ご縁結びのコーナー 第68回 株式会社カクシン 田尻様〜絵に描いたような笑顔で本質を語るそしてアツいハートも〜

ー杉浦佳浩

ご縁結びのコーナー 第68回 株式会社カクシン 田尻様〜絵に描いたような笑顔で本質を語るそしてアツいハートも〜


2020年 09月 10日

㈱カクシン様のHPはこちらです。

 

私がサラリーマンを辞めて2ヶ月後2015年2月、いつもお世話になっている、五味田さんのご紹介で出会った、田尻さん。まだ5年と半年?そんな感じのお付き合いをしてくださっています。私の子供時代のマンガの主人公に出てきそうな、目のクリクリっとした素敵な笑顔で目の前に登場してくださいます。そこから人懐っこくいろんなツッコミを入れてくださるのが日常。たくさんのご縁を決して蔑ろにすることなく確実に、緻密に実現してされています。一緒に働いたことはありませんが、お互い、KEYENCEでお世話になった間柄、退職はしても、あの会社の素晴らしさを理解し自分にもそして知らず識らずに周りの方々にもインストールしていく感じは同じ感覚の持ち主だと思っています。今回はそんな田尻さんについてお伝えしたいと思います。

【真夏でも上着を必ず着ている田尻さん】

 

◆田尻さんのプロフィールについて

今年の5月頃に、『杉浦さん!橋下 徹さんに並びました!』と連絡をくださいました。それが以下の講演告知のHP(抜粋)でした。掲載サイトはこちらです。

田尻さんの2つ下に、たしかに、大阪府知事・市長を歴任した、橋下さん。こちらのイベントは、【全国経営者大会:コロナショックをどう乗り切るか!?〜多難の時代を切り拓く国家と企業の新戦略〜】に7月3日に帝国ホテル(東京)にて3日間数百名規模で開催の経営者向けのイベントで講演をされました。立派なもんですね。私なんかこんなこと絶対できませんし、声も掛かりません。この日に、田尻さんは、《「キーエンス」が超高収益を上げ続ける秘密、圧倒的利益を上げる「価値創造経営」の実際》をテーマに●超高収益企業キーエンスとはどんな会社か●なぜ売れ続けるのか●構造が挙動を創る●”違い”を創っている違いは何か●ベースを作る仕組み●他社との違い●教育の7段階、という内容で話されています。私も聞きたい感じです。どこかで研修会を企画したいです。

田尻さんのFBの冒頭の言葉『私といることでしか生まれなかった希望の実現可能性の最大化』これもなにかキーエンスの組織・仕組みの素晴らしさに個人・個性をぶつけて自分という存在を世の中へのお役立ちに繋げていこうとする意思表明に感じた次第です。

田尻さんは今年35歳、大阪大学基礎工学部情報科学科にて、まさに今求められる、情報工学、プログラミング言語、統計学を学んだそうです。IT〜経営の基礎となる統計学まで、なので経営企画のアイデアまで一緒に話せているのだと感じます。新卒でキーエンス。ここでも不思議のご縁は、面接→最初の上司が、私がキーエンス在籍時、浦和営業所でお世話になったAさん。なんというご縁か。これも必然ですね。ただ私とは違うのは営業最前線というよりは、大学での知識を生かした配属だったようです。《コンサルティングエンジニア》が社会人としてのスタート、大手システム会社の顧客向け業務システムの構築支援という、自社の製品を売るためだけでなく全体を俯瞰して、最適化を進めるというある意味経営思想に近いようなことを技術分野で行っていたそうです。そこから海外担当、海外の販売促進の担当から行く行くは海外赴任という青写真も社内から声が掛かるほどだったそうです。

しかしながら、退職の選択をする、田尻さん。約4年で辞表を。そもそもなぜキーエンスに入社したかったのですか?との質問に、『じつは漠然としていて、やりたいことはあまり無かったのです。ただ、キーエンスには収入と合理的な考え方、製品を通じて世の中に訴求しているところに魅力を感じて入社しました。』と話します。ある程度のキーエンスの思想を体得したところで、ちょうど活発に行っていた《社外活動》で、起業家、企業家、フリーランスの人たちのキラキラした部分を見て、自分をできるはずということで独立を経験、そこで辛酸を嘗める経験もされています。そこからコンサルティング会社として活躍、たくさんの会社、特に大手企業で、大人数への研修、人材育成、組織開発に《成果・結果》を残されていました。ちょうどその頃に私との出会いがありました。その後に、もう一度起業、独立の際に、私にご相談いただき、いろんなディスカッションを進めさせていただきました。ただし、決意と踏み出した勇気は田尻さんの覚悟があってこそですが。2017年10月に現在の株式会社カクシンを立ち上げ順調に軌道に。何事も熱心に、熱量高く、スピード感があって成長していく宇宙ロケットのような田尻さん、たいしたことはできませんが、私の役割は、その軌道の微調整役と少しスピードダウンをたまにアドバイスさせていただく関係です。これからが本当に楽しみな頑張り屋さんです。

