ご縁結びのコーナー 第62回 株式会社経営参謀 新谷 健司さん 〜経営者同士が参謀にというコンセプトでコミュニティ活動を〜

ー杉浦佳浩

ご縁結びのコーナー 第62回 株式会社経営参謀 新谷 健司さん 〜経営者同士が参謀にというコンセプトでコミュニティ活動を〜


2020年 03月 10日


経営参謀のHPはこちらです。

出会いから驚きの連発だった新谷さん。会社名に込めた想い、たくさんの素敵なご縁をお繋ぎくださっている のも新谷さんです。私がお話をさせていただくことに、へー!オモシロイですね!を連発してくださりながら、「すぐに お会いしたい」とのことで、それからすぐに行動を起こして会いに行かれ、さらに自分や周りの経営者のためにビジ ネスを展開されていくところはまさに驚くべきです。最近では、私が企画する研修会で最後のまとめ、評価、感想 をまさに立て板に水の如く、スラスラ客観的に且つ手短に誰にでも解りやすくお話しくださいます。天才芸的に、 いつも聞く側で、自分が主催者であることも忘れてしまいそうなくらいです。そんな新谷さんについてお伝えしたい と思います。

【経営参謀著者の稲田さんと社名の由来から】

◆ブーメランのようなご縁でお会いしました! 繋がるご縁の中でお会いしたのが新谷さん、私が投げたブーメランが戻って来たような感じの出会いでした。そ のきっかけはストリートスマートの松林さんでした、当日松林さんと企業向けの事業展開を試行錯誤していると きに、懇意のトーマツさんにグループ会社のトーマツイノベーション株式会社(現在の株式会社ラーニングエージ ェンシー、以下当時の呼称を記載します。)の大阪のご担当(今も仲良くしてくださっている井上さん、現在は白潟総合研究所に在籍)である松林さんと面談。その後井上さんが同じ会社で東京の担当だった新谷さんに松林さんを紹介し、松林さんが新谷さんと仲良くなり、その後、独立起業の時に松林さんに相談のところ私にご縁が繋がったという変遷です。元々のご縁から、新谷さん、そしてご紹介の松林さんとは誰のどんな感じで仲良くなっていったかもうわからないくらいたくさんのご縁が広がっています。感謝しかありません。

新谷さんと最初に会ったのは渋谷のマークシティのスタバで連続アポイントでバタバタだったことを記憶しています。その時に私の起業について話し、クライアントとの距離感、接し方、考え方を好き勝手にお話させていただいたのですが、真剣にお聞きいただき、その時の鋭い目線と、帰り際の笑顔が鮮明です。このご縁は続くと確信したのもその時でした。

◆起業に至るまで
新谷さんのご紹介。まずは個人の人となりを。
ご出身は、静岡県、今も週末はご自宅。平日は、静岡の川根本町の地域活性化にも取り組んでいらっしゃ
るので静岡、東京をいったりきたりされています。この考え方良いな、と私も思っていて、私も週 3 日程度は東京に来ているのが丁度いい感じ。何か東京の情報に触れながらも【地元】にもいることの大事さを大切にしたいと思いますね。学生時代のお話になりますが、大学に一旦入学するもパチプロになり、月収100万円は超えるような生活にもなっていたそうですが、どう頑張っても年収2000万円が天井(お金だけではないですが)。

大学に通う意味、自分を見失っているところに気付き、退学。そこから、理系出身というのもありプログラミングの専門学校に通うようになったそうです。
そこからエンジニアとしての道を選択し IT 企業に入社して、超大手企業に派遣されシステム構築をしていたそうです。元々派遣されていた企業では自由度もあり楽しく働いていたそうですが、全く180度違った企業に担当が変わった瞬間に潮時を感じ、たまたま過去、取引先の関係で知り合った方から声がかかった先に訪問したのがトーマツイノベーションで、そこで当時、代表だった白潟さんとの面談でビビッと来て転職を決意。何の仕事をするか、何ができるか後先関係ない転職でしたと笑顔で話していらっしゃいました。「この人と仕事がしたい」という一言、白潟さんの人間力だと感じます。この時、新谷さんは、25、6歳だったそうです。そこから 10 年間突っ走ってきましたと。管理本部、営業、コンサル、セミナー講師、経営企画、採用。IT を知っている人が少なかったおかげでありとあらゆる仕事を経験できたそうです。

トーマツイノベーションは元々ISO、プライバシーマークのコンサルが発祥、そこから定額で多岐に亘るセミナー、研修を受け放題というビジネスモデルを開始、新谷さんが辞める頃(36 歳)には会員企業が 6000 社以上になっていたそうです。

