ご縁結びのコーナー 第72回 株式会社Mi6  川元 浩嗣 様 〜社名にドキッ、X(エックス)というコミュニティ、さらに深層対話まで 先進的な活動を聴く〜

ー杉浦佳浩

ご縁結びのコーナー 第72回 株式会社Mi6  川元 浩嗣 様 〜社名にドキッ、X(エックス)というコミュニティ、さらに深層対話まで 先進的な活動を聴く〜


2021年 01月 01日

株式会社Mi6のHPはこちらです。

 

今回の川元さんの会社株式会社Mi6、社名もジェームズボンドよろしく、諜報機関?HPをご覧いただいて、ほとんどの方々はなんの会社?何をやっているの?そんな感覚をお持ちになったと思います。私のHPも何屋さんか?わからないとよく言われますが、日々の活動を文字や写真で発信をしている分なんとなく理解してくださるのですが、なんの発信もしない、記載されていることと言えば。。。。

HP冒頭に、

WELCOME to Mi6

Mission     使命

Impossible 一見不可能に思える

6    最小の完全数

一見不可能と思われる使命を最短且つ最高の形(6は最小の完全数)で達成する。
と書かれています。

そして事業概要には、

OUR SERVICES

X ーエックスー

世界を変える第3の繋がり

一人一人が本来の生き方を取り戻す

そして、

日本から世界を変えていく

さらに
Core Theory として

深層対話

自分の心を旅し、もうひとりの自分と出会う対話

他者という鏡を借り、ワタシは自分という映画を再体験した

とHPには上記と、自己紹介だけ。全くの意味不明とはMi6社(英国の諜報機関)そのもののようです。川元さんのおかげでたくさんのご縁や、登壇の機会を創ってくださって、一度は川元さん、Mi6社についての活動について私の目線で文章にしたいとお伝えしたところ、快諾くださり、今回の文字化となりました。

先進的な生き方、先進的なコミュニティ、活動、そして深層対話とは何か? 私自身もインタビューさせていただきながらも難解で有りました、川元さんの活動に神秘性を抱きながら進めていきたいと思います。


【2017年8月 初めての登壇の機会、中央が川元さん、右がNTT東の大村さん】

◆出会いの当初 ほんと大丈夫?って思っていました。

私に会うたびに、拝みたくなるのです。深く学ばさせていただいています。と話してくださる川元さん。現在37歳、SMBC、しかも大切な大手得意先を担当する都会のど真ん中のエリート金融マンから独立に至る経緯をまずはお聞きいたしました。ご自分でご自分のことを日陰にいる方ですと控えめな感じで。

Mi6社にあった、川元さんの経歴を以下に。
慶應義塾大学卒業後、2006年4月 大手都市銀行入行。

8年半に渡り法人営業の一線で融資業務に従事。

風力発電プロジェクトファイナンス、 外資系化粧品会社リキャップ等の案件を手掛ける。

2014年10月 銀行系ベンチャーキャピタルにてVC業務に従事。

2015年5月 当社設立。

2016年11月 任意団体としてSMBCベンチャー会を設立し代表に就任。

2016年12月 任意団体としてPtoCを設立し、代表に就任

2018年4月 深層対話(左脳型)を発明

2018年8月 一般社団法人Papa to Children(略称PtoC)を設立し、代表理事に就任

2019年4月 厚生労働省イクメン推進プロジェクト推進委員会ゲストメンバーとして参画

2020年4月 深層対話(右脳型)を発明

というご経歴。ここでも謎のワードがいくつか見受けられますが、徐々に深堀していきたいと思います。

ご出身は山口県で、ご実家は地元の建設会社を営んでいらっしゃるご家庭で育ち、広島県と県境だそうです。高校はすぐ近くの広島の高校を卒業後、東京へ。

銀行での思い出の中に、入行当初、最初赴任が新潟だったそうで、社会人最初の2年間を新潟でスタート、新人配属なんて何年ぶり?そのような部署、場所柄、なんでも早い段階で仕事に慣れる経験できたことが大きかったと振り返っていらっしゃいました。2年間のがんばりを評価されて、都会の一等地部署に異動、そこでもすぐ、自立して仕事ができたそうです。習うより慣れろ、打席に立たせてもらえること大切な経験だと思いますね。

 

私との出会いは、しばたゆうへいさん。2016年2月なのでもうすぐ5年、しばたさんが主催する夜会にて。お二人が知り合って1年、毎月1回しばたさんの声かけでとにかく対話を継続している中で仲良くなり、私との出会いに至ったというところです。

