欲まみれ向かう先は針の山、久しぶりに、自分事で一生懸命な人と会話して

ー杉浦佳浩

欲まみれ向かう先は針の山、久しぶりに、自分事で一生懸命な人と会話して


2020年 02月 24日

・欲まみれ向かう先は針の山
手前に、自分ごとで一生懸命な人とした方が
わかり易いと思って眺めていました。

周囲の人が笑顔になることを考えていれば
そこに【欲】を求めれば
針の山にはならない。。。。

先日、久しぶりに連絡を頂いた方、
以前から自分の仕事に一生懸命過ぎると思う人
私からは連絡はすまいと思っていましたが。

やり取りをしていて
相変わらず自分のこと、自分の仕事のことだけ
あることで落ち度があることを
私が指摘すると上席を引っ張り出してきて、
言葉は丁寧に、でも問題の本質はどうも理解していない。

その数日後その人のからのメール、
また相変わらずでした。
自分のことしか見えない、
そんな人になってはいけない、
と教えてもらえたと感謝。

気づけば
【すみません】がどこにもメッセージになかった、
そう思っていないからそうなる典型。
相手に時間をもらっている、
使ってもらっているだけでも
感謝を忘れない、1週間に。
今週も
よろしくお願い申し上げます!

【「すみませんが」という言葉】

鴨下一郎氏の心に響く言葉より…

いわゆる、「逆ギレ」というのは、筋の通らない話です。
迷惑をかけたほうが迷惑を被った人へ、悪いことをしたほうが正しいことを主張している人へ、ムカッ腹を立てるのですから、こんな大人げないことはありません。
寝坊して、「どうして早く起きれないの」と叱られたお子さんが、「どうして、ぼくが目を覚ますまで、起こしてくれなかったんだ」と、お母さんに腹を立てるようなものです。
まったく大人げがない。

たぶん人は、一方的に悪者にされることに耐えられないのでしょう。
非は自分にあると十分にわかっていながら、それでも耐えられない。
だから、すなおに謝れない。
反省できない。
「悪いのは、自分だけではないじゃないか」と反発して、腹を立てるのです。
とはいえ、腹を立てれば相手から、いや相手のみならず周りの人たち全員から「大人げない人だ」と見なされて、いっそう軽蔑されるでしょう。

私は、あっさりと「すいません」と、白旗を上げるほうがいいと思います。
そうすれば、「潔いい人だ。人間ができている」と、かえって尊敬されます。
軽蔑されるよりも、尊敬されるほうがいいでしょ?

今、駅員さんは命がけ、と聞きました。
夜9時をまわった時間帯。
とくに、忘年会シーズンの12月。

酔っ払ったお客さんに、不用意に「ここは禁煙ですよ。タバコを吸ったらいけない場所ですよ」と注意しようものなら、「なにを、このヤロウ」と逆ギレされて、カバンを振り回す。
あるいは、ホームの下へ突き落そうとする。
また、傘で刺すこともある。
逆ギレされて、命を落としかねません。
冗談ではなく、本当に乱暴な人が少なからずいるというのですから、物騒な世の中です。

一方的に悪者扱いされると、逆ギレする…、と述べました。
ですから駅員さんたちは、語りかけ方に工夫しているそうです。
「すみませんが」と謝ってから、「ここは禁煙です」と注意する。
駅員さんが謝る必要はないのですが、このひとことをつけ加えることによって、「一方的に、あなたを悪者扱いするんじゃありませんよ」と、暗に伝えるのです。
これ、逆ギレを防ぐ効果あり、だとか。
相手に「腹を立てさせない」ためのコツとして、私たちの日常生活の中でも応用できそうです。

日本人は「すみません」という言葉をよく使います。
また、よく頭を下げます。
謝らなくてもいいのに謝って、頭を下げる必要はないのに頭を下げます。
よく揶揄(やゆ)されたり、非難されたりする日本人の習慣ですが、必ずしも悪いものだとは思いません。
昔から無意識のうちに実践している、お互いに「腹を立てない生き方」をするための、大事ナコツなのではないか?と思います。
先に「すみません」と頭を下げるのは、「一方的にあなたが悪いといっているのではありませんから、誤解しないでください」と、暗に相手に伝える行為なのかもしれません。

「すいませんが、今日は『燃えるゴミの日』なんですから、『燃えないゴミ』を出されてはこまります」といったように、「謝ってから、相手を非難する」という、論理的には矛盾した言葉の使い方をします。
論理的には間違っているのでしょうが、心理的には「すみません」のひとことで、相手もすなおに「すみません」といえます。
相手が腹を立てずに、注意に従ってくれれば、こちらもまた腹を立てずに済みます。
この言葉によって、人間関係のストレスが軽減されているとすれば、それはそれで役に立っているのでしょう。

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西田文郎氏は「素直さ」についてこう語る。
『監督やコーチに反感を持ち、腹をたてたり、また注意されると「チェッ」「うるせえなあ」とすぐ反発して、不服そうな顔をする選手がいます。
そういう素直さのない選手は、適切なアドバイスにも耳を傾けられなくなります。
さらにスポーツ選手にとって最大の敵といえるストレスを四六時中かかえることになります。
素直でないとは、別の言葉でいうと「ひねくれている」ということです。
人間関係がスムーズにいかず、いろいろな場所で衝突やトラブルが多くなります。
素直か、素直でないひねくれ者か、確かめる方法があります。
「面白くないなあ」「つまらない」「やってられない」「バカらしい」「クソッ」「このやろう」「あいつのせいだ」「誰も自分のことをわかってくれない」…。
こういう言葉をすぐに口にしたり、心の中で思ったりしやすいのは素直でない選手です。
一方、「ありがとう」「ありがたい」という気持ちが強いというのが、素直な人の特徴です。』(NO.1メンタルトレーニング/現代書林)より

反感を持ったり、反発する姿勢が普段から多い人や、負の感情をため込みやすい人は、逆ギレしやすい。
また、「自分の方が上だ」、「下に見られたくない」と強いプライドを持っていたり、コンプレックスを持っている人も逆ギレしやすい。
そして、頭にカーっと血が上ると、自分の感情を抑えられず、普段の地が出てしまう。

そういう人に対しては、自分が一旦引いて、オブラートに包んだ言葉をかけることが有効だ。
真正面から、注意でもしたら、ケンカになるだけだからだ。
それが、「すみませんが」という言葉。

普段から負の感情をためこまず…
感謝多き、素直な人でありたい。

上記の【「すみませんが」という言葉】については人の心に灯をともすより引用しています。