ご縁結びのコーナー 第16回 株式会社うるる 星 知也 様

ー杉浦佳浩

ご縁結びのコーナー 第16回 株式会社うるる 星 知也 様


2016年 04月 14日

今の時代の大きなキーワード【働き方の多様性】を

真正面から経営者として取り組まれ、

また実際に実現・具現化されている株式会社、うるるの星さんを

今月はご紹介したいと思います。

会社HPはこちらです。

 

 

☆星さんとの出会い

 

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ご紹介者は、K&Pパートナーズ社代表の松村さん。

おおよそ2年前からのお付き合い。

ご本業は、ベンチャーキャピタルを若くして経営されています。

サラリーマン気質とは程遠いメンバーの皆さんと頑張っておられます。

同社さんには特色があり、投資対象が、他のベンチャーキャピタルとは違い、

まだ同業他社の誰も気付いていないような先や、

東京以外の地方企業への出資も多数されています。

人数は少ない中でも【独立行政法人中小企業基盤整備機構】からの

出資も受けるというキチンと公的期間からも認められたキャピタルであります。

ある意味、キャピタルさんからのご紹介、これはキャピタルさんにとっても

リスクのあるご紹介と思いつつも、是非!うるるの星さんに!と

同席いただきご紹介をいただきましたのが、キッカケです。

 

当初は、うるるさんから星さん以下4名の方々が物々しくご出席していただき、

若干堅苦しい中でも何かご一緒できると思い、感じました。

それも星さんの人柄からなんだと思った次第です。

 

 

☆事業の概要をお聞きして

 

星さんから実際に事業の概要をお聞きして、感じ入った言葉、

【人力】☓【IT】。

そしてリスクを自身で取り【事業】を作り上げるということ。

ここが大きなポイントと思いました。

星さんの会社の事業について下記にまとめてご紹介いたします。

 

 

◆クラウドソーシング【シュフティ】

 

在宅ワークという働き方をスタンダードにするというミッションで、

2007年にスタート。

全国で現在28万7千人(2016/03/13現在)を超える方々が登録されており、

仕事を発注するクライアントは9,000社を超え、

累計のお仕事は8万件を超えています。

事業というより大きな産業化になりつつありますね。

登録されている方々のスキルも多岐に亘り、

web系その中でもシステム系~デザイン系、コピーライティング系、

データ入力、マーケティング。営業系も個人営業~法人営業、翻訳、

組織戦略、経営戦略、調査・統計まで、

ただ、ハイレベルのお仕事だけでなく、

所謂スキル・経験不問の誰でも出来る簡単なお仕事も多数あり、

ITを活用することで、エリア・時間に捕らわれない多様性を確立されています。

 

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入札情報速報サービス(NJSS)

 

「NJSS」は、うるる社が運営する前述の

クラウドソーシングビジネス「シュフティ」

の豊富な人的リソースを活用して2008年11月にはじめた

入札情報速報サービスです。

「シュフティ」内の専任スタッフが中央省庁や外郭団体、

都道府県庁や市区町村役所など、

全国 6,045機関が発信する情報を目視・手作業で情報収集することで、

他社の入札情報速報サービスがインターネット上の情報から

プログラムで集めることができない範囲と精度で、

入札情報の提供を実現されています。

これまで累計750万件を超える入札案件情報の提供や

落札結果情報の提供のほか、入札市場の現状や、効率的な情報収集方法、

落札するためのポイントなどを説明する「入札セミナー」を毎月開催し、

入札経験が無い中小企業への入札市場への参入チャンスを説明されています。

 

 

*「NJSS」の入札市場健全化に向けての取組み

 

16年2月には自治体(47都道府県庁・市区町村)や

オンブズマン向けの無料プラン「みんなの入札」

リリースされました。

「みんなの入札」では、他自治体の類似案件の落札金額や

仕様書内容などを検索できるほか、応札企業の他自治体や他案件における

入札実績を公開情報に基づき効率的に入手することが可能となっています。

この【NJSS】の内容をお聞きして、

リスクを自分で取り、事業を創りだされている、

しかもスキルフルでない普通の主婦の方でも気軽にやりたい時に在宅で出来る、

仕事が出来ることを実現されているのが、素晴らしいと思いました。

単にお仕事のマッチング、仲介だけでなく、

事業創造の素晴らしさを感じました。

 

また今後のトレンドとしても入札市場は、

一般的に、入札=建設系といったイメージを持たれがちですが、

実際には案件数の60%近くがIT系や機器・機械系・派遣系など、

建設系以外で占められています(NJSS調べ)。

そのため、多くの企業にとって有益なビジネス市場となっています。

2015年は、話題となったオリンピックやマイナンバー関連に加えて、

先端科学技術や選挙関連の案件など、

時代をうつす入札情報も数多く掲載されました。

益々発展されることを感じますね。

今年の3月10日には対象機関数が6000件突破も、これからです。

来年には7000件を目指されています。

 

 

◆【KAMIMAGE】アンケートや会員情報などの膨大なマーケティング情報を短時間でデータ化するタブレットフォームシステム

 