その頃の私の思い出は、川元さんに何をされていますか?の問いに、『仲のいい方々とパワーランチをしています』という回答だったと思います。どうやって事業をされているのか不思議な感じだったことを思い出します。

 

◆当初、第3の繋がり Xーエックスー(コミュニティ)が本業と思っていました

自分はどうやって生きていきたいのだろうか?そんな問いかけを自分に投げかけている自分に気付く。私もその感覚に同感です。幾度となく人生の節目で私も有りました。その問いが自分に強烈に突き刺さった時、それが川元さんご夫婦に新しい命を授かった時だったそうです。自分はこのまま銀行員、大手企業の社員であることではない。そうにしか思えない。金融社会の権化のような仕事場から真反対のところに行くべきだと思ったそうです。詳細は書きませんが、小さな頃の核体験、夫婦、家族の大切さが、心の奥底に大きな影響を与えている、自分の人生を全うするには、人と人との繋がり、そこを本質に捉えて人生を過ごしたいと思った起業がだそうです。なかなか思い切った退職から起業という経緯ですね。

 

だんだん川元さんの活動に理解が進むようになって、コミュニティ活動である【Xーエックスー】のお話を伺うようになり、これが本業なんだと勝手に思って、『私で何かお役に立てると嬉しいです』とお伝えし、川元さんから登壇の機会を得るようになりました。

この活動についても非公開であり、どこにも活動の一端を見ることはできない現状です。そこで私が経験させて下さった、4回の登壇についてお伝えできればと思います。


1回目 2017/8/23

「新・車座 其の二十二」 「最強の時間短縮術!困ったらこの人に聞け」

~ビジネスは人の繋がりが全て~

《ご登壇者》

杉浦 佳浩 氏  代表世話人株式会社 代表取締役

大村 健太郎 氏 NTT東日本 南関東千葉事業部 コラボレーション推進部部長

 

記念すべき最初の登壇の機会で、仲良しのNTTの大村さんとの対話で、普段どんな感覚、大手企業の大村さんとどんな仕事を実際に行っているのか?事実、実践が大切。そこでコミュニティの皆さんの普段の仕事での困りごとをシェアしていただきながら私から発信していく。川元さんのファシリテートで心地よい素敵な経験となりました。


2回目 2018/4/10

「新・車座 其の三十二」 「杉浦さんのお悩み大相談会!」

~最強の時間短縮術~

 《ご登壇者》

杉浦 佳浩 氏   

代表世話人株式会社 代表取締役
FBの投稿を発見しましたので以下に。

今回の新たな試みは、

白いフィクサー・杉浦さんに各自が悩みをぶつける!というもの。

 #ファンドの設立

 #幹部の採用

 #会社の外部協力者募集

 #社員のモチベーション向上

 #個人の働き方シフト

など会社・個人含め様々な角度から悩みが飛び交いました。

杉浦さんのその見た目からも!?禅僧とやり取りしているような感覚に陥ることもしばしば。

深い観点で示唆が得られた時間となったのではないでしょうか?

当日は、大企業やベンチャー企業の個人、起業家などなど16名が集い、密度の高い空間となりました。

「車座」は点で終わるものではなく、線で繋がるイベント。

この場で起こる相互作用から、いくつも新たな動きが生まれそうな予感がしています。

 

私の20数年来の古い友人にも参加いただいて、私との変遷についても語っていただきました。またその友人とこの会場提供の会社さんとがなんとビジネスに展開するというお土産話しも。嬉しい出来事がここから産まれました。

3回目2020/2/5

「新・車座 其の五十六」 「経営道場」

~無敵の型とは?~

私が世話人を務める新令和経営道場、その体験を、川元さんにもシェアしていただいたことから、一度車座でやってみましょうと、企画して下さったのがこの回でした。この回では、経営参謀という経営者コミュニティを運営されている新谷さんとの共同企画でした。楽しかったです。

4回目2020/9/2

「新・車座 其の六十三」 「家庭の平和が仕事を加速させる」

~パートナーとの関係がうまくいく方法とは?~

4回目のゲストに、1回目でご一緒して下さった、NTTの大村さんにもご参加いただいて、家庭の平和をどう創っていくか。なかなか私にとっても厳しいテーマでしたが、川元さんと私の二人の間ではこのテーマを結構話し込む場面もありコミュニティでやってみようと企画したものでした。

意外に、皆さんからの反響もあり。。。。私も熱量高く、楽しく参加させていただきました。

 

・あらためて、川元さんにXーエックスーの活動の真髄について聞いてみました。

 

→ヴィジョンの一言に尽きますね。一人一人が本来の生き方を取り戻す そして、日本から世界を変えていく

 

・何を変えるのか?

