【今週の自戒】 人が逃げないのは、仲間と信用のため

ー杉浦佳浩

【今週の自戒】 人が逃げないのは、仲間と信用のため


2025年 06月 30日

【今週の自戒】
人が逃げないのは、仲間と信用のため

13歳の方、まさに!
この問いを思いつくのは
素晴らしいですね。

私がこの頃こんなことを
思いつくような生き方を
していなかったと反省。。。

写真を撮りながら、

ある経営者さんとの対話を
思い出しました。
その経営者さんが困り果てている、
ビジネスパートナーについて。
半ば諦めかけている。。。
とにかく逃げているばかりの人の
その存在について聞いていました。
肝心な場面で逃げる、さらには
私は仕事をやっている
周囲が悪い、客が悪いと
開き直る。
その経営者さんに、私は
そんな人になるなとその人が教えてくれている
そんな人を仲間にしていけないと気が付く
そんな人だから信用の大切さを感じる
全てが悪いわけではなく
プラスに感じ取ることの大切さを
そして活かし方について話していると
元気になってもらいました。
逃げるとどんどん不運が追いかけてくる
信用を落とし、仲間が離れていく
そんな人とは付き合わない
人が逃げないのは、仲間と信用のため
そう心に刻んで今週も楽しく元気に
よろしくお願い申し上げます。
【素行自得(そこうじとく)】
安岡正篤師の心に響く言葉より…『君子は其の位(くらい)に素して行ひ、その外(ほか)を願はず、富貴(ふうき)に素しては富貴に行ひ、貧賤(ひんせん)に素しては貧賤に行ふ。
夷狄(いてき)に素しては夷狄に行ひ、患難(かんなん)に素しては患難に行ふ。
君子入(い)るとして自得せざるなし。』(中庸)『意気地なく、或いは卑怯に、現実逃避しないで、正直に、着実に、勇敢に、現在の境地に立脚して勇往邁進(ゆうおうまいしん)してゆくことを「素行」という。
素行してはじめて人間は自己を把握することができる。
これ「自得」である。』(東洋の心)

『素行とはいうまでもなく、心ある人々がまず各々(おのおの)その位、すなわち立場々々に即して良心的に行動することである。』(天地有情)

『安岡正篤 人生手帖 古教に心を洗う』致知出版社

君子は、富貴(金持ちで身分が高いこと)の境遇にあるときは、おごらず、その富貴を楽しむ。
貧賤(貧乏で身分が低いこと)のときは、その貧賤を楽しむ。
夷狄(外国)に行ったら、その国の風習に合わせ、それを楽しむ。
艱難(苦しいとき)にあっては、その艱難を楽しむ。

君子はいかなる境遇におかれても、それに不満を抱かず、矩(のり)をこえず、あたかも遊ぶように、淡々と毎日を過ごす。
それが、「楽しむ」という世界。

「立派な人物は、己に与えられた環境について、泣き言や、不平不満を言ったりはしない。
その置かれた場所で、精いっぱいの努力をし、それ以外のことは考えない。」

行徳哲男師は、こう語っている。
『「大事到来、いかにしてこれを避くべくや」という禅の公案がある。
「酷暑到来、酷寒到来、いかにしてこれを避くべきや」。
その答えは「夏炉冬扇(かろとうせん)」。
そんなに暑かったら囲炉裏にあたっておけ、そんなに寒かったら扇をつかっておけ。
暑いときには暑さの中へ入れ、寒いときには寒さの中へ入れ、そしてそれを突き抜けろ、ということである。』(感奮語録)より

絶体絶命の大事と出合ったら、逃げずにそこに入り込み、浸りきることが唯一の解決策だというのである。
逃げれば、不運が追いかけてくる。
つまり、「これより他に道はなし」、という気持ちになることだ。

まさに、「置かれた場所で咲きなさい」であり、「素して行い、自らを得る」だ。
「素行自得(そこうじとく)」という言葉を胸に刻みたい。

上記の【素行自得(そこうじとく)】については人の心に灯をともすより引用しています。