第135回ご縁結びのコーナー 株式会社エックスラボ 藤さん 人の縁が繋がり続ける人生 素敵なご縁持ちの人生!
2026年 04月 11日
有り難う、恩を見つける天才 周囲に感謝の心で徹底的に付き合う人という副題も浮かんでくるのが今回の藤さんです。お話をお聞きしていて、男版【おしん】の様な人生を送っていると言われたことがあるそうですが、私がお聞きしていても、まさに!と感じるほど壮絶でありながらも、子供の頃はぐれることもなく、大人になっても機会をきんと結果を出し、恩に報いることを徹底してきたからこそ、今の人生、繋がり続けるご縁の山脈を形成されているのだと思います。年齢からは想像できないほどの信頼関係を構築されており、私もその中に入れてもらえて幸せであります。過去からの経験を今の会社経営に活かし、人づくりにも実践されています。会社HPの冒頭にある、言葉→私たちの商品は「結果」です。は並ならない決意であり、実際に結果を残してこないと掲載できないと感じます。

【最近の藤さん】
【目次】
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プロローグ:内向的だった「引っ込み思案」の少年時代 -
原体験:豆電球の下での勉強と、運動神経への大きな誤解 -
転機:野球のボールが捕れない日々から、ハンドボールとの出会いへ -
覚醒:近畿大会優勝と、身に染みた「勝負の哲学」 -
22歳の船出:生きるために選んだ「個人事業主」という決断 -
29歳の倒産:すべてを失った絶望と、再起を支えた「人の縁」 -
エックスラボ創業:なぜ「マーケティングの研究所(Lab)」なのか -
セミナーDXの核心:日本のBtoBビジネスを蝕む「16.5時間の非効率」 -
生産性革命:オートウェビナー配信による工数96%削減の事実 -
社員への愛情:かつての自分と同じ「29歳」の仲間を守る誓い -
社員総会の真意:ベクトルを合わせ、ひとつの家族になる儀式 -
特別対談の記録:安藤忠雄氏の背中から学んだ「闘い続ける勇気」 -
未来展望:「セミナーベース経済圏」の構築による社会への恩返し -
エピローグ:あの頃の自分へ――言葉を紡ぎ、挑戦を続ける理由
1. プロローグ:内向的で繊細だった「引っ込み思案」の少年時代
現在の藤勝行氏は、35名のプロフェッショナル集団である仲間を牽引し、世界的起業家団体EO大阪の第11期会長を務めるなど、強力なリーダーシップの象徴のような存在です。会長時代の藤さんの自信に満ち溢れ、猛獣のような関西の特徴的な経営者のお歴々を見事に手名付けておられるような感覚を覚えています。しかし、藤さん自身の口から語られる幼少期の姿は、そのイメージとは正反対のものです。
「本当の僕は、人前に出ることが何より苦手な、ひどく引っ込み思案な子供でした。自分から何かを主張することなど考えられず、常に誰かの後ろに隠れていたい。気の優しい、悪く言えば非常に目立たない少年だったんです」
この内向的な気質は、単なる性格的なものではなく、周囲を客観的に観察する繊細な視点を彼に与えました。この視点こそが、後に彼が「人の心」を動かすマーケティングの世界で、細部まで配慮の届いた戦略を立てる礎となったと感じます。

