ご縁結びのコーナー 第69回 SANGO株式会社 立花様 〜スーパー営業マンから営業マン養成会社を起業、成長軌道へ!〜  

ー杉浦佳浩

ご縁結びのコーナー 第69回 SANGO株式会社 立花様 〜スーパー営業マンから営業マン養成会社を起業、成長軌道へ!〜  


2020年 10月 10日

SANGO株式会社様のHPはこちらです。

初めて、お会いした最初に、SANGOってどう言う意味ですか?ってお聞きしたことを覚えています。同社のHPを以下に貼っていますが、まさにサンゴ礁溢れる映像がリアルな海中のように綺麗に映し出されています。今回インタビューさせていただいた、立花さんから、【珊瑚礁が生息する綺麗な環境には綺麗な魚が集まる様に、環境=社会、魚=人と考え、「快適な社会を創り、沢山の人々が幸せになれる環境を作り出したい」という思いから命名しました。】教えていただき、納得、その想いで経営されていることをまずお聞きし、立花さんの歩み、会社の変遷から、今後についてお話を伺いました。


【SANGO社のHPトップ画面】

◆立花さんとの出会い

最初に、出会いですが、ある経営者さんにちょっとご紹介したい方がいらっしゃいます、と連絡をいただきそのご紹介者の同席なしに直接、会社訪問をさせていただいたのが最初の出会いでした(このような出会いは私には極々普段のお話し、その出会い頭のような感じでのご縁を楽しんでいます)。それが2017年の初秋だったと思います。立花さんに当時のことをお聞きすると、立花さんのフェイスブック上に時々出てくる私をご覧いただいていて、代表世話人?って社名に興味をもったことと、満面の笑みをしている人がいるなぁと、何か面白そうな人がいるな、機会があれば会ってみたいと思ってくださっていたそうです。という有り難いお話をこのインタビューを通して知ることができました。感謝。

初めて、会った際の私の印象もお聞きすると、FB上とはまた違う感じがしそうで、鋭い目つき、貫禄があると感じていただいたそうです。おそらく、お会いして、すぐに事業のこと、会社のこと、真剣に立花さんが初対面にも関わらずに一所懸命にお話しくださったからこそだと思っています。当初から心のハードルがない状態でお会いしてくださったことにも感謝しています。それも、ご本人がスーパー(さらに上?)名のつく営業マンご出身だからこそ、私を一瞬で見抜いてくださり真剣に話しかけてくださったのだと思います。

続いて、そのスーパーなところについてお伝えします。


【立花さんのインタビュー時】

◆スーパー営業マンから起業家への道のり

立花さんの事務所にお伺いすると、来客用の部屋で最初に目に付くのが【キングダム】全巻揃えていらっしゃるところ。ご自身もめちゃくちゃ好きで、中国に留学経験もお有りで大の三国志好き、さらに経営者にキングダム好きが多いことと、話が弾むと笑顔で話されます。立花さんは兵庫県神戸市生まれの43歳、社会人最初から営業系の方か?というと全く違っていて、元々は建築系の学校を出られて、建築の基礎工事が最初の社会人デビュー、趣味でDJとかもやっていたとか。その後通信会社の工事の仕事を始めるようになった際に、工事職より営業職の方が給与が高いことを知り、自分で営業マンの道を選択してスタートを切ることに。そこからあっという間にトップセールスに輝いたそうです。その秘訣は?とお聞きしますと、『それまで営業職の経験は殆どなかったんですが、やってみすぐ「営業で成果を出すために大事な事は、伝えるものじゃなく伝わるもの」と気づきました。そこで注力したことやコツは、徹底的に自社商品に自信が持てる様に日々勉強し続けた事でした。元々小心者な性格なので、自分が商品に自信がない内は、自信のなさが伝わってしまい全然売れませんでしたが、そこでとことん自社商品を好きになれる様に研究した所、契約数が3倍、5倍へとなりました。』

 