また、毎年夏の恒例行事である大峰山修行に、昨年にご子息をお連れになった田尻さん。3歳のお子さんにはそれはそれは過酷な道中ですが、立派にやり遂げ、最後の最後の下山時、お父さんである田尻さんの目から大きな涙がいくつも落ちているのを見てこちらももらい泣き。素敵な親子の絆を創っていらっしゃるなと感嘆したものです。。。。

 

◆田尻さんとのご縁、私とのご縁からの広がりについて

・私の健康法の一つとなったオッサンウォーキングも田尻さんのお陰です。

【田尻さんのご紹介でマティウォーキングスクールの竹澤先生に】

私がペットボトルを頭に乗せて、延々歩き続けれれる動画をFBで公開したら、偉い反響がありました。ハゲで、ツルツルスベるハズのところにペットボトルが張り付いたように落ちない。それができるようになったのも、竹澤先生のお陰です。奇数月の土曜日に開催が始まってすでに22回、田尻さんも忙しい中に駆けつけてもらっています。竹澤先生の会社HPはこちらです。上記の写真の時、偉いべっぴんさんが来られてドキドキしたことが懐かしいですし、田尻さんに感謝です。

【オッサン(メンズ)ウォーキングの皆さんとお花見ウォーキングを敢行しました】

・私からのご紹介にすぐに事業化や見える化を実現するのもさすがです。

ご縁つなぎをたくさんさせていただいた、というよりも、紹介したくなるような心地よさをもっている田尻さん、先日そのご縁で取り組みの報告を受けました。

それがこちら。

【2020年8月4日開催オンラインセミナー】

いつもお世話になっている、NTT東の大村さん、2年ほど前にご紹介した、ヘッドウォータースさんと田尻さんの3社による共同イベントDX(デジタル・トランスフォーメーション)セミナーを開催されていました。なにかこういうイベントが行われることほんとうに心から嬉しいです。

他にも、上場されているライトアップさんとも仲良くしていただき、多岐に亘るやり取りがあるそうです。またYOLO BASEを運営している、加地さんとも在留外国人の皆さん向けの研修プログラムを開発下さったりと、学生時代からの経験、社会人での経験をうまい具合に織り交ぜながらビジネス領域を広げていらっしゃいます。

私にとっては、IT業界、ITツールの善き通訳者のような存在です。田尻さんのお陰で、勘所がブレなくなり、ご縁の繋ぎ方のレベルアップも果たせていると感謝しています。

 

◆独立そして独立後の事業について

会社HPを見ていても、多くを語っていない株式会社カクシンについて、少し掘り下げて説明したいと思います。起業にあたって、

【創業の動機】→人口減少が始まり、超高齢化社会に突入している日本では、働き方改革が推し進められ、”生産性向上”、”ワークライフバランス”、”効率化”といった言葉が重視されています。しかし、その根幹となるのは”人の命の時間”が生み出す”価値”ではないでしょうか? では価値とは一体何なのか?どのようにすれば、最小の命の時間で、最大の価値を生み出すことができるのか? ”人の命の時間”を”コスト”から”価値創造”へ そのための”観点”と”事例”を学び自らが”価値創造”をする”構造”を生み出し、実践するそのような場を創るために

と話します。私も同感です。

この価値の根底には、田尻さん笑顔を大切にするということが存在すると思います。価値提供できるからこそ、集うメンバーや、顧客、その関係者、家族まで笑顔となる、ほんとうの意味での価値創造を創っていこうとされています。

 

価値提案、主要な活動については、当初は講演・セミナー、講座・研修、コンサルティングで現有メンバーで創っていきながら今後は、執筆、商品開発、ツール開発に着手しながら大きな展開をしていこうとされています。提供できる価値提案は、人材に関わるところからステップアップしていき、営業利益、新規事業開発、売上向上に関わるところに領域を広げようとしています。楽しみですね

 

この先には、まさに創業の動機を広く世の中に問う、【クラウド型フルオートコンサルティングシステム】の開発に着手しようとしています。少し、田尻さんに語っていただきました。

 なぜこのシステムを作らなければならないと思ったか、それは2019年の2月にお会いした年商1.2兆円、従業員数8000人の会社の経営者様にお会いしたことが確信につながりました。その方のお話しを聴いた時にハッとしました。それまで日本が変わらないという理由は、経営者が、管理職が、若者が、つまり”人”が変わらなければ・・・と考えていましたが、”全く違う”ということに気づいたのがその瞬間でした。