会社員生活最後の時期に、経営者コミュニティを立ち上げから担当し、そこで会社の制約、限界を感じて独立を意識するようになったそうです。新谷さんにお話をお聞きしていて、自分に正直な、周りに流されない人だなと感じました。

◆経営参謀の誕生。起業後も都度都度お会いさせていただきながら。
経営者コミュニティを自分流でやってみたい。一番大切にしているコンセプトが、「経営者同士が参謀となること」。まさに【同志】の感覚ですね。HP 冒頭の【挑戦する経営者に情報と元気を】。このコンセプトを冠に、株式会社経営参謀はスタートしました。HP にある【経営事例まとめ】は相当に役立つものですので、ご覧いただけると情報の大切さを認識できるように思います。


お会いして、最初に私が新谷さんに、『社名の由来はひょっとして?』とお聞きしました。そのお聞きした内容がずばり正解でした。
『新谷さん、稲田将人さんのファンですか?』と聞いたのでした。そこから、稲田さんに連絡をし、社名
に稲田さんの経営参謀を付けている経営者に会ってください!とお伝えし、面談が成立しました。この
辺りは稲田さんのことを私の HP で書いていますのでご覧ください。該当の記事はこちらです。
定期的に何か決めて会っているとか、研修会等やっているわけではありません。不思議にご縁が続いているのが新谷さんとの関係です。私にとってはありがたい存在です。繋いでくださったご縁の数々、イベントの数々についてお話しておきたいと思います。

・ご縁の源であり、たくさんのご縁をつないでくださっている新谷さん

参謀バーを出店されている時にお会いしたのが、食べチョクを運営されている、秋元さん。秋元さんが起業当初でありこれからという時にお会いできて、今ではなかなか多忙すぎてお会いするのも憚れる感じでしたが、この頃お会いできたことから、秋元さんの起業家仲間もたくさんご紹介いただいています。若い世代の経営者へのご縁の源的存在です。

秋元さん以外にも、たった3分、5分程度の当初のご縁から今では、かなり深く仲良くしていただいている、スペサン植松さん、同様にレリックの北嶋さんも新谷さんのご紹介です。また逆に私からもIT系を中心に若手起業家を相当数お会いいただいてそこから、経営参謀の会員企業にご紹介をいただく場面も数多くご支援いただいています。

・勉強会の共同開催も一緒にやっています

代表世話人株式会社として過去からいろんな研修会、主催、共催、協力と多数企画実践してまいりましたが、最近東京で開催する研修会については新谷さんと一緒に開催させていただく場面も増えています。

もう3年前になるのがインディージャパンの津嶋さんを講師にお迎えして開催した、【巻き込む力】の勉強会でした。当日の写真等はこちらです。


前職での講師、コンサルで のご経験からか、あまりにも小気味よく、要点をまとめて、講師に投げる、講演全体もまと めあげる力が素晴らしくて、そ こから新谷さんとの共催で研 修会の反響もより良くなって います。

巻き込む力以外には、昨 年は、Salesforce さんに会場をご提供いただいて、同社の顧客創造についてのお話や 営業・経営の KPI についての 研修会を2回開催いたしま した。そこで新谷さんがファシリテートしてくださって会自体も大いに盛り上がった次第です。

Salesforce社にて1回目の研修会についてはこちらをご覧ください。

同様に2回目の研修会はこちらです。

【Salesforce社にて研修会を実施時に】

今年には、IT参謀の研修会で、GM総研の加藤さんに講師をお願いしたさいも質疑応答で新谷さんにご支援をいただきました。その時の開催風景はこちらです。

印象深いイベントには、新谷さんが経営参謀の会員企業向けに、私の懇意にしてくださっている、120年以上歴史のある日本で一番の保険代理店【株式会社龍崎】の齋藤社長様に講演をお願いした際です。スライドは一切なし、マイク一本で会員さんにお話をされる、齋藤さんのお話に皆さん真剣に耳を片むけていらっしゃる姿にある種感動すら憶えました。お役に立てて良かったと思えた瞬間でした。龍崎さんについてはこちらをご覧ください

東京を離れて、山梨の人口700名の小菅村にもご一緒しています。この村は、さとゆめの嶋田さんが村全体をホテルにするという構想を実現され、各メディアでもかなり取り上げられました。村への訪問の前日にはWBSにも特集があり、このプロジェクトの意義が社会的にも評価されました。当初、村の活性化案に、少しだけアイデア出しと、懇意な方々をご紹介することからこのプロジェクトは始まります。新谷さんもこのプロジェクトに興味を持っていただき、一緒に山梨まで。この時をことはこちらを御覧ください。

