【今週の自戒】 本当にプロですか?と尋ねてみる

ー杉浦佳浩

【今週の自戒】 本当にプロですか?と尋ねてみる


2024年 09月 30日

【今週の自戒】
本当にプロですか?と尋ねてみる

〇〇のプロとか、〇〇会社のトップ営業
〇〇業界の偉人ということを自分で名乗る人
いますね。意外に早く消えていく。見事に。

この人凄い、見習いたい、勉強したい
もっと会いたいっていう人は、
ほぼ自分のことは話さない。
本当のプロフェッショナルって
案外少ないんじゃないか?と思う。

小さな小さな成功体験だけで
ここで頑張った!確かにそうかもですが
実はその時だけって人も多くいる。
続けることの難しさ、
周囲の仲間や、応援者、上司や後輩
お客さんのおかげであったり、
そこを見失い、身近な人の声が
聞こえなくなる。
本日の写真の言葉、
『プロ精神とは人の真似をしないことである』
私は、真似はしないかもしれないが
耳を傾けること、人の話を聞く力があり
自分で判断ができる人じゃないかと
そう思います。
変化に柔軟に。そうありたいと思います。
今週もよろしくお願い申し上げます。

【変化できる人は、人の話を聞ける人】
城野宏氏の心に響く言葉より…

人の話を聞くことのできる人は、人間関係をつくることができます。
人と人との関係の中で、 人間は自分を変えることができるのだといえます。

世間には、人の話を聞かないで自分ばかりしゃべっている人がいます。
中小企業の社長さんの中に、よくそういう人がいます。
大変偉い人だと いうので会ってみると、自分ばかりしゃべって、相手の話に耳を貸さない人がいます。

ある社長さんが私の話を聞きたいというので、一時間とって会ったことがあります。
私がほんの五分もしゃべったら、相手が話しだしました。
途中でちょこちょこと口をはさんだのですが、 合計十分も話したでしょうか。
五十分は社長が話していました。
私の話を聞くのではなくて私に話を聞かせるために五十分を使ったということになってしまったのです。

こういう人は情報の収集はできません。
今まで本で覚えたということは、こちらからいって発声機械として音響が出るだけで、人の動員はできないのです。
こういうのは老人性饒舌(じょうぜつ)症だと私は言っています。
これは精神病の一種だそうです。
みなさんの中にこういう人がいたら、これは老人性饒舌症だなと、これは人の動員はできないと思って差し支えないです。

これと反対のことがなければいけません。
つまり、こちらの話もよく聞き、あちらの話もよく聞く。
人の話している間はじっとよく聞いているという人がいたら、これは見所があります。

そういう人は他人の話を全部集めて組み合わせ、自分の情報判断のデーターとして仕上げていくという人物で、これは一人前です。
こういう人物は何かできるのです。

当人が変わるというのは、そういうふうにして、これはこうだったがあいつの話を聞いてみたらこうだった、それを加えていこう、こうれを加えていこう、というように変化していくことです。

変化できる人は現状を打破できるのです。

『東西古今人間学』不昧堂出版

城野宏氏は、「人と人の関係が人生であり、そして仕事でもある」という。

『つまり、「人間関係」は生きていくための根本だということ。
そして、「人間関係」こそが、活動の根源である。
活動とは実際の行動のこと。
大事なことは、人に会うこと。
自分の足を動かし、人に会いにいく。
足を動かす人だけが、人との関係をつくることができる。
すると、相手を変えていくことが可能になる。
そして、大事なことは、足を動かして、変えていった人を、みんなつなげて、一定の継続的な活動にもっていく。
それを、仕事という。』

講演会にしても、コミュニティにしても、そこに行かなければ、何らかの人間関係はできない。
そして、その人間関係の基本は、人の話を聞くこと。
多くの人の話を聞き、だれかの話とだれかの話を自分の中でつなげ、自分の意見をどんどん変えていく。
多くの人を動員できる人は、それができる。

自ら変化できる人は…
人の話を聞くことができる。

上記の【変化できる人は、人の話を聞ける人】については人の心に灯をともすより引用しています。