ご縁結びのコーナー 第18回 大住 力 様
2016年 07月 25日
今年の春 ご自分で映画の製作された
大住 力さんについて今月はお伝えしたいと思います。
映画の題名は、『Given〜いま、ここ、にある しあわせ〜』
☆最初にこの団体についてと設立経緯について
◆この団体の名付け親について
この団体の最高顧問でもある、
聖路加国際病院の名誉院長の日野原重明先生が名付け親です。
◆家族も対象にした数少ない団体です。
日本国内には、難病のお子さんは約20万人、
毎日3名のお子さんが小児ガンでなくなっているそうです。
そうしたお子さんたちを支援する団体は日本に100以上あるそうです。
同様の団体の中で、この大住さんが運営されている団体は、
家族まで対象にした数少ない団体です。
難病のお子さん自身が大変である以上に、
そのお子さんと一緒に生活を共にするご家族、病気の状況・状態次第では、
旅行に行けること、家族でのイベント、また
お子さんのご兄弟との“ふれ愛(ふれ合い)”等々に制限があるご家族も
少なくないそうです。
この団体は【家族】にフォーカスし
家族の“絆”ひとつながりを大事にしています。
◆米国にあるモデルケース ギブキッズザ・ワールド
元々、米国でホテル経営者であったヘンリーランドワース氏が、
ある時、ホテル宿泊客のキャンセルの内容を調べていると、
難病のお子さんがディズニーランドに行きたかったが、
夢が叶わず亡くなったということでした。
そこから、難病のお子さんが米国ではディズニーランド、
ミッキーマウスに会いたいと思っている子どもが70%近くいることを知り、
自分の全財産を売却、難病のお子さんたちとその家族を
ディズニーランドに1週間招待するプログラムと施設を始めました。
◆ヘンリーランドワースに会いに行った大住さん
2000年頃、テレビの番組で、
ギブキッズザ・ワールドの内容を見た、大住さん。
居てもたってもいられず米国へ。
しかし、この米国での運営者のヘンリーランドワース氏からは、
かなり否定的な一言が。
『日本人は共感するが実行・実践しない、だから協力できない』と。
そこに激しい想いを感じ、
何度となくランドワース氏を訪ねて人間関係を構築し、
大住氏は、ランドワースから認められる存在になりました。
当時、勤務していたオリエンタルランドの経営陣に、
このランドワース氏の想いを日本で実現しようと働きかけるも、
実現することは叶いませんでした。
そこから一念発起して、この団体を一人で立ち上げました。
☆団体の運営について
◆米国流に日本流を付加した運営を
米国では、家族をディズニーランドにご招待するところに
フォーカスされていますが、
日本では、“ふれ愛(ふれ合い)”の場面を増やすことに腐心されています。
ディズニーランド、USJへのご招待だけでなく、
なかなか普段は行けない高級ヘアサロンに連れて行き、
家族全員が綺麗になったり、高野山の宿坊に泊まったり、
大住さんの地元福山に行ったり、また沖縄へも訪れたり、、、
その訪問した地元との“ふれ愛”や“絆”を意識した運営をされています。
◆寄付だけなく参加型の関わりも
前述の運営の中でのヘアサロンへ行った時のお話。
ヘアサロン側では、
『明日もしかして命が尽きるかもしれないお子さんに、
あなたは最高のおもてなしをしなさい』という場面を想定して、
カットをするそうです。
これほどのプロフェッショナルな【研修】はないと思います。
“最高の笑顔でお迎え出来ているか?”
“最高の技術を出しきったか?”
