刻みたい。

上記の【人生は美しいことだけ覚えていればいい】については人の心に灯をともすより引用しています。

アンパンマンのマーチ歌詞に込めた思いについて。