ワクワクが大切ですね。プラスの3Kを想い浮かべながら…

ー杉浦佳浩

ワクワクが大切ですね。プラスの3Kを想い浮かべながら…


2019年 08月 05日

大阪市内を歩いていると
妙に日焼けした丸坊主の男の子が多いなと
思ってましたら、近所で高校野球の組み合わせ
抽選会があったと知りました。

もしロボット?アンドロイド?だけの
高校野球があったら?
たぶん面白くないですね。
いろんな ドラマ 感動がない無機質に。
プロ野球に無い、ひた向きさ、一所懸命を
感じるから、炎天下でも人が集まる

先日ある経営層の方からの相談で
久しぶりに面談。

相談は人材育成、中でも営業マネジメントが
主たる内容でした。

ここまでの手厚い資料、会議、活動要件等々
短期間でよくここまで構築されましたね。
と驚きのレベルでした。
スーパー営業マンは要らないという発想からの
言わば【システム】となっている感じでした。

でもこの面談相手の方、
何かが足りないと思っていらっしゃったようで、
それが、
・今の20代の顧客目線と程遠い
仕事への取り組み姿勢の問題?
それとも
・ご自分が作られたマネジメントシステムに
何か問題があるのか?
まだまだ感を自分で感じ
悩んでいらっしゃいました。

私からは、
今の若い方々に、自己肯定感が低い、平たく言えば
【居場所】を見い出せない方が多い、居場所が
会社にあるって教えてあげないとすごい仕組みがあっても
なかなか起動、稼働しないってお話をさせていただきました。

冒頭の高校野球のように、
ロボットのように無機質では
面白くもなんとも無い、居場所もない
そここで、大切なのは人間であること、
形式的なことだけではなくて、
面白い、ワクワク、楽しい、笑顔、そんな
【エッセンス】をこの作られた枠組みに
入れ込むことで、機能し始めるのでは?
とお伝えさせていただきました。

言葉ではお伝えしなかったのですが、
頭の中では、松原泰道先生の
【プラスの3K】を思い浮かべながら。
・感動
・希望
・工夫
このことを考えていました。

AIに任せることは任せて楽しい、
人間であることを大切に。
ワクワクする1週間に!
今週もよろしくお願い申し上げます!

この経営層の方に
50も半ばになって、
先週も1日の訪問先が10件でしたと
驚かれました。
誰かに言われてやっている訳ではないので。
まさに好きなんだ、楽しいんだ
ということ大切だと思います。
頑張りますとは申し上げますが
頑張ってます、努力します
って言葉は会社員を辞めて口にしなくなりました。

【好きだからやってるだけよ】
脳科学者・中野信子氏の心に響く言葉より…

私は、脳のことをすこしばかり研究したり勉強したりしてくる中で、努力と言うものの本質が持つ、心理的な罠(わな)について気づくことができました。
また、人が持っている能力は、生まれつき持っている才能でどれくらい決まるのか、努力でどれほど変えることができるのかについて、一定の知識を得てきました。
こうした知識を持って、世の中を見てみると、じつに無意味な努力を重ねさせられ、そのうえに搾取されてしまっている人が多いことがわかるのです。
本当は、声を上げるべきなのに、すべて自分のせいにしてしまう。

それを美しいという人もいるでしょう。
声を上げないのは日本人の美徳だという人もいます。
でも、本人は苦しい。

見栄を張るためとか、周りの人に自分の存在意義を認めてもらうだとか、自分で自分に言い訳するための努力はもうやめにしませんか。
こんなことを続けていれば、いつまで経ってもあなたの人生は、あなたから搾取したい誰か他人の思惑に左右されてしまいます。

先日、「ホンマでっか!?TV」でお世話になっている明石家さんまさんが、「努力は報われると思う人はダメですね」とおっしゃったということが話題になりました。
私は、さんまさんの意見に全面的に賛成です。
もちろん、さんまさんが努力されていない、ということではありません。
収録のときにはいつも感じるのですが、さんまさんは本当にプロ意識の高い方なのです。

たとえば、専門家たちがこれまでにコメントした学術的な内容はほとんど記憶されていますし、他局の番組での内容を、「ホンマでっか!?TV」の内容と混同されることも一切ありません。
そして、さんまさんが次々と繰り出す言葉が笑いの渦を起こすときは、まるでレベルの高いサッカー選手が、小気味よくシュートを決める瞬間を見るかのようです。
さんまさんが持っているこうした力を、努力の賜物と呼ぶか、才能と呼ぶべきなのか?

少なくとも、さんまさんご自身はこのお仕事をとても楽しんでいらして、そのための努力を苦痛とは感じないのでしょう。
見返りを期待して、楽しくもないのに苦痛を伴う努力を重ね、恨みをため込むくらいなら、やめたほうがいい…。
そんなさんまさんのアドバイスは、努力というものの本質をついています。
話題となった、努力についての記事を、一部引用してみましょう。

さんまさんの発言があったのは、2014年6月7日放送の「MBSヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)でのことだ。
有名人の「名言」や「珍言」をリスナーがメールで紹介する「名言珍言ゆとっtter」というコーナーで、この日ゲストだったアイドルグループ「アップアップガールズ」の佐藤綾乃さんがインタビューで言っていたという、こんな話が紹介された。
「努力は必ず報われる。その言葉、最初は信じなかったんですよ。そんなこと言っても、本当に努力を見てくれてるのかよって。でも、自分の経験上、努力をしていれば必ず誰かが見てくれていて、報われることがわかりました」

これに対しさんまさんは、「それは早くやめた方がぇぇね、この考え方は」とバッサリ。
佐藤さんやレギュラーメンバーのモーニング娘。
道重さゆみさんが驚いていると、「努力は報われると思う人はダメですね。努力を努力だと思っている人は大体間違い」と持論を展開した。

「好きだからやってるだけよ、で終わっといたほうがぇぇね。
これが報われるんだと思うと良くない。
こんだけ努力しているんい何でってなると腹が立つやろ。
人は見返り求めるとろくなことないからね。
見返りなしでできる人が一番素敵な人やね」

『努力したら負け。』フォレスト出版

本田静六氏は「成功するために必要なシンプルな話をしよう(知的生き方文庫)」の中で、こんなことを語っている。
『人生の最大幸福はその職業の道楽化にある。
富も名誉も美衣美食も、職業道楽の愉快さには遠く及ばない。
職業の道楽化とは、学者のいう職業の芸術化、趣味化、遊戯化、スポーツ化もしくは享楽(きょうらく)化、であって、私はこれを手っ取り早く道楽化と称する。
名人と仰がれる画家、彫刻家、音楽家、作家などが、その職業を苦労としないで、楽しみに道楽としてやっているのと同様に、すべての人がおのおのその職業を、その仕事を道楽にするということである。』

本田静六氏(1952年没)は、日本のバフェットとも呼ばれる投資家でありながら、東大の教授であり、日本最初の林学博士であった。
貧しい家の出身であったが、苦学して資産を築き、60歳で退官するときに、匿名で当時の金で100億円以上を寄付したと言われる。

職業を道楽化している人は、自分が努力をしているとは思わない。
苦労も、努力もしないで、楽しみや道楽として仕事をする。
そういう境地になった人は、ますます成功する。

反対に、「努力しなければならない」という「ねばならぬ」状態で仕事をしている人は、苦しくなる。
どんな仕事に対しても…
「好きだからやってるだけよ」と淡々という人には限りない魅力がある。

松原先生の記事はこちらです。

上記の【好きだからやってるだけよ】については人の心に灯をともすより引用しています。