余白を大切に!〜捨てることが心のクリーニング、悩みの種から花が咲く〜

ー杉浦佳浩

余白を大切に!〜捨てることが心のクリーニング、悩みの種から花が咲く〜


2020年 08月 03日

【今週の自戒】
余白を大切に!〜捨てることが心のクリーニング、悩みの種から花が咲く〜

先日急に連絡を下さった経営層の方、
『30分で良いので、ちょっと相談したくて』
『どうされました?』
起業メンバーとして10年
まさに突っ走ってきた。
ここ最近は事業も順調、組織も大きく、
なんの申し分もない会社で、社長の右腕。
『優秀なメンバーが増えて、自分ってこのままで良いのかな?』
その他諸々、会社での【あり方】について
とふと考え込む場面が最近あるそうで。。。

私から、
そもそもリスクを取っての起業メンバーであること
これまでの10年立派に突っ走ってきたこと
申し分ないと感じていることをお伝えし、
それでももしこれからについて考えるとすると、
【余白】ではないですか?と

これまではA4の紙1面に文字だらけ、
書き込みできるだけ
書き込んできた感じ、
それはそれで素晴らしかった、
しかし、これからは、少し捨てる勇気を持って、
余白を作りませんか?と。
家庭と会社のみで目一杯。
しかしこの10年でやってきたことは第3、第4の居場所で
待っている人がいる。そんな余白を創ってみましょう。
そのためには、任せることも大切。
私なんて、周りが善き人であり、スーパー能力高い人に
囲まれているので、最初からお願いしておりますよと。
ニッコリしながら。
30分後、なにか素敵な笑顔になっていらっしゃいました。

またある方、30代、
勤務先でも優秀な成果を出しつつ
社外コミュニティにも積極参加
しかし、なにか物足りないのですと
どうしたらもっと充実感ある日々になりますか?
とご質問いただきました。
私から、頼まれ事多くありますか?
とお聞きすると、『?』って感じ。
能動的、積極的に接することに熱心、
やるべきこと、顕在化していることに集中。
まさに氷山の一角。
海面下、見えない、周りの人の潜在部分に
どうもアプローチがない、信頼関係も低い。
頼まれごとをし辛い感じの生き方。
頼まれごとをもっと増やしていきましょう、
そこにもう少しフォーカスして、
頼まれごとから企みごとが生まれる感覚を大切に。

余白を大切に、
頼まれ事、企み事も
なにかを捨てるところから、
その悩みがあることで、
花が咲くのだと。
今週も
よろしくお願い申し上げます!

サラリーマン時代に、新しいこと、まだ見聞きを
したことのないようなビジネスに関しての話を
会議、ミーティングでしていましたが、
全く聞こうとしない人が大半でした。
以下の人生後半の生き方に共感します。
この感覚を持てて良かったと。感謝。

【人生後半生の生き方】

田中真澄氏の心に響く言葉より…

私は今年、2020年、84歳になりますが、現役の社会教育家として講演や執筆を行っています。
社会人になって61年。
そのうち前半の20年はサラリーマンでした。
日本経済新聞社に勤務し、販売店を支援する担当員を10年、続いての10年は日米合弁会社「日経マグロウヒル社」の創業に参加し、アメリカの直販マーケティングの理論と実際を体験しました。

こうした営業現場での仕事のかたわら、
「人が幸せな人生を送るにはどうすればいいのか」
「普通の人間が成功するにはどうすればいいのか」
といったことをライフワークとする研究を続けてきました。

講演でも、これまでの著書でも繰り返し述べてきましたが、国民の8割を占める「サラリーマン」の成功観は企業内での立身出世です。
したがって、学校でも家庭でも、そこに思考した教育となっています。
しかし、このような従来の考え方は「人生60年+α」時代のものであり「人生100年時代」、すなわち定年年齢65歳として、その後の人生が35年もある時代には通用しません。
今まさに、勤め先で得ていた所得や地位がなくなった後、一人の人間として、どのような人生を築いていくかが問われているのです。