この華々しい営業マンデビューの頃が22,3歳だそうで、2年ほど営業マンでの実績で資金を創り、そこから1度目の起業を早くも経験されます。当時、小泉内閣でE-ジャパン戦略が盛り上がり、IT戦略本部がスタートし、IT担当大臣まで登場したのがこの頃、立花さんはその時代の流れを感じて、パソコンスクールと広告事業(デジタルプリント)の会社を興します。一定の実績を作ることはできましたが、売上・利益の【天井】がそんなに高くないことを知り、事業の売却を早めに決断、また会社員、通信系のお仕事に、スーパー営業マンの道に戻ります。

立花さんに、一番成果にコミットしていた頃、目標達成のレベル感について、伺ったときに、さらっと、目標数字の500%をやっていたと。その時も通信系(ケーブルテレビ)の回線の販売の営業だったそうです。月収ベースでおおよそ300万円近くになっいたそうです。営業マンとしてそこまでの頑張りもなかなか、どこにモチベーションがあったのか?と尋ねますと、全国で一番になることだったと。実際に、優秀な営業マンが集う横浜の営業所に自ら志願して神戸から引っ越しそこで1位になることで、全国にいた1000名超の営業組織で名実ともに1位か2位が定位置になっていたそうです。それが28歳の頃。

収入にモチベーションが有ったわけでもなく、このままトップ営業マンを継続することに【成長はない】とあっさり判断し、以前から興味のあった、中国へ語学留学へ行くことにしたそうです。なかなかの決断ですね。この留学期間が大きな影響、自分自身との対話に繋がったのではと思いますね。居場所を変えることで気付きや、次へのステップに移行しやすいと感じます。この留学に関しても下見をすることもなくいきなり中国へ向かったそうで、この即実行力が素敵です。


【ご一緒に日本旅行の平田さんと日帰りツアーに参加】

 

◆中国から帰国して、2度目の起業をすることに

語学で中国へ行っているときに、帰国すれば、2度目の起業を決めていたそうで、実際に恵比寿で起業へ。なぜ恵比寿ですか?と聞くと、イベント系の事業をやろうと、それなら東京、しかも恵比寿ともう自分の中で決まっていたそうです(結局恵比寿だけ3回移転されていて、今も恵比寿にいらっしゃいます)。2007年に創業し、13年の歴史に。現在は、正社員40名、契約社員・派遣社員が100名ほどいらっしゃるそうで、私が感心するのは、営業系、営業代行の会社でありながら、離職率がかなり低いこと。年間10%程度とお聞きして、厳しい営業の世界でこれはなぜ?と思うくらい。そこは立花さん自身が採用の陣頭指揮を行い、求人会社任せにしないで、かなり立花さんのアイデア、会社理念をキチンと打ち出して、採用に工夫をしているからだそうです。

求職者や、既存社員に定期的にアンケートで、声を集め、本音はどこにある?求職者の意識、重点項目とSANGO社の打ち出しがキチンとマッチしているか、その上で、会社経営理念にも意識の高さを反映するようにしていらっしゃいます。

よく、会社の理念と採用の打ち出しがチグハグな会社も見受けられますが、そこをキチンと整備しておられるところに、深い思慮を感じます。

特に、同社のコアバリューとバリュー双方を下記に。

・コアバリュー(5つ)
→従業員ファースト
従業員が顧客向けパフォーマンスを最大限に発揮できるような環境を提供してはじめて、顧客満足度が最大化する。従業員第一主義の考えこそが顧客第一主義につながる。

