第85回ご縁結びのコーナー 肉塊UNO 宇野さん 〜お肉の素晴らしさを教えてくださった人〜

ー杉浦佳浩

第85回ご縁結びのコーナー 肉塊UNO 宇野さん 〜お肉の素晴らしさを教えてくださった人〜


2022年 02月 11日

肉塊UNO HP:http://www.nikukai-uno.com/

たくさんの出会いが生まれる場所、それは飲食店での夜会。ここ5年ほどめちゃくちゃお世話になりっぱなしのお店のお話が本日の宇野さんです。これまに、株式上場のお祝い会、独立起業のお祝い、経営者のみなさんとの交流会、ご結婚のお祝い会、芸能界引退記念の会ほか、たくさんの趣向で集っても、飲食店の基本であるホスピタリティー高く迎えてくださりオモテナシをしてくださる、肉塊UNOさん、宇野さん三兄弟のお店に纏わるお話をしたいと思っています。


【宇野さん3兄弟と2017年9月】

◆弟想いで始めた肉専門店
素晴らしい牧草牛との出会い。私にとって、脂身だらけのお肉はもうしんどくなってきた。そんな時に出会ったこのお店。赤身のお肉がカラダにめちゃくちゃ良い。健康にもなる。そのように肉塊UNOに行くと店員さんが力説から始まります。実際このお店(現在は、虎ノ門、溜池山王、恵比寿の3店舗を運営)に通い始めたのが、2016年7月、そこから何回お世話になったかわからないほどです。宇野さんがこのお店を始めるキッカケが、弟さん(三男、肉塊UNOさんの会社代表取締役)を慮ってのことでした。
それは、今から8年ほど前、弟さんが20代前半で、引きこもり塞ぎ込んでいたそうで、しかもベッドの上だけでの生活で肥満体質、なんとか外に引っ張り出そうと半年かけて、対話、説得するもどうしても改善に向かわせることはできなかったそうです。ちょうどその頃に宇野さんが出会ったのが、この牧草牛、お肉を食べると性格が前向きになったり、糖質制限でダイエット効果があったりすることから、とにかくこの赤身の牧草牛だけを毎日食べさそうと決めてたった2ヶ月で100キロ→70キロ代、30キロ近くの減量に成功し、ベットの上だけから外に出られるようになっていきました。気持ちもオープンとなり昔の笑顔のある弟さんに戻ったそうです。このように、牧草牛には、たくさんの栄養素があり、うつ、糖尿病、ガンにも効果があることが学術的にも証明がされ始めているとのこと。この衝撃的な事実、結果をいつしか事業にして、たくさんの方のお役立ちにしたいといつしか考えるようになったそうです。この時は、この事業化についてたくさんの人に話していたそうですが、100人が100人ともにやめとけと言われたそうです。それでも想いが高く、三男さんを博多の飲食店に修行に行かせて準備に入ります。1年間の修行、1年間の物件探しそこから2017年2月9日にオープンを迎えます。

【大成の加藤さんご兄弟、駒崎さんと、昇進祝いでした】

◆肉塊UNOさんとの出会いからなぜ応援したくなったか。
この宇野さんと出会いは、もちろん私も客として行った時から。その時はエスキャリアの土屋さんの懇親会に参加した際でした。この時に美味しい牧草牛に出会い、お肉大好きなこと、宇野さんやお店の皆さんの雰囲気の良さがまた利用したいと感じて、良い印象を持っていましたが、強烈な思い出となったのはそこから数ヶ月先のこと。それは、私の大切な経営者がマザーズに上場した際に、お祝い会を二人で肉塊UNOさんに行った際、肉プレートでお祝いのメッセージを作ってくださり、私もその社長も大喜び、そこで私がなぜか、三男の翔士さんに高校どこ?って聞いたのです。それは大阪弁の中で何か近しい感じを持っていて。その返事が、私の高校の後輩であることが分かり、ビックリ。なんと宇野さん三兄弟は私の実家の近く、同じ東大阪市民であることから、これは応援しないわけにはいかない。とエンジンが掛かった感覚に。
私が考えたのは、1号店である虎ノ門店に私の知り合いをどんどん紹介しよう、それは貸切をすること。2017年の1月に3回貸切を決めまして、定員オーバー(貸切で当時は30名MAX)となり、3回で100名以上が集いました。ここから私の仲良しの皆さんがリピーターとなり、その先でまた予約が入るようになっていきました。それも、宇野さん3兄弟が私の関係先を大切にしてくれたから。皆さん喜んで通うように。
その数ヶ月後に、有名な食関係のブロガーさんが肉塊UNOさんを取り上げ、それが拡散、Yahoo検索で日本一になるという快挙。そこから半年先まで予約が取れない店に。そんな大繁盛になっても私の予約を優先してもらったことに頭が下がります。さらにGoogle社のCMでもお店が取り上げられ、さらにヒートアップまさに有名店になって行きました。周囲の反対を押し切って開業した甲斐がありうましたね。

