【今週の自戒】継続の極意を3日連続で聞く

ー杉浦佳浩

【今週の自戒】継続の極意を3日連続で聞く


2026年 09月 28日

【今週の自戒】
継続の極意を3日連続で聞く

また失敗
また失敗
だから何

これからますます大切なこと
失敗を今まで以上に恐れない

成功も失敗も紙一重
ただのレッテルにしか過ぎない

しかし、AIの存在がますます
失敗しづらい環境も創っています

ある時、20代の経営者さんから
まさにこれから失敗をたくさん経験しないと
いけない。ガンガン前に進める人に!
と元気良い檄が飛んでました。
そこから三日連続同じようなお話に。

翌日は30代の経営者さん。
AIの業界で有名な上場会社社長。

シンギュラリティの説明が秀逸でした。
確かに世間を賑わせているが
人間の成長を追い抜く到達点と
表現されがちですが、
人間がAI頼みになっていくと
どんどんバカな人間が増え
どんどん知能が低下していく
その時にシンギュラリティが
起こってしまう。。。

なんともユニークな表現で解説を。
私も同感、失敗をしない
新たな経験をしない
失敗を恐れて何も動かない
そんな未来になっちゃだめ

3日目の方は40代の経営者
前述の20代経営者とほぼ同じ
お話でした。。。。

失敗を何?それが?って
言える毎日に。
継続の極意と身につけて、
そうありたいと思いました。
今週もよろしくお願い申し上げます。

【泥水飲み飲み、浮き沈み】
竹内政明(まさあき)氏の心に響く言葉より…

《ボウフラが 人を刺すよな蚊になるまでは》都々逸 (作者不詳)
(森繁久彌/久世光彦「大遺言書」 ・新潮文庫)

芝居が始まったのに、その少女は客席の最前列で頭を垂れ、居眠りをしていた。
『屋根の上のヴァイオリン弾き』九州公演でのことである。
おれたちの芝居を何だと思っているのか。

森繁久彌さん(1913~2009)をはじめとして俳優たちは面白くない。
「起こせ、起こせ」と、少女のそばで演技をするとき、一同は床を音高く踏み鳴らしたが、ついに目を覚まさなかった。

アンコールの幕があがり、少女は初めて顔を上げた。
両目が閉じられていた。
居眠りと見えたのは、盲目の人が全神経を耳に集め、芝居を心眼に映そうとする姿であったと知る。

心ない仕打ちを恥じ、森繁さんは舞台の上で泣いたという。
このとき、すでに森繁さんは芸能界に君臨する大御所である。
その人が、たった一人の観客の目を舞台に引きつけようと躍起になる。

真相を知って、悔恨の涙を流す。
青臭いほどの、その精神の初々しさ、柔らかさはどうだろう。

掲出の都々逸は森繁さんが生前、好んで口ずさんだものという。
功成り、名を遂げた人の多くは下積みの昔を忘れてしまい、生まれながらの成功者であるかのように振る舞いがちである。
浮きつ沈みつ、泥水のなかを泳いだボウフラ時代を折に触れて思い出すことのできる人だけが、初々しく柔らかい心をいつまでも保つことができる。

『心にジーンと響く108の名言』だいわ文庫

人はいくつになっても、泣きたくなるような痛恨の失敗をしてしまうことがある。
「若者の考えが必ずしも正しくないのなら、年長者の考えだって、それほど正しいとは限らない」(ロバート・ルイス・スティーヴンソン)という言葉がある。
歳を重ねたからといって、人間が完成するわけではない。

どんなに完璧に見える人であろうと、幾多の修羅場をくぐっていようが、失敗する時には失敗してしまうのだ。
それは、間違いを犯すのが人間だからだ。

いくつになっても、人の痛みや苦しみがわかる人は、みずみずしい感性を失っていない人だ。
その感性は、何度も泥水をすすり、天国と地獄のような浮き沈みを繰り返してきた人だけに与えられた特権だ。
大人になると、多くの人は、感性が鈍ってしまう。
すると、感じない大人が続々と生まれてしまう。

自分の失敗は何度してもいい。
しかし、もしその失敗によって相手や周りの人が傷ついてしまったのなら、今一度初心にかえって、心の底から涙を流し、許しを乞うしかない。

《ボウフラが 人を刺すよな蚊になるまでは 泥水飲み飲み 浮き沈み》という言葉を胸に刻みたい。

上記の【泥水飲み飲み、浮き沈み】については人の心に灯をともすより引用しています。