振り返りは大切ですが、意味のない過去への固執、囚われたままの郷愁はやめよう

ー杉浦佳浩

振り返りは大切ですが、意味のない過去への固執、囚われたままの郷愁はやめよう


2020年 11月 23日

【今週の自戒】
〜振り返りは大切ですが、意味のない過去への固執、囚われたままの郷愁はやめよう〜

ここ最近自分との対話、振り返り
深層心理に近づくお話に出会うことが多い。
自分とは何者であるか、
誰なのか、そこから何をするか
この振り返りで未来が開く感覚を
感じます。

会社という村社会から出ることが出来ない人
会社にどっぷりでは無いにせよ何をするのも億劫な人
『昔はよかった』
60過ぎて未だに大学時代の話をしている
結局は淀んだ?沈殿してしまった?
そんな人生となっている人が
世の中には多いのかなと感じます。

逆に私の今の周りには
大変有り難いことに
『昔はよかった』と話す人はいない。
どちらかというと
『昔も楽しかったね今もさらに楽しい』
『あんなバカやっていたね!今もだけど』

ほぼ自分に関係のない(付和雷同のような)
誰のために拡散しているのか
意味不明の情報に惑わされて
足が竦んで一歩も踏み出せない
そんなつまらん人生にならないように。
【今】に気づいて、楽しい皆さんと
未来話に花を咲かせる1週間に
今週もよろしくお願い申し上げます!

『昔はよかった』って言っているだけの人は
今何やっていますか?の問に、
何も答えられない気がします。
行動を起こせる人であり続けたいと思います。

【とにかくやってみること】

精神科医、和田秀樹氏の心に響く言葉より…

《やりもしないでダメ出しばかりでは、人生は1ミリも好転しない。悩みは行動で軽くなり、正解は人それぞれ。あらゆることを試そう》
壁を乗り越えるにはシンプルに「やるしかない」。
これしかないです。
考えすぎる人に、私はいつも「いろいろやってみないとわからないし、正解は人それぞれだから、ありとあらゆるものを試してください」と言うんです。

これからは、悩むのは「期間限定」にして区切りをつけて、行動しながら考える癖をつけてください。
動くことによって、少なくとも気持ちが軽くなります。

私自身、苦しい思いはしょっちゅうです。
でも、もがきながら、手探りしながらその場その場で最善と思えることをやって、ダメなら方向転換して、やり続ける。
すると、自分らしい解決策の手がかりが見えてきます。
「よし、大丈夫」と信じてさらにやり続けると、思いがけない援軍が現れたり、新しい道が開けたり。

やってもやってもラチがあかなくても、あきらめない限り可能性が残っている。
「ふられるかもしれないけど声をかけよう。ダメだったら、どうしたら好かれるか考えて、別の女性にまたアタック」。
そう思える人には、彼女ができるものです。

やってみる回数さえ増やせば「運」も「ツキ」もよくなります。
出会い運でも仕事運でも、人と会う回数、トライの回数を増やすほど、いい人と出会ったり、うまくいく回数は自動的に上がるはずです。
さらに人を見る目や仕事のスキルも、経験を積むほど磨かれる。
つまり、いい結果を出す確率も上がることが多いのです。
また一生懸命やっていると、目にとめて引き上げてくれる人もよく現れます。

失敗して傷ついたり、自信をなくすのがこわい、という声もよく聞きます。
世の中でなにかを成し遂げた人は口を揃えて、「失敗は成功の母」「失敗からなにを学ぶかが大事」と言っています。

ユニクロの柳井正社長も「行動してみる前に考えても無駄です。行動して修正すればいい」と語っています。
「とりあえず動く」「すぐやる」で、人生は一変します。
『感情の整理学』エクスナレッジ

本書の中に「外出や人と交流が減ると、認知症や要介護のリスクが高まる」という話があった。
『「歩行時間が1日30分未満」「外出頻度が少ない」「友人と会う機会が月1回未満」「地域への催しへの参加がない」「仕事や家事をしていない」などの項目にチェックの多い高齢者ほど、3年後に要介護認定になっていることが多いんです。
前頭葉の大好物は「ときめき」です。
ドキドキ、ワクワクする心があれば、脳の老化は遠ざかります。
「時間を忘れて熱中できることを見つける」「楽しそうなことはなんでもやってみる」…。
S・ウルマンの有名な詩「青春」にあるとおり、「60歳だろうと16歳だろうと、人には驚異にひかれる心、おさな子のような未知への探求心、生きる喜びにあふれた興味がある。精神が皮肉の雪に覆われ、悲嘆の氷に閉ざされるとき、20歳だろうと人は老いる。頭を高く上げ、希望の波をとらえる限り、80歳であろうと人は青春の中にいる」のです。
特に仕事一筋できた中高年男性は心して、楽しみ上手になってください。』

このコロナ禍では高齢者だけでなく、若い人たちも、外出や人との交流が制限されてしまった。
いわば、老いも若きも、半ば強制的に、「認知症や要介護のリスクが高まる」ことをしていた、ということになる。

おさない子どものように、ワクワク、ドキドキする気持ちを忘れてしまったとき、人は老いる。
同様に、新しいことや未来への好奇心を持てなくなったとき、人は老いる。

何事もやってみなければわからない。
何もやらなかったら物事は1ミリも動かない。

いつくになっても…
「とにかくやってみる」という姿勢を忘れない人でありたい。

上記の【とにかくやってみること】については人の心に灯をともすより引用しています。