【Chatwork社の上場お祝い会も肉塊UNOさんで、宇野さんと加藤さん】

◆宇野さんはパラレルキャリアの魁
宇野さん、実は本業はサラリーマン。昼間は大手商社にお勤め。肉塊UNOの事業も昼間の仕事と関連するからか?と思っていましたが、実は公私混同を全くしないで、自力でここまで事業を育ててきたそうです。逆に事業家として活動をすることで昼間の会社員生活に活きていること、経営者側面、考え方を持ち込むことで、多面的な判断、スピードアップにも繋がっているという効用を話します。私も同感、大手企業に努める社畜化したり歯車化した社員が多い中、経営者マインドを持って仕事に取組ことで、効果効能は抜群にレベルアップできると感じます。
会社の設立、資金の投入を自身で行い、無給でお店の切り盛りから会社の事業戦略立案実行を多忙を極める中実践されています。
まさに今の時代の魁であり、求められる人材像だと思います。素晴らしい。
宇野さんからもパラレルキャリアの効用として、
・ゼロイチ(0→1)を生み出すこと、継続して生み出し続けることに有益→起業は何もないのが当たり前そこから何に手を付けるか、何を実行するか、優先事項は何か、それが日常。
・サラリーマンでは到底経験できないことを山盛り経験できる(例えば→事業経営を自身の責任、判断で行うことができる。様々なジャンルのお客様とお話しすることで自身の考えの幅が広がる。人を雇用することの楽しさ、怖さを学ぶことができる。)
・お客さんの心を掴めるようになった→開店当初赤字脱却を真剣に考えた時、目の前のお客さんが喜ばないと何も前に進まない
・肉塊UNOのお客さんとの交流、出会いで、昼間の会社員で、一緒に仕事がすること。

開店してから3ヶ月後には単月赤字は解消したそうで、とにかく知り合いに食べにきてほしいという活動をしながら頑張っていたそうです。その中で、目の前のお客さんにとにかく喜んでもらうこと、大切にすることにコミットし続け牧草牛、食を通じて感動を生み出すを大切に踏ん張ったそうです。この牧草牛でお客さんも元気になった人も多いと聞きますし(私の周囲でもその感覚を感じています)、何よりネガティブ思考だったお店の社員やバイトの人がポジティブに自信を持って働いてくれるようになったそうです。

◆肉塊UNOさんの今後
現在、3店舗(虎ノ門、溜池山王、恵比寿)を展開している宇野さん。FC化、多店舗化の可能性についてはあまり考えていなくて、出店するとしても吟味をして、数店出店する感じ、大阪に出店してほしいと私からも懇願しています。宇野さんからも、FCの問い合わせをもらうこともありますが、お肉をお客さんの見えるところで丹精込めて焼き上げる、接客レベルを常に意識してあげていく、それはロボットとかではできないこととキッパリ話します。
お店以外にも、私が実際にお願いしたことがあるのは、私の誕生日会でのケータリング、お肉を大量に会場に持ち込んで(確か30キロ?)大きなお肉デコレーションを作ってくださった時は感動もの。すごかったのは、参加者の皆さん女性のみ(65名)だったにもかかわらず、このお肉がほぼ無くなったこと。。。女性の牧草牛への関心の高さを感じたのもこのケータリングから。良い思い出になっています。糖質制限という言葉が認識されるようになったことも宇野さんには追い風、最近は通販にも注力していて、コロナ禍が始まった頃は、牧草牛手作りハンバーグを10万個?作って飛ぶように注文が入った話もお聞きして、通販需要の可能性、事業拡大への取り組みを計画中だそうです。

今後は、このいいとこ尽くしの牧草牛の栄養、食べることによって、我々の体内での影響変化のエビデンスを収集し、今まで以上に説得力あるデータを手にしつつ、お肉を食べてヘルスケアが手に入れられる世界を実現していきたいそうです。例えば、個別のパーソナルフード、ミールキット、お肉のサブスク、医療とのコラボレーション、等々アイデアは溢れこれからますます楽しみです。
私も引き続きお世話になっていきます。

最後に、宇野さんからのメッセージを、

杉浦さん、この度はとても素敵な機会を頂き、誠にありがとうございます!
そしていつも気にかけてくださり、心より感謝申し上げます。

牧草牛を通じて、より多くの人を元気に、健康に、そして笑顔にしたい、そんな想いだけで始めたお店です。
そしてそのためには目の前のお客様に最大限楽しんでもらえる努力をする、この点だけを追求してきました。
これは牧草牛が本当に身体に良い効果を与えてくれるものだと自分が身をもって体験したからこそ本気で多くの方に食べて頂きたいと考えているからです。

お肉で人は変わる、人が変われば世界は変わる。私はそう信じています。
それだけの力がこの牧草牛にはあるということをもっともっと私が発信していきたいと考えています。これからお肉を中心としたヘルスケア事業を行うべく準備中です。人の体調を数値化し、解析することでみんなが大好きなお肉という切り口により改善提案をしていく。デジタル技術の活用で、この業界はまだまだできることがたくさんあり、それが新しい食事という文化を作っていけることに大きなワクワクを感じています。

そしてパラレルキャリアでどこまでやり切れるのか、それが私のもう一つのチャレンジです。会社以外に副業やビジネスをしたいという会社員は多くいます。しかし実際は会社員とリアルビジネスの兼業が難しく、実現できないケースがほとんどです。当初は私もハードワークで睡眠時間を削り働く日々、それがいつしか効率化や仕組み化を目指すことで事業を運営することができています。このような新しいモデルを作っていくことも私の人生のテーマとしてチャレンジしていきたいと思います。

素敵なコメントをくださった宇野さん、これから本当に楽しみ、長いお付き合いをお願いいたします。今までの感謝を込めつつ。。。


【私の誕生日を3人でお祝いしてくださいました】