→現代人は お金に流されている。そして自分の本来の姿を見るのが怖い。そうではないことを取り戻す手伝い、サポートをしていきたい。

お金に流されているのは、別の言い方をすると、仕事に流されている 給与が貰えなくてもその仕事やりますか? イエスと答えられるか?100%イエスだと人生観と仕事観一致している生き方で有り働き方である。そんな人は現代社会に皆無。お金は後からついてくることがわからない。ありがちな発言でお金を貯めてやるっていうこと、それっておかしいと川元さん。経営者でも会社員でもなぜやりたいことを最初にやらないのか?やりたいことをやっているとやれることも見えてくる。

 

自分の本来の姿を見るのが怖い現代人、心の動きを見るお手伝い、鏡の前に立った自分を直接見ることができない人々を見えるように。。。。

と川元さんは話します。

ひとり、ひとりの個の内面を対話(深層対話)によって深掘りしている川元さん、多種多様な人の内面を知り尽くしてコミュニティを運営しているそれが活動の根本でした。その活動の真髄部分である深層対話についてお聞きしました。

 

◆深層対話について これが川元さん本来の本業

対話は普段一人に対して何分? →3時間やっています。と返答。3時間はなかなかですね。

どんなことがこの対話によって生み出されているのか。

ある大手企業の役員クラスの意思決定の一助になっている場面も(ただし意思決定の相談に乗っているのではなく)。自分が解る、そうすればあり方が解る。結果意思決定が明確になる。

とこんなお役立ちとなっているそうです。

 

もう少し、この深層対話について効果について知りたいと思い、川元さん経由で、メンバーの皆さんに、①感想、②あなたにとって深層対話とはなんですか?という質問を投げかけてくださいました。ご回答くださった皆さんにも感謝申し上げます。

 

深層対話について一問一答

質問①感想

「深層対話の感想を教えてください」

質問②

what「あなたにとって深層対話とはなんですか?」

 

  • 広報・PR

スペシャリスト(女性)

質問①感想 「深層対話の感想を教えてください」

深層対話をはじめて受けたとき、怖い…!という感覚を覚えました。触

れられたくない自分の核心に迫っていく予感がしたためです。ただ、怖

いんだけど、不安はない。川元さんがそばにいてくれる、気持ちの準備

ができるまで待ってくれている。そんな安心感もありました。その後、

何度も対話を繰り返すことで、大切だけど目を背けていた自分の問題に

ついて、少しずつ向き合い、味わい、受け入れて許していく。そんなプ

ロセスだなあと感じました。

 

質問②what 「あなたにとって深層対話とはなんですか?」

自分の人生の主導権を取り戻す儀式。自分と向き合うことは本当につら

く、忍耐がいりますが、これまで他人の尺度で生きてきた私にとって、

自分の人生を取り戻す大いなる助けになってくれた気がしています。カ

ウンセリングやコーチングをはじめ、世の中には自己との対話を促すア

プローチがいろいろありますが、深層に深く向き合うところが特徴でし

ょうか。ただ、いずれのアプローチも本人の受け入れ姿勢、心の準備あ

ってこそ。そのステージにいる人には、驚異的な効果をもたらすのでは

ないかと感じます。

 

  • 経営者コーチ・Co-Creator(男性)

質問①感想 「深層対話の感想を教えてください」

川元さんとの深層対話は、楽しくもとても深い体験でした。

自分の意識の深層にある、ビジョンやあり方を、一緒に観るような感覚

で、自分で漠然と思っていたこうありたいというイメージが鮮明に観え

、一致感が高まりました。

深層対話を受けてからは、自然にそのイメージ通りに生きている感覚が

高まっています。

 

質問②what 「あなたにとって深層対話とはなんですか?」

自分もコーチとして人の成長・進化を支援しており、カウンセリングや

ヒプノセラピーのような、自分の心の深い所と繋がる・時には癒すこと

で、本来の自分らしさを取り戻していくものに近いと感じています。

深層対話では、川元さんの親しみやすさと寄り添ってくれるあり方から

も、一緒に自分の深層意識を旅やダンスするような感覚で、自分の可能

性を拓いていくものと感じていますし、これからさらに進化していくの

が楽しみです!

