ご縁結びのコーナー 第73回 BlueCircle, LLC 山田 様  〜株式(エクイティ)によるファイナンスを経営に活用する支援活動に共感しています!スタートアップ、中小企業に強烈な味方です!〜

ー杉浦佳浩

ご縁結びのコーナー 第73回 BlueCircle, LLC 山田 様  〜株式(エクイティ)によるファイナンスを経営に活用する支援活動に共感しています!スタートアップ、中小企業に強烈な味方です!〜


2021年 02月 10日

CXO人材がもてはやされる様になってもう何年でしょうか。耳慣れてきたようにも思いますが、実際トラディショナル系の大企業役員でCTO、CFOと名乗っている、名刺に記載されている人の存在、会社数はいったい何社でしょうか。同様に、スタートアップ界隈以外の、中小企業においても同様にCXOの肩書、役割を担っている人は希少だと思います。特にホンモノのCFOをお見かけすることはありません。これは言葉でなかなか伝えづらいですが、残念ながらいかがわしい名ばかりCFOの方々にも多数出会ってきました。実際のところ一人何役で孤軍奮闘している社長さんが全ての役割を分からないなりに担っている場面を見かけます。CFOとは何?どんな仕事を担っているのか?も理解している方も少ないことも事実。今回の山田さんの仕事ぶりを通して、お伝えできればと思いました。インタビューに際しては、山田さんと共同代表の小野さんのお二人にお話を伺いました。


【山田さんと打ち合わせ時に2020年11月撮影】

◆山田さんとの出会いについて 

お会いして、2,3年?明確に覚えていないのは、お会いしてから再会まで薄いお付き合いでした。キッカケを創ってくださったのは某都銀にお勤めの川田さん。この川田さんには多数のスタートアップ、中でも将来有望で、かなりエッジの効いた経営者を多数ご紹介くださっています。ある時、川田さんから、ご紹介したい人がいますといわれたことだけが明確に覚えています。この会社というより、この人、それが山田さんでした。

当初、お会いした際のご紹介ポイントは、事業の連携先発掘と資金調達関連でした。その後はすぐに私もなにかお手伝いする場面もなく時間が過ぎ、2019年の9月に大きなリリースを拝見して、すごいな!と感じた、山田さんが大きな仕事の実績を残されたのが20億円の資金調達。それが以下。

CNET Japan: 葬儀ベンチャーの「よりそう」が20億円を調達

リリースのとおり、葬儀ベンチャーでの20億円での調達。これはなかなかできるものでもない大きな単位。山田さんからも、葬儀という一見ITから縁遠そうなテーマで、ベンチャーが業界変革に挑んでいる、という事を認められての実績、市民権を得た心持ちだったと語っていらっしゃいました。

 

◆山田さんと小野さんの共同代表お二人のプロフィールについて

・山田 一慶さん

スタートアップの事業戦略・財務戦略を支援するBlueCircle共同代表、エクイティを活用した経営戦略を専門とする。

ニューヨーク市立大学バルーク校ファイナンス学部卒(財務会計・投資論を学んだそうです)、日本GE株式会社の財務会計幹部候補生(2年間在籍)を経て、2013年ソフトバンクの孫社長特命チームの財務担当としてロボット事業(Pepperですね)立ち上げに参加し財務戦略を主導(事業計画の作成、経営状況のモニタリング、仏Aldebaran Robotics SASのPMIや財務・資金調達面で事業推進を支えておられいたそうです)。2015年に葬儀ベンチャーよりそう取締役CFOに就任、シリーズC/D計30億円の資金調達を実現(この調達により急速な事業や組織の成長を推進に寄与しました)。現在、立ち上げ期スタートアップのCFOを兼務しつつBlueCircle共同代表を務める。

・小野 敬明さん

戦略コンサルティングファームで官公庁や環境、外資系企業のプロジェクトを担当。その後スタートアップのB2Bマーケティング責任者、外資系IT大手のマーケティングリードを経験。2017年からは葬儀ベンチャーよりそうで「お坊さん便」の事業責任者や広報・マーケティングの責任者を経験。現在、立ち上げ期スタートアップのCMO等を兼務しつつBlueCircle共同代表を務める。(小野さんと山田さんは、葬儀ベンチャーよりそう社で知り合ったそうです。おおよそ4年前に)

