【今週の自戒】 その人の行動を見よう。全てが判る

ー杉浦佳浩

【今週の自戒】 その人の行動を見よう。全てが判る


2025年 10月 27日

【今週の自戒】
その人の行動を見よう。全てが判る。

ある会社の社長から
私と同年代の人の履歴書を
見せてもらう機会がありました。

とにかく高学歴
たくさんの煌びやかな
ビジネススキルに
なかなか配属されることもない
特殊な部署のオンパレード

しかし
実際にビジネスができるのか
どれほど仲間がいるのか
協力者がいるのか、
どんな人生は歩んできたのか。

そこは頭の良さだけでは渡り切れない、
歩き切れないのが私は人生だと思います。

その人の行動がどんな人だったのか?
その社長が面接をしたときの印象は
とにかく悪かったそうです。
自分は何でもできる。
こんなことをやってきた
あんなことをやってきたと
面接でその人は言っていたそうです。

しかしそこまで仕事ができたんなら
なんで私の会社を受けに来たんですか?
それだけ仕事はできたんだったら
今私の会社に受ける必要はないんじゃないですか?
と尋ねてみると黙ったそうです。

履歴書上はきらびやかな経歴のオンパレード、
もしそれが本当であったなら、
人間関係や仲間が応援してくれる人であるなら、
面接を受けるような事はないんじゃないかなと思います。

面接を受ける行為、行動を
否定しているわけではないんですが、
きらびやか、圧倒的な内容を記載している履歴書と
面接を受けに行っていることの行動のギャップ、
それがすべてのように感じた次第です。

その人のとっている行動自体が、
その人を表している
口がうまい人ほど信用にならない
とはよく言ったもので、
私もそうならないように、
まず行動をそして歩む道を
きちんと伝えられるように
頑張っていこうと思いました。

人を見るならその行動を見よ、
まさにと思った次第です。
今週もよろしくお願い申し上げます。

【人を見るなら、その行動を見よ】
遠越段(とおごしだん)氏の心に響く言葉より…

《人が何を考えているかを最もわかるよい方法は、彼らの行動を見ることだ。》(ジョン・ロック/哲学者・イギリス)

口先の言葉にだまされてはいけない。
口のうまい人ほど大したことを考えているわけではなく、実践もできない人であるのがほとんどだ。

テレビのニュース番組、バラエティ番組の司会者、コ メンテーターを見るとよくわかる。
アナウンサー出身、新聞記者出身、芸能タレント、学者などだが、いつも立派なことを言い、世の中を斬っているが、それは鋭過ぎるのかピンボケなのか、実践できないようなコメント、提言がほとんどだ。

その人たちのこれまでの人生や、その後の人生の行動、実践をみれば、言っていることと、本当に自分のやろうとしていることは違っているのがわかる。
すべて営業トークだ。

やはり、ジョン・ロックが言うように、何を考えているかを知るためには、その人の行動、実践を観察するべきだ。
孔子は、行動に加えて、その行動の原因、動機を見抜き、その行動の結果に対してどのように安心、満足しているかを観察すれば、人物は必ず見抜けるという。
こうして、その人の行動こそ、その人の考え、人間が よくわかるということになる。

『世界の名言100』総合法令出版

どんな素晴らしい言葉も、実践の裏打ちがなければ相手には伝わらない。
実践している人の言葉は、それがたとえ、小学生が使うようなやさしい言葉であったとしても重みがある。
お釈迦さまは「人を見るなら、その行動を見よ」と言った。

外見や肩書、あるいは社会的地位や学歴で人の値打ちをはかることはできない。
どんなに口ではカッコいいことを言っても、それに行動が伴っていなければ、人からは信用されない。

3大聖人の残した「聖書」「論語」「仏典」は、すべて自らが書いたものではなく、弟子たちがその教えを実践した結果が書いてあるという。
実践を伴った教えには、何千年の時を超える真の価値がある。

「人を見るなら、その行動を見よ」という言葉を胸に刻みたい。

上記の【人を見るなら、その行動を見よ】については人の心に灯をともすより引用しています。