 

  • 企業役員・マーケティング&IT部署担当(男性)

質問①感想「深層対話の感想を教えてください」

初めて対話した時から、川元さんは常に真剣に話を聞いてくださいまし

た。普通であれば聞きにくいような質問もズバっとしてくる川元さんに

最初驚きましたが、相手の事を思った愛のある質問だと最初から伝わっ

てきましたので、全く嫌とは感じませんでした。川元さんの質問に答え

ていくと、自分でも気づいていなかった自分が本当に感じている事や実

現したい事を明確にする事が出来ました。

 

質問②what「あなたにとって深層対話とはなんですか?」

川元さんが鏡となって、自分の心をしっかりと見つめ整える体験です。

川元さんと対話する事によって、深層にあった自分の思いにハッと気づか

される経験を沢山します。鏡を見なければ寝癖をうまく直せないように

、自分の心も相手に映してもらう事で初めて理解し受け入れられる事に気

づかされます。今まで自分が行っていた選択や行動が、知らず知らず

自分の心を傷つけていた事に気づけたのは、川元さんのおかげだと感じて

います。

 

  • 大企業・経営者

質問①感想「深層対話の感想を教えてください」

当社としては、現在コーチングを全社的に導入し、社長が役員を中心としたステークホルダーを選んで月に数回の一対一のコーチングを実施しています。

私自身も、コーチ認定資格に沿った授業を1年半かけて計120時間も受講しました。

しかし、コーチングを進めるうえで、限界も見えてきました。それは「コーチングのみだと表層的な対話を中心に進めるので『本質』を見極めるのが難しい」ということです。

敢えて例えるなら、深層対話は禅問答にも通ずるところがあるかもしれません。単に質問について答えるのが目的がではなく、本質を見極めることが目的だからです。

深層対話を始めてから、社内でのコーチングにも深みが出てきました。表層的な質問をするだけではなく、その中の本質は何かを考える質問をすることで、ステークホルダーにより深い気付きを与えられていると感じます。

 

質問②what「あなたにとって深層対話とはなんですか?」

私は深層対話を通じて、本当に人生で実現したい目標が見つけることが出来ました。

私は同族企業の家に生まれ、ずっと家業を継ぐことをゴールとして生きてきました。しかし、実際に家業を継いだらゴールが無くなってしまった。当たり前ですが家業を継ぐことがゴールでは無いからです。

会社の経営は「会社を継いで永続させなければならない」という義務感だけでは経営出来ません。なぜなら企業は生き物であり、経営には「経営陣としてこうしたい」という指針が必要だからです。この指針が定まってから、当社の経営にも変化が出てきました。

直近の例を挙げます。当社は、現在新規事業の開発に取り組んでいます。その新規事業の究極の目標を深層対話を通じて考えていきました。

まずは自分は人生で何を実現したいのか、深層対話で見出すことに取り組みました。

私は幼少期に実の母を亡くしました。この幼いころの母との死別は、私の人生に大きな影響を及ぼしてきました。

母は音楽が好きで、幼少期から良く音楽を聴かされて育ちました。それが転じて昔から音楽好きになり、洋楽も頻繁に聞くようになって、次第に英語にも興味を持ちました。

次第に英語をもっと勉強したいと思い、高校留学にチャレンジしました。これが人生にとっての転機でした。中学英語レベルで留学し、最初からネイティブと中世英語(日本で言う古文)を学ばされ、毎日猛勉強をしました。

結果的に世界中の友達を作ることができ、高校留学は自分の大きな成功体験になりました。

その後、大学時代は国際交流のサークルにも入り、社会人になってから再度ビジネススクールにも留学しました。

このようにプライベートでは「世界中の人々と仲良くなりたい」という夢を実現していました。しかし、(今からすれば自分でも驚きですが)深層対話をするまで、この夢に自分自身が気付かず、無意識に生きてきました。当社はまだまだ海外売上比率も低く、無意識のうちに「海外事業ではなく国内事業に注力すべきだ」と考えていたのでしょう。

この夢から、「自分は事業を通じて世界中の人々の交流を促進させることで、世界平和を実現したい」と気付きました。

それから、社内でも、機会があるごとにこの夢とその背景を話すようにしています。この話をすると、社内で一体感が生まれるように感じます。

 

と皆さんのコメントからもかなりの重みのあるものだと理解ができました。

 