今や「一身にして二生(にしょう)を生きる」(一つの体で二つの人生を生きる)時代になったのです。
その後半人生で独自の能力を発揮し、世のため人のためにどう貢献したかで、その人の成功が評価される時代になったのです。

人間の生き方を研究した人間性心理学の世界的権威、アメリカのアブラハム・マズロー博士は、
「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」
とし、自己実現欲求を満たすことが人間の究極の幸福であると主張しています。
私たちの生きる目的は幸福になることです。

その幸福は自己実現を果たすことであるとするマズローの説を用いるなら、前半の人生でどんなに立身出世を果たしても、後半の人生で自己実現の人生を歩めなければ、その人は成功者とは言えないとするのが、これからの時代なのです。
そう考えると、定年後あるいは途中で転身し、後半の人生で、自分で選んだ仕事で存分に自己実現の人生を歩めた人は、みんな成功者と言えるのです。

私が独立後一貫して説き続けた「幸せな人生を歩むための法則」は誰にでもあてはまります。
それは多くの人が実践し、成功していることで証明されています。
しかし、いわゆるインテリと呼ばれる人ほど、それを小馬鹿にし、軽視したりする人が多いのには驚きました。

そういう人は自分の成功観、すなわち勤め先で立身出世して、無事に定年退職した後は年金と退職金で余生を過ごすという考え方しか眼中になく、それ以外の幸福に関する情報には無関心です。
ですから、定年後の長い人生をどう過ごすかについて、ほとんど真剣に検討しようとしないのです。
ところが最近の定年前のサラリーマンは違ってきました。
「人生100年」の言葉を政府が使うようになってから、日本人の多くがこの言葉を口にするようになり、「もしかしたら自分も100歳近くまで生きるのでは」と考えるようになってきています。

『幸せな人生を歩むための8つの法則』ぱるす出版

田中氏は本書の中でこう語る。
『「徳は孤ならず、必ず隣有り」という諺があります。
徳のある人のそばには必ずその人を支持する同志的な人が集まる、という意味です。
確かにこの言葉通り、世の中の動きを見ているとそうなっています。
世の中を構成している人々の約8割は、大きな変化を好まない傾向があります。
現状維持が好きな人が多いということです。
一方、2割の人は、変化への対応に抵抗が少なく、良い変化であればそれを支持する側に回るのです。
そのことを、米国スタンフォード大学教授のエベレット・ロジャーズ氏は、新しい農業技術が普及していくプロセスを調べている時、「物事を創造する革新者は世の中に2.5%ほど存在し、その革新者の言動にすぐ賛同する人たちは15.5%いる」という法則性があることに気づきました。
この時、私は異様に興奮したことを覚えています。
なぜなら、私は当時から職場では新しいことを言う人間として見られていました。
新しい動きに関心があり、いつも会議などでは人の知らないことを提言していましたが、その提言の多くは否定されました。
なぜ否定されるのだろうかということが、この本を読んでわかったのです。』

脳力開発を提唱した城野宏氏は、人には二通りの生き方しかないという。
ひとつは、現状打破の姿勢。
もうひとつは、現状維持の姿勢。
【現状打破の姿勢】の人は、「主体的(人のせいにせず、自ら動く)」で、「進歩発展をめざす姿勢(常に、よりよくしていこうという姿勢)」があり、「他人の利益をはかる姿勢(協力が得られる)」もある。
【現状維持の姿勢】の人には、「人だよりで、人のせいにする姿勢(グチっぽくて、不平不満が多い)」があり、「現状に甘んじる姿勢(難しい、困った、出来ないが口ぐせ)、自分だけよければよいという姿勢(人をバカにする、尊敬しない)」がある。

現状維持の姿勢の人は世の中の8割だという。
人生の後半生は…
現状打破の姿勢に徹し、生涯現役で世の中に貢献できる人でありたい。

上記の【人生後半生の生き方】については人の心に灯をともすより引用しています。