一生勉強 一生青春 若手と付き合う大切さ

ー杉浦佳浩

一生勉強 一生青春 若手と付き合う大切さ


2022年 12月 19日

【今週の自戒】
一生勉強 一生青春 若手と付き合う大切さ若くして硬直化してリスクテイクできない人
もいれば、
老いても血気盛ん人が集まり続ける人
もいる。先日訪問した衆議院議員会館、
そこには画面越しにしか見たことのない人達
その人達が押しかけてくる
分刻みで訪問が絶えない場面に遭遇しました。
私がいたのは30分ほど。
応接前の打ち合わせスペースに座っていたので
訪問してくる人々の顔が見える声が聞こえる
5分〜10分ほどの間隔で入室してくる。
部屋の外には待機しているのも
見たことがある人達。
年齢は私よりも上の人達が元気溌剌
声にハリがある。

心の若さの大切さに気付きをもらえた
貴重な経験でした。

一方、50歳の声を聞いて、どんどん硬直化
視野が狭く、他責化、お山の大将化
自社の変化(マイナス化)に気付けない経営者
と話しました。
何度も周囲から言葉やサインが送られても
さらに意固地になり事態は最悪になっても
まだ楽観論を発している。
一生勉強 一生青春を継続することの大切さ
改めて感じ入ることに。
心の若さ、若い方々との関係を大切に
私はフォーカスし続けようと思います。
今週もよろしくお願い申し上げます。

【若手とつきあうこと】

萩本欽一氏の心に響く言葉より…

勝俣州和(くにかず)くん、番組をやめて一時仕事がなかったころがありました。
それから3年くらい後、彼がまた、タレントとして一気にテレビに出演するようになった時のことです

「お前、よく返り咲いたなぁ」と言ったら「ハイ、あの時、教えてもらった通りにやったらうまくいきました!」と勝俣くん。
「お前に何か言った?」。
全く忘れています。

僕は彼にこう言ったそうです。
「お前ねぇ、今、ディレクターをやってる土屋とか、番組を動かしてる人間にヨイショしててもダメだよ。
彼らは今、活躍している人気者と仲が良く、若い人をメインに使ってくれることは少ない。
お前が本当に仕事をする相手は、ディレクターの下についてる若手のAD (アシスタ ント・ディレクター)達。
彼らと仲良くしておくことだよ。

彼らはまだ給料も少ない。
仲間との食事に行ってお金を使うんだったら、彼らに「食事に行きましょう!」と声をかけ、食事代を払う。
そうやって仲良くしておけば、その人達が一本立ちして自分の番組を持つ時、『僕の 一番仲が良いタレントは勝俣くんだ。一緒に番組をやろう!』と必ず言ってくれるから」

何回も言いますが、僕自身は覚えてないんです。
「言われる通りにやってたら、3年後になってその時一緒に飲んだり、食ったりしていたADが「勝俣くん、オレ、一人前になったよ。番組、出るか?』。
3人同時に声をかけてくれて、レギュラーが一気に3本になりました!」

僕が言ったのは「売れたのは僕のおかげじゃない。お前の気分の良さが、そういう結果を生んだんだよ」
だって、奢ってあげたり、一緒に食事をすれば、誰でも番組に出演できるわけではないですから。
相手が「奢ってくれるけど、コイツの性格って嫌いだ」と思えば「一緒に番組をやろう」という気持ちにはなりません。
勝俣くんのことを「コイツ、本当に気分のいい奴だ」と思ってくれたからです。

勝俣!
外見ではキムタクに敵わないけど、お前って、内面は粋な二枚目だよ!

《地位の高い人より、若手と仲良くする。彼らが将来のアナタの味方となり、仕事アップにもつながるのです。》

『運が開ける【欽言録】』徳間書店

「為(ため)にする」という言葉がある。
自分の利益という下心が先にあって、ものごとを行うことをいう。

将来有望な若手を、食事に誘い、食事代を払ったりするのを「為にする」ようなら、それは決していい結果は生まれない。
あくまでも、純粋に「楽しいから」、「気持ちがいいから」一緒にいたり、食事代を出したりするならいいが、そうでないならすぐに下心を見透かされる。

人として一番上等な人は「人を喜ばせる」のが好きな人。
仏教でいう「忘己利他(もうこりた)」の人だ。
自分のことを忘れて、人に喜んでもらうことをする。
「愛語」という愛ある言葉を発したり、「笑顔」でいることも、人を喜ばせること。

見返りを求めたり、為にする行為は、その真逆の行為。

特に年配者は、若手と付きあうことは大切だ。
年配者同士とばかり付きあっていたら、いつまでたってもアップデートできないからだ。
しかし、若手も、いくらごちそうしてくれるからといって、上から目線で説教ばかりする年配者と好んで付きあう人はいない。
魅力がなければ人は離れていく。

まず、自分の魂を磨き、自分を高め、魅力的な人になること。
そして、人を喜ばせる人でありたい。

上記の【若手とつきあうこと】については人の心に灯をともすより引用しています。