私もサラリーマン時代に大変苦労したのが、アンケートのまとめ。

結構主観が入り、まとめる人の感性で、客観性が担保できなかったり。

そこを、シュフティの人力をフル活用、タブレット×IT×人力シュフティ、

タブレットにアンケート、お客様情報を手書きで書いてもらった内容を、

シュフティの皆さんが2名以上でデータ化。

すごく単純なことのように思いますが、かなり意味あるお仕事。

フォームもカスタム化出来る優れもの。マーケティングへの活用も容易ですね。

 

 

◆【園ナビフォト】写真販売の手間を80%以上削減!幼稚園・保育園向け写真販売システム

 

園ナビフォトは、幼稚園、保育園の先生の大変な重労働であった、

施設の行事の写真の仕分け・振り分け、園児の写真のタグ付けという業務を

開放するに至った事業です。

「園の先生、保育士の皆さんのお仕事をカンタン便利に!」

というコンセプトのもとに作られた

保育園・幼稚園のための写真展示・販売システムです。

2014年10月のサービス開始以降、全国の保育園、幼稚園で利用されています。

これもシュフティの登録された方々へお仕事を創った成果です。

まだまだ機械化、自動化出来ない部分を事業にする。

単純なようですが、如何に仕事を創るかの観点を持っているからこそ

サービス提供に至ったと想う次第です。

 

 

上記以外にも、

満足できる園探し、安心できる園生活をサポートする、

日本最大級の園情報&口コミサイト→園ナビ、

ビジネスプロセスアウトソーシングを通じて、

お客様のビジネスの効率化・合理化を支援→BPOサービス 他を

行っていらっしゃいます。

 

 

 

☆事業概要から事業の相談をしてみて

 

上記の様に、リスクを取って、事業を創出しようとされている星さんの考え方に

共感・感動し、何かご一緒できる事業は無いか?と思っておりましたら、

星さんとの出会いからすぐに、

以前から大阪で課題について相談をされていることを思い出しました。それは、

【日本国中で空き家の情報を集積したサイトが存在しない】ということでした。

これは、2016年を翌年に控えた、昨年、

不動産業界では法律改定で空き家が活性化する!

と言うことが話題となっていました。

所謂、固定資産税の一部改定(値上)のお話し。

このお話しを、株式会社オールピース。社の和田さんと話し合っていても、

結局は誰が空き家を見つけるか?そこに行き着きました。

 

そこで、仮説として

【日本中の主婦が、スーパーの行き帰り等々で空き家を見つけられるのでは?】

と思い、星さんに相談しましたら、『出来るんじゃないですか!』と快諾。

そこから数ヶ月でこの仮説を事業化、リリースに至りました。

このスピード感たまりませんね。

まさに 【空き家】×【主婦】×【IT】がマッチしたお話しに。

 

こちらがリリースされた内容です。

たった1ヶ月で、数百社から申込があったことからも如何に

このビジネススキームにインパクトがあり、働き方の多様性を生み出したか。

この実現力も星さんだからこそと思います。

 

 

 

☆【在宅ワーク】から【外出ワーク】へ

 

この空き家ポータルサイトでもお判りのとおり、

在宅ワークの枠を超えて、外出ワークに乗り出した、うるる社。

「シュフティ外出」と命名され、

在宅ワークにとらわれない「空き家情報収集」や

「覆面調査」、「座談会・インタビュー」、「配送業務」などのお仕事を

依頼できるようになっています。

ますます、多様性ある働き方の提案と実績を創りだされていきながら、

お仕事による、社会的意義、社会貢献を意味あるものに。

 

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星さんの想いが、理念、ビジョンそして社名に現れているように思います。

(下記サイトから抜粋)

 

<理念> 『世界に期待され応援される企業であれ』
<ビジョン> 『在宅ワークのスタンダード化』
<社名の由来>
うるるとは、オーストラリアの中心にあるエアーズロックという世界最大級の一枚岩。エアーズロックはオーストラリアの原住民であるアボリジニたちの聖なる地とされ、原住民語で『うるる』と呼ばれています。
オーストラリアを旅したときに、「この世にこんなにも壮大で神秘的な景色があるのか」と、強く感銘を受けたのがうるるです。

 

“赤茶けた大地と深い青空にポツンと浮かび、瞬きが聞こえそうなくらいの静寂の中の、うるるのとてつもない大きな存在感に地球の偉容さを感じた。世界にはまだまだ壮大で神秘的な場所が沢山あるが、あのとき味わった感動をこれからも味わっていきたい。そして、味わっていただきたい。「地球のヘソ」と呼ばれる世界の中心であるこの場所のような存在になりたい。 それが起業の理由でもあり、その感動をうるるに関わる沢山の人と共有したいという想いを込めて「うるる」を社名にしております。”

 

と素晴らしい、うるるさん。中小企業、士業の皆様にもお役に立つと思います。

お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

 

 

最後に星さんの ReLifeインタビュー記事

滅多にインタビューを受けない、

あまり表立った活動をされない部分もありながらも

上記の記事は素晴らしいと思いました。
また、私の無茶なお願い事を厭わず対応いただきいつも感謝しております。

ありがとうございます。

 

 

 

※このコーナーは、お世話になっている、
ブレイン・サプライ社が毎月発行している【ブレイン・サプライ通信】に、
私が日々の出会いの中で、仲良くして頂いております、
企業様、経営者様について話題をお伝えするコーナーである
【今月の縁結び】と連動している企画です。
内容に若干不明な場面もあるかもしれませんが、ご容赦下さい。