【2025年末に会社訪問時】
2. 原体験:豆電球の下での勉強と、運動神経への大きな誤解
藤氏の幼少期の環境を象徴する、ある強烈なエピソードがあります。
小学生の頃、家は6畳一間に家族4人で慎ましく暮らす環境。ドラえもんの様に1人部屋は押入れの中に十分な明かりがなく、夜は豆電球(豆球)ひとつで勉強をしていました。暗い中で必死に文字を追っていたため、次第に視力が落ちていたのですが、子供だった藤さんはそれが当たり前だと思っていて、自分の目が悪いことにすら気づいていませんでした。
この「無自覚な視力の低下」が、藤さんにある大きな誤解を植え付けることになります。
「当時、みんなで野球をして遊んでいたのですが、僕は飛んでくるボールがうまく見えずに取り損ねてばかりでした。でも、自分が目が見えていないという自覚がないので、僕はそれを『自分の運動神経が極端に悪いせいだ』と思い込んでしまったんです。周囲からも、自分自身でも、運動ができない人間だと定義づけていたのがこの時期でした」
小学校時代はお母さんの愛情を受けながらも貧しい家庭環境から自転車がなくて走って友人と遊びに行くようなことも、その状況を藤さんは受け入れ、八つ当たりをすることもなかったそうです。その優しさから、引っ込み思案の小学校生活となっていたそうです。
3. 転機:野球のボールが捕れない日々から、ハンドボールとの出会いへ
自分が運動に向いていないと信じ込み、内向的な自分に拍車をかけていた少年時代。しかし、中学に進学し、藤さんは自分の当時の状況に合致したスポーツに出会います。それが「ハンドボール」でした。
「野球のように遠くから飛んでくる小さなボールは見えづらかったけれど、ハンドボールのボールは大きくて、何より『掴める』距離にあったんです。自分の手の届く範囲で、大きなボールを扱うハンドボールであれば、自分でもプレーできる。この出会いが、自分は運動ができるんだという初めての成功体験と自信を与えてくれました」と藤さん
自分が運動神経が悪いわけではなかったという発見。そこから彼はハンドボールにのめり込み、自分の特性を活かした「戦略的な努力」に目覚めます。積極性もこの頃から動き始めました。生活環境も小学校時代とは違い『普通の家庭』生活と変化もあったそうです。

【仲良し経営者の和田さんと】
4. 覚醒:近畿大会優勝と、身に染みた「勝負の哲学」
自分自身の活かし方を掴んだ彼藤さんは、そこから凄まじい自己研鑽を重ねます。中学・高校とハンドボール部で活躍し、ついには近畿大会優勝という快挙を成し遂げました。素晴らしい!これは大きな自信に繋がりますね。
ハンドボールを通じて学んだのは『勝負の神様は細部に宿る』という哲学でした。1ミリの油断、一瞬の判断の遅れが、勝敗を決定づける。徹底した準備こそが勝利への唯一の道であるという考え方は、現在のビジネスにおける私の信念そのものです。あの時、豆電球の下で目を細めていた少年が、自分の力で勝負の要諦を掴み取った。それが藤さんの原点だと思います。
5. 22歳の船出:生きるために選んだ「個人事業主」という決断
関西外国語大学短期大学部を卒業した藤氏を待っていたのは、一般的な新卒の就職活動ではありませんでした。家庭事情により、藤さんは自らの手で稼ぎを生み出さなければならない環境だったそうです。
「22歳の時、家庭の事情から、私が稼ぎ手として自立せざるを得ない状況になりました。社会の仕組みも右も左も分からない状態でしたが、生きるために個人事業主として起業するという選択肢以外、当時の僕には残されていなかったんです」
華々しい志というよりも、「生きるために戦う」という、泥臭くも切実な決意から彼の経営者人生はスタートしたのです。
親族の交通事故の関係で、相手への賠償責務を全て背負い込んだ藤さんは、必死に働き続けて賠償を完済していきます。20代で本当に重い責任感を全うされました。
6. 29歳の倒産:すべてを失った絶望と、再起を支えた「人の縁」
24歳で法人化を果たし、事業は一時期順風満帆に見えました。しかし、29歳の時に人生最大の転換点を迎えます。経営していた会社の「倒産」です。
「すべてを失いました。地位も名誉も、そして守りたかった会社も。周囲の方々に多大な迷惑をかけた悔しさと申し訳なさで、一時は目の前が真っ暗になりました。でも、そのどん底でも僕を見捨てなかったのは、これまでの人生で大切にしてきた『人の縁』でした」
「すべてを失った僕に、『もう一度やれ』と言ってくれる人がいた。あの時感じた絶望と、そこから救い出してくれた人々の温かさは、一生忘れることはありません。この恩を返すために、もう一度ビジネスの世界で戦うことを決めました」
7. エックスラボ創業:なぜ「マーケティングの研究所(Lab)」なのか
2012年12月7日、30歳になった藤さんは株式会社エックスラボを設立します。社名の「XLab(エックスラボ)」には、「Marketing Laboratory(マーケティング研究所)」という意味が込められています。
「倒産という失敗を経て、僕が行き着いたのは『誠実さ』でした。小手先のテクニックではなく、本当にお客様の利益に貢献する実利を追求したい。だからこそ、常に実験(X)し、検証し、確かな成果を提供する『研究所』でありたいと考えたんです。資本金3,500万円という額には、不退転の決意を込めました」
8. セミナーDXの核心:日本のBtoBビジネスを蝕む「16.5時間の非効率」
藤さんが現在、最も情熱を注いでいるのが「セミナーベース事業」です。彼は自社のマーケティング活動を通じて、日本のセミナー運営がいかにアナログで、いかに膨大な時間を浪費しているかという事実に直面しました。
「データを取ると、セミナーを1回開催するのに、平均16.5時間もの工数がかかっていました。LPの作成、メール配信、申込リストの管理、URL発行……。この作業に追われ、経営者や担当者が、本来最も時間を割くべき『コンテンツ作り』や『顧客との対話』ができていなかったんです。これは日本企業の生産性を著しく下げている、解決すべき大きな課題だと確信しました」なかなか目が届かない領域だと私は感じます。これも徹底的に研究したこと、社名に掲げた研究所だからだと思います。