“命に限りがある、その中で仕事に注力することが如何に大変であるか”と、
このような場面に参加できることで、
社員教育にも通じる参加型のプログラムが、
家族だけでなく、関わる皆さんにも用意されています。
この経験から、命の大事さ、絆の大事さ、そして仕事の大事さという、
気付きが得られる事が仕組み化されています。
ヘアサロンだけでなく、参画する企業やお店の皆さんから、
『参加家族から元気をもらった!』という声が寄せられています。
◆参加家族同士の絆も大切に
旅行に招待する中で大事にされているのが家族同士の対話。
いろんな境遇の中で、
家族の絆、お子さんの誕生から今までをお互い振り返って、
家族の絆を一層深めて頂く場面を持っています。
私もこの場面に参加させて頂き、如何に自分は何もしてきていないか、
命への感謝、親への感謝、私を支えてくださっている
まわりの皆さんへの感謝に気付きを与えてくださいました。
そして、
【人間誰一人役割無く産まれ来る人はいない…命の長さより中身、想い。】
そこに至りました。いきるって素晴らしいですね。
旅行への招待だけでなく、過去に繋がった家族の皆さんや、
プログラムに参画した皆さんが一同に会すパーティーも開催されています。
ここ最近、関西では大阪マラソンへの団体での参画、
そしてその後のパーティーへと私自身も楽しく参加させていただいています。
☆活動を知って頂く、広めるためへの活動について
出版 〜 映画製作に
◆この活動の応援をさせていただくく中で、私の耳に入ってきた言葉。
『可哀想』『つらいですよね』『悲しい』といった
ネガティブワードのオンパレード。
私ですらこんな状況ですから、
当の大住さんでしたら日常に経験されているはずです。
実際は、生きる力を与えてくださる素晴らしい場面であり
団体であると確信しています。
その認識や理解を変える、そこに大きなチャレンジをされています。
◆講演活動から出版について
この団体の活動を広める意味でも重要なことの一つは、
代表の大住さんの認知度が上がること。
そのために、講演活動で飛び回っておられます。
時には、女性刑務所で“命”の講演をされたり。
難病のお子さんを応援して行かれる中で、重要な存在はお母さんです。
その場面を見れば見るほど、ご本人の口から【日本のかあちゃんを応援したい】
という言葉が多く聞かれるようになってきました。
ご自分の活動を知って頂くために、
講演活動の他に出版活動も展開されています。
出版については、もう既に6冊の出版をされていらっしゃいます。
◆映画製作に至る想い
映画を創るって簡単なことではありません。まずは資金。
そこからしても大きな壁ですが、大住さんは、『絶対必要なこと』として、
一歩も引かない感じでした(団体設立の時も同様でした)。
言い出してからがまさに実行の人。
いろんな困難をもろともせずに、気付けば昨年の夏に、
『大阪で試写会やります!』という連絡。
まだまだ未完成の映画を拝見しました。
完成後の映画とは内容がかなり違うものでしたが、
私は涙が溢れて止まりませんでした。
私は、大住さんに、率直に『このままで良いじゃないの?』と伝えましたが、
大住さんは『杉浦さんは活動を知っているから判る、
でも団体を知らない・活動を知らない人たちからしたら全く伝わらない、
だからダメなんです!』とキッパリ。
そこから約半年の編集、撮り直しから完成に。
2度目の試写会にも参加させて頂きましたら、
さらに素晴らしい内容に変わっていました。
映画の内容については、是非どこかでご覧になって頂きたい
と思っていますので言及は致しませんが、
“生きる力”を、“自分の目の前にしあわせがあること”を
気づかせてもらえる素晴らしい内容だと思います。
映画についてのサイトはこちらです。
☆大住さんのお気遣いに感謝
◆私が前職時代、転職もせず会社が倒産しないかぎり
サラリーマンには必ず起こりうる、勤続20周年。
普段からお世話になっている経営者の皆さんが、
私の20周年を目出度いとおこなって頂いた大イベントに、
大住さんは忙しい中、しかも一人ではなく奥様も帯同しご参加して頂きました。
なんの力もない私のために奥さんと一緒に…頭が下がるばかりです。
◆4年前2012年12月に出版の【一生の仕事が見つかるディズニーの教え】
のあとがきに私の名前も登場させて頂いています。
出版後すぐに、私に献本も。感謝しかありません。
◆今回の映画 Given(ギブン)〜いま、ここ、にある しあわせ〜 にも。
映画を拝見して、最後涙を拭っている中、
エンドロールを眺めていると、私の名前が。
そして関係してきた経営者の皆さんの名前を漏らさず、
全員を掲載していらっしゃいました。
ディズニー流の最高の気遣いおもてなしを言葉だけでなく体現、
実行されるところ、いつもいつも教えていただいています。
素晴らしい活動を継続していかれることを望み、
この御縁つなぎが広がる事を願っています。
近い将来、念願の拠点づくり。
ヘンリーランドワースさんとの約束ももうすぐですね。
一層命の大事さ、有り難さ、絆がフォーカスされていく時代を創っていかれると思います。
微力ですが付いてまいります。
※このコーナーは、お世話になっている、
ブレイン・サプライ社が毎月発行している【ブレイン・サプライ通信】に、
私が日々の出会いの中で、仲良くして頂いております、
企業様、経営者様について話題をお伝えするコーナーである
【今月の縁結び】と連動している企画です。
内容に若干不明な場面もあるかもしれませんが、ご容赦下さい。