 

◆山田さんにいくつか質問をしてみました。

・子供の頃からのエピソード、そしてNYの大学に行かれた理由を教えて下さい。

→子供の頃から夢が宇宙飛行士になりたかったそうで、お父さんのご姉弟が海外に居住している環境があり海外が身近でありハードルが低かった。そんな家庭環境もあり、NYに行ってみて、金融の中心地である、そこで勉強しようと思うようになり進学を決めました。

 

・孫さんの秘密プロジェクトだった頃について

→ヘッドハンターのご紹介でソフトバンクへ入社しました。初日にNDAの締結をし、世界初のロボットビジネス(Pepper)の商業化、世の中に出すところの12、3名の初期メンバー(特命チーム)として参画、メンバーはスペシャリストの集合体で気さくで楽しいメンバーだったそうです。そこに面接1回でパス。この事業をソフトバンクがフランスの仏Aldebaran買ったばかりでなにもカタチもバラバラの状況だったそうです。当初は海外でこのプロジェクトの仕事するのか?と思ったそうですが、日本とフランスを行き来しながら日仏横断で予算管理、事業計画、試作機ができたところから実用化するとこまで財務的な部分をとりまとめをしていたそうです。すごい経験ですね。

 

・BlueCircleの立ち上げの前にベンチャー企業に入った理由

→Pepperの仕事でかなりやりきった感が出てきたのが、プロジェクトが3,4年でローンチし、Pepperが世の中に出回り始めた頃、起業したいなと以前からの思いもありつつ、その準備のために葬儀ベンチャーに転職。ここでベンチャーの中で、少人数から大きく組織が育つ過程を4年ほど関わることになりました。この経験も大きいですね。資金調達に関わり、成長エンジンをまわし、事業が拡大し、業界へのインパクト、業界におけるプレゼンスも明らかに変化していくところをCFOとしての役割から見届けることができた。この会社の就職事情にも変化をもたらし、優秀人材が集う良いきっかけづくりにもなって行ったこと。この経験とスキルをもって独立へ向かうようになりました。仕事への向かい方姿勢の素晴らしさを感じました。

 

・BlueCircleの社名の由来込めた想い

→小さな頃からの夢だった、宇宙→空を想起するブルー、サークル→半径2メートルという近しいところに関わっていく。大きな夢、小さな夢を双方を叶えるお手伝いをする。それが社名に込めた想いです。


【新令和経営道場にもご参加くださいました】

 

◆私からのご縁でBlueCircle社、山田さんにご紹介した経営者さんにコメントをいただきました

 

ストリートスマート社 松林社長

BlueCircle山田さんに依頼した理由

一般的なファイナンスアドバイザーだとバリエーションを高くして資金調達をすることだけにフォーカスされるところをそうでなく、企業や事業そのものの価値を高めるという点で考えてファイナンスの支援をしてくれる(考え方)なところがお願いする決め手ででした。事業のCFOという事業側での経験をされてる部分も企業のことを本当の意味で理解できて寄り添えるファイナンスのプロだと思います!

enstem社 山本社長

ブルーサークル山田さんの印象 – バランスの良いかた、優しい、迅速に対応してくださる、フラットな考え方、経営者の考え方を尊重してくれる

仕事ぶり – 24時間いつでも対応してくれるイメージ。困ったときにはそこにいてくれて、純粋に素人経営者にいろいろインプットをくださる。頼もしいパートナーと断言できる。

 

ウブン社 森岡社長

山田さんの印象、仕事ぶり

(初回お会いした時の印象)

・落ち着いていてしっかりしており信頼できる人柄

・笑顔がキュートで目がキラキラしており初見で心の距離を近づける人柄

・素晴らしい実績、経験、論理をお持ちだが、それを前面には出さずに、

 こちらの気持ちや想いに寄り添って話を落として下さり、こちらに投げかけてくれる

・想いを大事に、想いに寄り添ってくれる

 