9. 生産性革命:オートウェビナー配信による工数96%削減の事実
この課題を解決するために生み出されたのが、ポータルサイト『SeminarBase』と、クラウドツール『Webinar Base』です。藤氏は、自身の提唱する「セミナーDX」がもたらす効果を数字で示します。
「僕たちのツールを導入することで、ライブ配信であれば工数を73%削減できます。さらに、録画を活用したオートウェビナー配信であれば、96%もの削減が可能です。16.5時間かかっていた作業が、わずか数十分に変わる。この『浮いた16時間』で、新しい戦略を練り、社員と向き合い、家族と過ごしてほしい。それが僕たちが提供する真の価値です」
10. 社員への愛情:かつての自分と同じ「29歳」の仲間を守る誓い
現在、エックスラボに在籍する35名の社員。その平均年齢は、奇しくも藤氏が倒産を経験した「29歳」です。藤さんは社員一人ひとりを、単なる従業員ではなく、人生を共に歩む「仲間」であり「家族」として捉えています。
「僕は一度、組織を壊しました。仲間を路頭に迷わせてしまった。だからこそ、今ここで僕のことを信じて働いてくれている彼らが、どれほど有り難い存在か、毎日噛み締めています。彼らがエックスラボで働くことで市場価値を高め、豊かな人生を送れるようにすること。それが経営者としての僕の最大の『恩返し』です。エックスラボは、プロフェッショナルが互いに高め合う場所でありたいんです」

【会社のメンバーと】
11. 社員総会の真意:ベクトルを合わせ、ひとつの家族になる儀式
エックスラボでは、毎年欠かさず社員総会を開催しています。業務の手を止めて全員が集まること。ここには、藤さんの揺るぎないリーダーシップの哲学があります。
「日常のタスクに追われる中では、自分たちがどこへ向かっているのかを見失いがちです。だからこそ、総会という場で立ち止まり、ベクトルを合わせることが不可欠です。僕が倒産の経験も、未来への不安もすべてさらけ出すのは、社員一人ひとりの魂と繋がりたいからです。総会を経て、私たちは一つの強い生命体に変わります」
私もこの総会に招いていただき、一体感のある素晴らしい総会であったことが鮮明です。イキイキした社員の皆さんの笑顔にまたお伺いしたいと思っています。

【熱気ある社員総会】
12. 特別対談の記録:建築家・安藤忠雄氏の背中から学んだ「闘い続ける勇気」
藤さんとお話していて、また事務所にお伺いしてポスターを見かけたのが、世界的建築家の安藤忠雄さん。こんな私もお食事にご一緒させていただき、深く感銘を受けた次第です。
勝手な感覚で恐縮ですが、藤さんと安藤さんが会話されているのを聞いていると、親子のように楽しく話す姿が思い出されます。多い時には月に何度も食事に行かれたり、海外渡航に安藤さんご夫妻とご一緒されたり、まさに親戚付き合いのように私にはお見受けする次第なんです。
また、藤さんと建築家・安藤忠雄氏との交流について、互いの背景を尊重し合う「共通の魂」です。
「安藤先生と接して感じるのは、いくつになっても失われない圧倒的な『闘う姿勢』です。先生は独学で道を切り拓き、世界を相手に戦ってこられました。そのハングリー精神と、社会に対する責任感。先生は、僕が29歳で倒産を経験したという背景もご存知の上で、背中を押してくださいます。」ただならぬ関係性を感じる次第です。