→スピード
スピードは、感動・信頼・利益を作る。全てにおいて圧倒的スピードで取り組む。

→逆算
逆算し、GPDCAを繰り返す事で結果にコミットする。

→挑戦
挑戦は成長の種。失敗しても減点はなく加点。自ら挑戦の機会を作り、機会によって自らを変革する。

→イノベーション
貪欲にあきらめずに考える。イノベーションはそこから生まれる。


・バリュー(6つ)
→ビジョン
目先に捕らわれず時代の流れをよみ、3年・5年・10年と長期的視野を持って日々の業務に取り組む。

→信頼
信頼は約束を守ることから生まれる。スタッフ、お客様、すべての方に対して約束を守ることは絶対条件。たとえ口約束でも必ず守る。

→自責
他責にせず己の行動を顧みる。常に己の行動に責任を持つことが成長に繋がる。

→リーダーシップ
成功イメージの共有やビジョンを発信することで周りをどんどん巻き込む。

→ブランディング
自分たちの強みを磨き、弱みを理解することで差別化を図る。オンリーワンに拘って圧倒的ブランディングを確立する。

→感謝
一流として自覚を持ち、謙虚におごらず全ての人に敬意を払う。常にまわりへの感謝を忘れず、日々感謝の言葉を伝える。

このバリューを大切にできる仲間がたくさん集まり、ケーブルテレビの回線の営業委託販売、他社の営業代行、人材紹介業で着実に成長を果たしていらっしゃいます。

この営業のプロ集団は、営業が弱体化している全国の中小企業の大きな外部戦力となる気がしています。時々、立花さんにそのようなご相談事もさせていただいている関係性もあります。

【恵比寿の肉塊UNOさんで会社の近所です】


◆今後の展開について

立花さんの会社HPにちょっと今までの営業色の強いお話とは少し雰囲気の違うページがあります、【ビューティー&ヘルスケア(B&H)事業】です、これはたまたま、事業の領域を広げていきたいと考えておられた時期に、私から懇意のサイエンス社をご紹介したことがきっかけでした(サイエンス社はマイクロバブルシャワーヘッドでかなり知名度が上がっている大阪のモノづくり企業であり、私とは10年以上、同社が10名以下の社員数だったころからのお付き合いです)。

その立花さんが同社の1次代理店として新領域にチャレンジされ、それがこの販売サイトです。今までの高いセールスレベルをドンドン違う領域へ活用できる糸口を試す良い機会にしてくださり、大きな実績を作ってくださいました。

そこから、Chatwork、meet in、Great Signの取り扱いを私のご紹介から展開をしていただいています。

けっして売り込みのイメージではなく、理念にもある、皆が笑顔になる営業を目指して実践に力を注いでいらっしゃいます。


【HPにある経営理念とミッション】

これがまさに、【セールス・テック】人間がやるべき領域、そこにコミットして行こうと。未来に希望があるのも自立型社会であるべき、そこに一石を投じたいと思うのも、自身がスーパー営業マンだったからこそ、今後のSANGO社の社会でのお役立ちは、【会社のリフォームをする会社】になっていきたいと話されていました。SANGO社がセールステクを用いて関われば、半年・1年で2倍、3倍の成果を叩き出せるようなお役立ちを、特に地方の良い顧客や良いサービスを持っている会社の役に立ちたいと話していらっしゃいました。

さらに、自社にもっと基礎体力が付けば、自ら事業を承継したり、買収したりし、キチンとリフォームし、また新たな引き継ぎ先にバトンを渡していきたいとも、今後の展開がますます楽しみに感じます。長きに渡り応援したいと思います。

最後に、立花さんから一言、コメントを頂きました。

発展途上国に比べて、少子高齢化や人口減少など未来に様々な問題を抱える日本ですが、

そんな日本経済に貢献して希望あふれる未来をつくりたい!

いつしか自分自身の海外在住経験からか、そんな気持ちがとても強くなりました。

それを実現する為に

私たちの掲げるミッションは「営業力×(カケル)テクノロジーで希望にあふれた未来をつくる」です。

私たちがつちかった営業力や、そして最新のテクノロジーを駆使したマーケティング戦略(セールステック)で、みんながワクワク出来る未来をつくっていけるように一生懸命頑張りますので、ご指導ご鞭撻の程何卒よろしくお願い申し上げます。

 

今回のインタビューを通して、立花さんのセールステックが未来につながる気がしています。さらにご一緒できますように。今回は誠に有難うございました。