私が出会った後から、少しずづ活動に理解ができるようになっていきましたが、今から5年前にサードプレイスのコミュニティだけで事業を継続していくのは難しいと思ったことが恥ずかしく思います。自分がやりたいことをやり続けたからこそ、この高みにまで到達できたのだと理解できました。

 

勝手な私の感想ですが1対1で繋がっている心療内科の先生のような存在、なんでも話せる。さらに自分発見まで到達できる。まさに冒頭の、一人一人が本来の生き方を取り戻すお手伝いをされているのだと思いました。

 

この深層対話への入り口、その記述を自ら文字化されています。その内容はこちらから。

 

◆思いっきりボランティアにも精力を P to C、SMBCベンチャー会について

自身の事業にも相当の注力をしつつ、川元さんはボランティアにも精力を注いでいらっしゃいます。しかも2つ。

①一般社団法人Papa to Children -次世代パパの育児コミュニティ-

②SMBCベンチャー会 (こちらはHPはなく非公開のFBグループが存在します

 

①一般社団法人Papa to Children -次世代パパの育児コミュニティ-

子供さんを育てている、パパのための団体。ママの団体は世の中にたくさんあるものの、珍しいパパのための育児コミュニティの代表理事として川元さんは引っ張っていらっしゃいます。

定款にある、目的を見てみると。

(1)パパコミュニティの育成及び運営

(2)パパのための育児・家庭に関するイベント・会議・セミナーの企画及び運営

(3)子どもの生きる力を育む環境の調査、研究及び整備

(4)パパと子どもが快適に、かつ、安全に過ごせる場所の提供及び運営

(5)家族の豊かな時間を増やすための活動の企画及び推進

(6)パパと子ども・家族に関する情報の収集及び発信並びに書籍の出版

(7)他の団体・官公庁との交流、協調及び連携

(8)その他前各号に附帯関連する事業及び当法人の目的を達成するために必要な事業

この活動により、厚生労働省イクメン推進プロジェクト推進委員会ゲストメンバーとして参画したり、2019年の夏にはパパ100人が大集合するイベントの実施もされていました。ダディバーシティフェス 開催レポートはこちらです。

またこの活動で大きな反響となった記事、
・男性の“育休義務化”議論盛り上がる、父親たちはどうみるか?【前編】 記事はこちら。

・カネカ炎上で注目される「男性育休の義務化」議論、阻むものは何?【後編】 記事はこちら。

 

②SMBCベンチャー会

ご自身は円満退社ができてハッピーだった川元さん。しかし退社するにあたって会社と関係性がかなり最悪な場面で終わっている人もいる。辞めても残っても関係性が途切れない、そんな気持ちから退職した人たちに声をかけてOB会(定年を迎えた人たちのために活動している趣向でなく、早期に退職して行った方々が集うイメージのコミュニティ)として懇親会をはじめたところに、当初から現役、卒業生を分け隔てなく声をかけ集うようにし、交流が広くなっていき、重責の肩書を持つ人も参加するようになっていったそうです。

現役、OBをフラットにつなげるコミュニティこれも意義深いと感じます。

 

無形の投資(ボランティア活動)、場所に注力している川元さん、バラバラな人を何を持ってつなげるか?そこをテーマにしている。一般社団法人Papa to Children パパとしてつながる、SMBCベンチャー会は銀行として、文化でつながる エックスは人としてつながってきたこと、エックスで培ったことでお役立ちを、無形の投資としてやっている。そこから有形でかえってくる。。無形の場所、財産をたくさん持っていくことこれが私も先進的な活動だと思っている次第です。

 

この会の立ち上げメンバーである、齋藤さんにもコメントをいただきました。

 

川元へのコメント

 

川元は不思議な引力のある人です。

私自身も彼の引力にひきつけられている一人です。

 

信念を持って事業にまい進する姿、言葉一つ一つに宿る自信、人の本質を見抜く力、同じ世代から見ても羨ましいほどの力強さがあります。

 

私が銀行を退職し、ベンチャー企業に転職したとき、すでに独立、起業していた彼に連絡をとりました。

銀行にいたときは同期とはいえそこまでの繋がりはなく、仕事で何度か一緒にお客様のところへ訪問したことがある、というくらいでした。

 

銀行時代にお世話になった挨拶と、お互いに頑張ろう、という、そんな些細な動機で連絡をしただけでした。

 