【藤さんのご縁で安藤忠雄さんと】
13. 未来展望:「セミナーベース経済圏」の構築による社会への恩返し
藤さんが描く未来は、自社の成長だけに留まりません。彼は「セミナーベース経済圏」という構想を掲げています。
「主催者が効率的に成果を出し、参加者が無料で有益な学びを得る。この循環をプラットフォーム化したいんです。セミナーDXが広がることで、日本のBtoBビジネスの生産性を底上げし、挑戦するすべての人が正当に報われる社会を作る。それは、かつて僕がどん底だった時に助けてくれた多くの方々への、僕なりの恩返しなんです」
本当に素晴らしいです。そしてますます近未来が楽しみです。
14. エピローグ:あの頃の自分へ――言葉を紡ぎ、挑戦を続ける理由
藤さんが言葉を紡ぎ続ける理由、それは「誰かの背中を押したい」という、内向的だった少年時代から変わらぬ誠実さゆえです。
私の勝手な想像で恐縮ですが、
「もし、あの頃の、豆電球の下で目を細めて野球のボールを捕り損ねていた自分に会えるなら、言ってあげたいんです。『お前が今感じている不器用さは、将来、安藤忠雄先生のような偉大な方と語り合い、35人の大切な家族を守り、社会をアップデートする力になるぞ』と」
藤勝行さん。挫折と感謝を糧に歩む彼の挑戦は、これからも「人」への深い愛情を軸に、加速し続けます。
最後に
男版おしんのような壮絶なお話は他にも多々ありすぎという感じ。そんな中でも横道に逸れることなく、ご縁を大切に、たくさんの繋がり続ける人の輪を育み続けていらっしゃいます。たくさんの周囲の経営者さんが藤さんとのご縁を大切にされる理由が今回のインタビューで今まで以上に理解できました。
私への逆質問というハプニングもありましたが楽しい楽しい機会になりました。藤さん有り難うございました。
【株式会社エックスラボ 会社概要】
- 代表取締役:藤 勝行
- 所在地:大阪府大阪市北区豊崎2-7-9 豊崎いずみビル4階
- 設立:2012年12月7日
- 資本金:1億5,950万円(資本準備金含む)
- 事業内容:デジタルマーケティング事業、セミナーベース事業
- 従業員数:35名(2026年1月時点、平均年齢29歳)
◆藤さんからコメントをいただきました
杉浦さん、この度はインタビューありがとうございました!
慣れていないので、褒められるのは苦手なのですが、久しぶりに自分の人生を振り返り、言語化していただくことで、新たな気づきも得た機会でした。
思い返すと、杉浦さんはビジネスの重要分岐点にいつも居てくださって、「金融機関様」「VC様」「ビジネスパートナー様」をはじめ、ステージアップの分岐点で(その心を読んでなのか)いつもきっかけを作ってくださいました。私が頭が上がらない人の1人が杉浦さんです。
私は人生で誇れることはそう多くはないのですが、人とのご縁は一般の方よりは遥かに恵まれてきたように思います。そんな風に人とのご縁に恵まれてきたと思える私でも、こんなに人とのご縁に恵まれている人が世の中にいるんだ!と衝撃だったのが、筆頭が杉浦さんであり、そして、杉浦さんの周囲にいらっしゃる諸先輩方でした。本当に皆さんには沢山のことを学ばせて頂いています。
私の本業である広告やマーケティングの仕事は「出会いの場作り」でもあります
知らなかった知識やサービスと求める人を繋げ、行動変化のキッカケをつくることが我々の存在価値です。
今まで、心ある人達の沢山のご縁でなんとかやってこれたわけですから、やはり縁の重要性を強く認識しております。事業を通して「出会いの場つくり」「行動変化のキッカケつくり」を続けていきたいと改めて思いましたし、自分の人生で得た財産(出会いやご縁)をデジタルの力で世に提供していることを再認識できました。
杉浦さんは足で歩いて、直接のご縁つくり、行動変化のキッカケつくり、アイディアの新規創出をされて続けておりそれはかなり驚愕なのですが、我々も同じように「キッカケつくりの量と質」を追求し、自分なりの恩返しをしていきたいと思います!