(仕事ぶり)

※山田さん+小野さんの2名体制で打ち合わせをしているからなのかもしれないのですが、

・クレバーで目を逸らさずに話をしっかり聞き、真意や意図を把握しているように伺える。

・議論が広がりすぎたり方法性を見失いそうになった際に一言で「〇〇ってこうなんじゃないかな?」と

 気付きを与えてくれ、本質や目的に沿った議論や簡単に一言で修正してくれる

・発言にネガティブな要素がなく、「俺は●●ってことはすごく可能性を秘めていていいしできると思うんだよね」

 といった形で勇気と自信を与えてくれる。

 

自頭がすごく良く、笑顔がキュートで人柄としても温かく信頼できる人だという印象がとにかく強いです!

僕個人的には僕に勇気と自信を与えてくれて、笑顔で安心感を与えてくれているイメージがあります!

僕は山田さんが大好きです!

 

という皆さんのご意見、ご感想からも皆さんや私がいかに、山田さんを頼っているかがご理解できると思います。

 

◆BlueCircle社のお仕事について、そして今後について


同社から受けられる実際の支援内容は上記です。

→戦略・事業計画策定:マーケット定義・分析、事業KPI分析・選定、事業予測モデル作成、ピッチデッキ作成

→ファイナンス(エクイティ・融資):資本政策立案、募集条件検討、交渉戦術検討・支援

→経理部門立ち上げ:業務棚卸し、月次決算早期化、税務顧問紹介、コンプライアンス対応

 

ご本人たちも最初にご説明される資料の中にある【アーリー経営企画室】そのものの立ち上げ、ビジネスモデルの検討、事業計画策定、ファイナンスと自社のチームだけではできない不足している部分を補って、スピードアップしていこうと、しかも口先(講義や知識の紹介のみ)だけでなく、個別の支援、ハンズオン、成果伴走、外部パートナーこの4つの役割を継続的に対応されているのが山田さんのチームです。

 

同社の素敵なミッション:未来を変えたい人を 

            未来を変えた 人にする

良いですね。すでに未来を変えるために20社弱の会社に関わっていらっしゃいます。どんどん未来変化が楽しみです。

同社のビジョン:想い一つで未来を変えられる起業文化を作りたい

ビジョンに添えられているコメントも素敵なので記載します。

→サラリーマン、研究者、クリエイター、地方在住者、主婦、高齢者、学生など、手段として起業を選ぶ人の裾野は広がってきた。中小企業からスタートアップとしての展開を目指すことも増えている。けれど、特別なキャリア、ビジネス経験、ネットワークに恵まれた人以外にとっては、情報、人脈、資金などあらゆるリソースへのアクセスは今なお難しい。BlueCircleは、環境による非対称性を解消し、「一番恵まれた人」ではなく、「一番想いの強い人」が起業に成功し、未来を変えることのできる社会を創ることを目指します。

 

・最後に山田さんに事業に対すること、今後の展開についてコメントをいただきました。

高齢化による人口減少という大きなダウントレンドの中で、従来の直線的な成長では、社会の豊かさを維持していくことは困難です。この流れに打ち勝つには、スタートアップ企業だけでなく、日本の屋台骨を支える中小企業含めて、シリコンバレーの企業群のような「非線形の成長」を実現していかなければならず、僕はその鍵となる仕組みが「エクイティ(株式)」だと思っています。

今後、スタートアップも中小企業も含めた多くの会社に、エクイティファイナンスのノウハウを広めて、日本社会に非線形の成長を起こすことを目指していきます!

 

一部のIPO業界だけで、CFOを語るのではなく、広く全国にある素敵な企業、そこにBlueCircleさんが関与することでさらに将来展望が開ける可能性を感じています。山田さんも自身のリソースを狭い業界のみでなく、社会性が高い、地域になくてはならない企業にも今後も注力していこうとされています。山田さんこれからもたくさんご一緒できますように。

山田さん!小野さん!今回は有難うございました!