その経営者様は、”ペーパーレス化したい”とおっしゃってました。しかしそれはうまく進んでいないとのこと。理由は、明確に判られていませんでしたが、私の気づきは、業務分析をフィジカルに行おうとしていたことでした。8000人いる会社の業務を分析し、ペーパーレスにするには、膨大な量のアンケートとヒアリングが必要になる。そしてそれぞれの考え方を尊重しながら、テストをしていき、徐々にペーパーレス化をしていく。。。そのようにされようとしていたのです。

もし、、この方法をするのであれば、とても優秀な業務改善コンサルタントが複数人が必要で、その上でヒアリングのためのたくさんの人件費がかかり、そしてそれでも社内からの強力な反発が出てきてしまいます。

たくさんの時間とお金が掛かった上で、ペーパレスが実現するかどうかわからない。こんなことが日本の先端企業でも起こっている。それが、1社や2社ではなく、多くの会社で。。

 

こうなる理由は、”人”のせいではないと気づきました。誰かが悪い(能力が低い、サボっている)という話ではなく、”仕組み”(会社・仕事の進め方など)に問題があるのです。クラウド型フルオートコンサルティングシステムは、組織全体の動きを把握できなくなる従業員1000名を超える会社が、自社の業務を自動で見える化し、分析し、改善するためのシステムとして着手しています。

 

これを強力に推し進めるために、デジタルクオンタムリープ〜非連続のデジタル化飛躍〜というコンセプトの創り、これまで人の力ではなし得なかった革新を起こすというムーブメントを起こそうとしています。根本的な構造の変化としてとして、”仕事(作業)は人が行なうもの”から”作業はシステムが行なうもの”に変える。この事業の実現とともに、多くの日本人の時間の使い方が変わります。分析で改善ができる業務を自動で行えるようになれば、たくさんの人の時間が自由になります。休日出勤も残業もしなくて良くなります。シンプルになった業務は、働く場所を制限しません。

自動化できない高付加価値な業務だけが残り、考える力が上がります。休みも増え、休日出勤もなくなり、働く場所も選べるようになれば、世界に飛び立つことも簡単になります。

 

その思考と思想を形にするもののひとつがクラウド型フルオートコンサルティングシステムZEN〜然〜です。企業の業務の見える化するだけでなく、業務の改善提案までをAIが自動で行なうシステムです。

 

◆今後の展開について

最後に今後の展開、個人のあるべき姿、会社のあるべき姿について田尻さんに語っていただきました。

 

→私たちのあるべき姿は、”価値とは何か?を常に問いながら、価値創造文化の創造と拡大を起こし、価値創造社会を実現すること”だと考えています。その考え方は、個人でも変わることなく、あるべき姿は同じだと思っています。そして、その原体験は、両親が自身の人生をかけて、教育をしてくれたことにあります。

 そして、インターネットやメディア、SNSによって大量の情報にさらされる中、本当に大切なことだと思うことがあります。それが”笑顔”です。”自分の笑顔”、”家族の笑顔”、”仲間の笑顔”、”お客様の笑顔”です。どれか一つの笑顔がくずれていたとしてたら、それは何かがおかしいと気づかせてくれていると捉えるようにしています。

 今後の展開として、3つの事業(コンサル・研修事業、研修事業構築事業、デジタルクオンタムリープ事業)のどれもが、お客様からは必要・緊急なこととして捉えていただいているのですが、この数年を自分自身の飛躍の機会と捉え、デジタルクオンタムリープ事業・クラウド型フルオートコンサルティングシステムZEN〜然〜をゴールのある形でスケールしていきます。

より多くの人に価値提供できるという状態を体現しながらも、たった1人のお客さまも笑顔にできる。一見相反する2つのことがアンド(&)で起こせるようにすること。それが価値創造であり、革新であり、デジタル化の新の恩恵だと思っています。

これまでは、自分がコンサルタントとして、誰かの夢や目標を叶えるサポートをすることが仕事でしたが、これからは自分自身が経営者として邁進いたします。

 

杉浦さん、末永く宜しくお願い申し上げます。

 

とのこと、私もコンサルタントの領域をいつかは抜け出しどこかで、経営者としての側面を見せてもらえると思っておりました。それが早くも舵を切られたことが非常に嬉しく思います。今後はご自分でやっていかれたことが、周囲の経営者の役に立つということ、その実践が波紋となって経営者のお役立ちに繋がるものと、まさに確信(カクシン)しております。