当日の新谷さんのハイテンションであったこと記憶に残っています。ご自身が展開されようとしている、静岡県の川根本町の地域活性化についてもお話しくださいました。今後の展開の部分でこのあたりまとめたいと思います。

このプロジェクトにはこちらを御覧ください

当日の新谷さんが非常にハイテンションであったことが記憶に残っています。ご自身が展開されようとしている、 静岡県の川根本町の地域活性化についてもお話しくださいました。今後の展開の部分でこのあたりをまとめた いと思います。このプロジェクトにはこちらを御覧ください。

◆今後の展開についてもお聞きしました。
・なぜ川根本町か?
経営参謀の会員企業である、会社さんが静岡県(川根本町)にサテライトオフィスを設置するところが発 端、自身のご自宅が静岡であることもあり、週末帰宅する【ついで】に絡めてお手伝いしますよ、ということからど んどんその面白さ、社会的意義にのめり込んでいったそうです。このあたりの想いは前述のプロジェクト K の設立 趣意書にも現れています。
下記にて。
住民が『ずっと住みたい』と思う町をつくる。
そのために、
① 行ってみたいと思われる。
② 働いてみたいと思われる。
③ 住んでみたい、住み続けたいと思われる町をつくる。
その実現のために、熱意のある官・民・学の有志が集まり、やるべきことを話し合い、そこで決まったことを周囲 を巻込みながら実践に移す。
その実践内容が全国的に評価され、『川根モデル』として他の地域のお手本になることを目指す。
まずは行ってみたいと思われる。大切ですね。


・関わり続ける中で中心人物に。
元々アイデアマンの新谷さん、関わり続けるう ちに、たくさんの施策を思いつき、話し始めると、こ れも、それも自分がやりだす立ち位置に。今では、 80を超えるアイデアを組成、例えば、社会貢 献で、お茶の売り方を変えてみて、たばこの自販 機でお茶をお土産として販売してみる、高校生による株式会社の立ち上げ等々、だれもやったこ との無いことにチャレンジをされています。
この情熱に私も現場を見たいと思い、今年の オリンピックシーズンには、川根本町を訪れること にしました。そこで、私自身もお役に立つアイデア を出し、ご紹介できる人脈を考えたいと思ってい ます。

◆最後に新谷さんから一言も
5 年前、杉浦さんとはじめてお会いしたときにお聞きしたお話 ~人の見極め方、人のつなぎ方、相性の見 極め方、信頼を重視する、報酬に対する考え方(成功報酬はもらわない)など~ は、今も私の行動指針 になっています。それから毎月のようにお会いすることになるとは思ってもいませんでした。そして、お会いする度に 「すごい人」のお話を聞かせていただくだけでなく、その場ですぐにお繋ぎいただける。杉浦さんから 100 名以上 のご縁をいただき、その結果、私の幅が大きく広がりました。

杉浦さんにお返しをしたいのですが、お返ししきれるわけもないので、他の方に恩送り(ご縁つなぎ)をしてい ます。
というわけで、私から誰かを紹介された方は、杉浦さんに感謝しなければならないということになります(笑)

話は変わりますが、私は 3 年前から静岡県の山奥の過疎地、川根本町に携わるようになりました。 川根本町は、人口 6,600 人強、高齢化率 47%超、人口は毎年 200 人減、一昨年生まれた子供は 14 人、町の財政も悪化、消滅可能性都市ランキング静岡県 1 位と、課題だらけの町です。ただ、この町には 危機感を持って町を変えていこうという、熱意のある方がたくさんいます。
そしてそんな皆さまと触れ合っている内に、心の奥からふつふつと使命感が湧いてきました。これは人生初の 感覚です。しばらくの間、この感覚に素直に行動しようと思っています。

読者の皆さま、ぜひ一度、川根本町に遊びに来て下さい!
(機関車トーマス、SL、夢の吊り橋、奥大井湖上駅、寸又峡温泉、特徴的なキャンプ場、茶摘み体験、 農家民泊など、見どころ満載です!)

素敵なコメントを有難うございます!私もオリンピックシーズンには川根本町に参ります、ご一緒できる方を募 りたいと思っています。 新谷さんの活動領域が広がり、中小企業経営者の皆さんが益々元気になりますように!

※このコーナーは、お世話になっている、ブレイン・サプライ社が毎月発行している【ブレイン・サプライ通信】に、私が日々の出会いの中で、仲良くして頂いております、企業様、経営者様について話題をお伝えするコーナーである【今月の縁結び】と連動している企画です。内容に若干不明な場面もあるかもしれませんが、ご容赦下さい。