おぼろげに、自分が退職したときに思っていたことを伝えました。

「銀行を退職しても銀行に何かしらか貢献したい。育ててもらった恩返しがしたい」

 

そんな話を川元とすると、

「それすごい良いね。居酒屋で銀行出身の起業家が飲んでてて夢を語っていたら、隣に銀行の頭取がいて、『応援するよ』というような世界観出来たら本当に面白い」

と言って、彼はすぐにSMBC出身のベンチャー経営者やベンチャー企業で活躍している仲間の集まりができあがりました。

 

3名しか参加者がいなかったときも、「続けることに意味があるんだ」と川元が言って決行し、その会が起点となって3名の絆が深まりました。

その3名が中心となり、また多くの協力いただける方の尽力のおかげで、現在では現役、退職者合わせて300名を超える方が参加しています。銀行の役員や様々な経営者の方、ベンチャー企業で活躍はもちろん、海外からもご参加いただける集まりになりました。

 

この会を起点にして、新しい事業に挑戦しようとする方、自分の人生を新しく拓かれた方、銀行で生きていく覚悟を決められた方など、多くの方が自身の生き方を見つめるきっかけを持たれたと思います。

 

多くの方々にこの会の「思い」に賛同いただきご協力いただけるようになったのは、ひとえに川元が信念をもってこの会を運営し、その思いを参加者に伝え続けたおかげです。ベンチャー会のコアなメンバーは川元がいるからこそ、この会に参加している、という方も多いと思います。彼の引力にひかれて集まっている、ということですね。

 

私は現在ベンチャーも東京も離れ、ベンチャー会の運営に関われるのは限定的となりました。あまり貢献できていないので幹事から外れようかとも思いましたが、川元の「引力」によって彼から離れられずにいます。

 

多くの人が彼の引力に惹かれ集まり、今まで以上の大事を成す。

そんな未来を確信しています。

 

こんな素敵な仲間がいる川元さん、ほんと素晴らしいと思いました。

 

◆今後の展開について

最後に川元さんからコメントをいただきました。

 

今回の取材のリクエストを受けた時は、「正直、僕で良いのだろうか?」と素朴な疑問を感じました。

なぜなら、僕のコアな活動はここ数年人間の心の奥深くにある言語で説明するのが難しい領域に足を踏み入れていて、果たして記事にできるのか?という不安が胸をよぎったからです。

 

ところが、今回初めて杉浦さんの取材を受けた今、僕の内念の迷いが消えてなんだか温かい毛布にくるまれているような感覚を覚えています。

 

インタビューの際は、普段通りに気持ちよく楽しくお話させていただきました。

それが、初稿を目にした瞬間、目を丸くしました。

難解なはずの話もあるのに、まるで杉浦さんが話しかけてくださっている声が聴こえてくるようにすっと頭に入ってくるんです。

僕の当初の疑問が消えていきました。

 

僕の話を元に、HPや過去記事、Facebookや定款に至るまで綿密な調査をしてくださり、必要なものをセレクトしてご掲載されていること。

今までのイベントへのご登壇を含めて、杉浦さんといろんな活動をしてきたことが織り込まれていること。

この記事にかけてくださった膨大な時間を感じる中で、「あぁ、そうか…この取材をしてくださるということはすなわち杉浦さんに僕は応援されているんだ」ということが腹にスッと落ちました。

 

また、杉浦さんのリクエストで深層対話の経験者に感想をもらえたことは僕の人生の財産にもなりました。

一人一人とこんなにも深く心でつながれていることが改めてとても幸せだと思いました。

そうして、こんなにもたくさんの人に応援してもらえているということが分かり、自分の在り方の背中を押してもらえたような気がします。

 

今回の取材を経て、今後はもっと前に出て行きたいなと自然と思えました。

素敵な記事にしてくださり、心からありがとうございました!

 

 【2019年元アップル副社長の前刀さんと】

 

深層対話をご褒美にして私にもしてくださると川元さん、ちょっとビビっている私がいますが。楽しみでも有ります。

 

この川元さんのインタビューを通じて、大手企業からまさに次の展開を考えている皆さんへ。

独立は簡単ではない。もう資格でなんとかなる時代ははるか昔のこと。やりたいことを徹底的に磨いてみるそうすると川元さんの様に時代を変えるお手伝いができるようになる。そう思った次第です。

川元さんこれからも長きに亘りどうかよろしくお願い申し上げます。今回インタビューにお付き合いくださって有り難うございました!めっちゃ楽しかったです!