逆境下でも、仲間がいれば何でも出来る。と東京消防庁の元隊長、佐藤さんに教わる。

ー杉浦佳浩

逆境下でも、仲間がいれば何でも出来る。と東京消防庁の元隊長、佐藤さんに教わる。


2020年 03月 02日

『よく聞き考え 自分のものに』

お会いできるまでワクワクが
ずっと続いていた方に先日
お会いできました。

お名前は、【佐藤康雄】さん
親子3代で消防士、
東日本大震災時、
東京電力福島第1原発3号機への放水をした
東京消防庁の緊急消防援助隊、138名を
組織された元隊長の佐藤さんでした。
佐藤さんの記事はこちらです。

「福島原発に行ってくるよ」
と奥さんにメール
「日本の救世主になってください」
と返信があったそうです。

何が起こるかわからない現場に
覚悟をもって急行した時
どうしてミッションを乗り切れたか?
最大の理由はなんですか?と
お尋ねしました。

返事は
『仲間がいたからです』
そして
『隊員ひとり、一人が自分で考え、判断、実行してくれたから』
と教えて下さいました。

まさに人づくりの大切さだと

またある時、庁内の仕事で、
人力で、作業を繰り返して
現場が疲弊している場面を見ていて
消防庁に情報システムを導入しようと
自らの担当外ながら動いた時のお話も。

システム会社に外注見積もりを取ると
数十億後半だったとか。
とてもそんな予算は掛けられない。
そこで、佐藤さんは、庁内の【仲間】
10数名に声を掛けて、そのシステムを
自分たちで創ったそうです。。。。

そのシステム、
今もちゃんと動いていると
笑顔で。

お金でも、モノでもない、
仲間がいれば何でも出来る、
これだけの事を成し遂げられたからこそ
重く、響きました。

本当の仲間を大切に
今週も
よろしくお願い申し上げます!

情報に右往左往して
自分の考えもない
そんな風潮に、
生きる姿勢を改めて
問われているように
思います。

【逆境に対する姿勢で人は問われる】

ジェフ・ケラー氏の心に響く言葉より…

さてここで、悪い状況や問題、失敗がもたらす7つの恩恵について指摘しよう。

1.バランスのとれた物の見方ができるようになる
命にかかわる病気から生還したなら、タイヤがパンクしようが屋根が水漏れしようが、もうそれほど困らない。
自分の人生における大切なことに目を向けることができるようになる。

2.感謝の気持ちを持てるようになる
人は何かを失って初めて、その大切さに気づく。
感謝しなければならないことに意識を集中すれば、生活にさらに多くのものをもたらすことになる。

3.潜在能力を引き出してくれる
窮地を切り抜けたり障害を乗り越えたりしたあとで、人は精神的により強くなる。
人生はあなたを試し、あなたはその試練に耐えたのだ。
だから、次のハードルが現れたとき、あなたはよりうまくそれと取り組むことができる。
問題と試練は、私たちの中にある最善のものを引き出してくれる。

4.変化を起こし、しかるべき行動を取るよう激励してくれる
生活がどれほど退屈であったり苦痛であったりしても、ほとんどの人は慣れ親しんだ古いパターンにしがみつく。
心の姿勢を変えようという気になるには、危機的状況やたびかさなる困難に直面する必要がしばしばある。

5.貴重な教訓を与えてくれる
失敗したベンチャー・ビジネスの例を考えてみよう。
起業家は次のベンチャーで大成功を収めるための何かを学んでいるのかもしれない。

6.新しい扉を開いてくれる
ある人間関係が終わり、より満足のいく人間関係が始まる。
失業して、よりよい仕事が見つかる。
これらの例では、「問題」はまったく問題ではなく、姿を変えたチャンスである。
人生のひとつの扉が閉ざされても、よりよい扉が開かれるのである。

7.自信と自尊心を築き上げてくれる
障害を克服するために必要なすべての勇気と決意を持つとき、気力がみなぎり自信がつく。
自尊心が高まり、そのポジティブな気持ちで次の行動に取りかかることができる。

『できる人とできない人の小さな違い』ディスカヴァー

逆境や問題から学ぶことができ、成長することができる人は、それを「人のせいにしない」。
そして、まわりのせいや、政治や時代のせいにはしない。

政府が悪い、トップが悪いといくら言っても、今まで起きてしまったことの状況は変わらない。
ダメな経営者が「景気が悪いから我が社も悪い」と言っているようなものだ。
つまり逆に、「景気がいいから我が社も良い」というなら、その経営者はいらないことになる。
すべて景気任せだからだ。

声高に誰かを非難している人は、自分の胸に手を当てて考えた方がいい。
もし、自分がそのトップの座にあったらどんな手を打つかと。
もっとましな手が打てたのかと。

決断を下すには、様々な条件が重なり、何かを選べば何かを捨てなければならない。
全員がオッケーになってハッピーになることなどこの世に一つもない。
そして、状況は刻々と変わり、昨日打った手は今日は正解ではない。

その中で決断するのだ。

結果を非難するのは誰でもできる。
それは、冷暖房の効いたテレビの前で、死闘を繰り広げるボクサーを見て罵(ののし)るようなもの。

「逆境に対する姿勢で人は問われる」

今、生かされていることに感謝し…
人のせいにせず、さわがず、
目の前のやるべきことを淡々とまっとうする人でありたい。

上記の【逆境に対する姿勢で人は問われる】については人の心に灯をともすより引用しています。