【今週の自戒】人間らしく、自分らしく。

ー杉浦佳浩

【今週の自戒】人間らしく、自分らしく。


2026年 10月 05日

【今週の自戒】
人間らしく、自分らしく。

杉浦さん、
良い時代になったと思いますよ
と話してくださったのは、
なかじましんやさん。

今から33年前、
日清食品カップヌードルのCMで
原始時代を想定した映像は
今でも記憶に残り衝撃的でした。
当時、カンヌ国際広告映画祭でグランプリを

受賞したこのCMの総責任者だったのが

なかじまさん。当時34歳。
先日ゆっくりお話を伺う機会があり
当時のことから今のお話をお聞きしました。
新卒入社の東北新社では最後は社長まで。
現在は、現場に戻り、映像制作指揮を
最前列で指揮しているとのこと、
お会いした日の翌日は
宮古島日帰りで行ってきますと
ニコニコ顔でした。現場感最高でした。
映像制作におけるAIの状況はますます浸透して
人間の感性を超えたものも多くできるように
なってきたと話してくださいました。
なかじまさんにAIの時代について意見を求めると
『神様が人間本来の生き方をしなさい』と
教えてくださっているのがこれから大切なこと。
人間が今まで大切だと思っていたことは
実は大切ではなく、原始古来、大切だったことに
回帰していく。そう思っています。
人間らしさってなんだろう
自分らしさってなんだろう
その掘り下げることを意識したいですね。
それ知ってます
あれできます
そんな会話はどうでもよくて、
あの人といると楽しい
あの人と話すと落ち着く
そこに到達できる人で
ありたいですね。
信用、信頼価値創造を大切に
自分らしさを醸し出し
顔の見える世界でファンベースを
持てる人でありたいと学びました。

今週もよろしくお願い申し上げます。

【ファンベースがますます重要】
佐藤尚之氏の心に響く言葉より…

どんなにいい広告を作っても、どんなにいいイベントで人を集めても、どんなにいいインフルエンサー投稿がSNS上に溢れても、生活者がAIにひと言「これどうなの?」と聞くだけで、AIは数秒で膨大な情報を整理して教えてくれる。

「確かに良い商品ですね。新素材の評判も悪くありません。
ただ、レビュー847件を分析すると、耐久性に関する不満が目立ちます。
同じ価格帯なら△△のほうが評判がいいようですし、私もオススメします」

年間何億円もかけた広告キャンペーンが、たくさんのネット上の情報が、たった一回のAIへの相談で整理され、無効化される。
ネットやSNSですでに情報の非対称性は崩れはじめてはいたが、AIの登場でそれは 「真の崩壊」を迎え、ほぼ対等になった。
なんならAIのほうが情報を多くもつようになるくらいだ。

AIがより進化して秘書・執事的になると、ご主人個人のデータ(経済状況や趣 味嗜好、家族構成や健康状態など)という「買い物においてとても重要な情報」をもつようになる。
つまり、買い物という取引において「企業側より圧倒的に有利な情報」をもつようになる。
では、伝えたい相手(AIと人間)が送り手(企業)とほぼ同等の情報をもつとき、送り手は「伝え方」をどう変えないといけないのだろうか。

この、AIと一心同体のように生きていく生活者を、本書では「世界一賢い生活者」と呼びたい。
AIは「知識」ではとっくに人間を超えている。
どんな博識な人間もかなわない。

「知能」においては、特に論理的思考や計算、パターン認識なんかはすでに人間超えと言ってもよい。
その他の思考能力もそろそろ人間に追いついている。
たまにハルシネーション (幻想)というミスも起こすが、最近では目に見えて減ってきている。

ただ、「知性」ではまだまだ当分人間にかなわないし、自己意識や倫理観、共感性などは獲 得できない可能性も高い(獲得してほしいとも思わない)。
その、何だってくわしく知っているAIが、生活者のスマホに(文字や画像・映像でやりとりする)、あるいはイヤホンに(音声でやりとりする)、あるいはメガネに(視覚も手に入 れる)、24時間常駐し、生活者の「買い物」に付き添うようになる。
そして、ご主人であるその人の用途や趣味嗜好などに合わせて、たくさんの商品の中から「最適」なものをオススメしてくれるようになる。

さらにAIがもうちょっと進化すると、ご主人の今朝の睡眠時間、現在の体調、今夜の会食、今週末の家族旅行、来月のマラソン大会なども把握したうえで、最適な商品をオススメしてくれるようになる。
しかも、その人ひとりだけじゃない。
たぶん日本ではほとんどの人がAIを使うようになる。
つまりほとんどの人が「世界一賢い生活者」になる。
日本が世界一賢い「買い物客」で埋め尽くされる。

『AIに選ばれ、ファンに愛される』日経BP

佐藤尚之氏は、「マーケティングという概念ができて以来最大の事件かもしれない」という。
それは、世界が「世界一賢い生活者」で溢れかえるとき、マーケティングという概念が変わる、ということ。
そして、世界一賢い生活者に買ってもらうためのルートは大きく2つに集約される。

1.AIルート(AIに選ばれる道)
2.ファンルート(ファンに愛される道)

2つとも厳しい道だが「選ばれ続ける」ことこそがシナジー(相乗効果)を生む。
「選ばれ続ける」とは「愛され続ける」こと。

ただし、AIルートで「選ばれ続ける」ことは、本当に難しい。
これは、資金が潤沢にある大手大資本の選ぶ道だ。
だからこそ、AI時代には、中小企業はファンルートを選ぶしかない。
ファンルートは、競争のない世界だからだ。

「たとえば、あるカフェのファンがいるとして。
すぐ近くに新しいカフェができた。
コーヒーは50円安い。
席も広い。
Wi-Fiも速い。
AIも「新しいカフェのほうがお得です」と推奨してくる。
でも、ファンは従来通り通い続ける。
なぜだろう?

だってそのカフェには思い出があるから。
店主との会話が楽しいから。
自分の居場所だと感じるから」

つまり、AIの競争では「スペック(性能・機能)」の競争になる。
あらゆる条件の中で、よりよい条件を探す。
しかし、ファンは多少値段が高かろうが、設備が少し古かろうが、「スペック」ではなく、「好き」や「楽しい」という感覚で楽々とそれを乗り越えていく。

AIの時代、ますます「ファンベース」が重要となってくる。

上記の【ファンベースがますます重要】については人の心に灯をともすより引用しています。