【今週の自戒】 一歩を踏み出さないのは、生きていないことに等しい
2025年 02月 10日
【今週の自戒】
一歩を踏み出さないのは、生きていないことに等しい
ニヤニヤの総称、チェシャ猫、
すべての冒険は最初の1歩が必要なんだ
と語っています。
冒険を会社経営と置き換えると
絶え間なく挑戦し
絶え間なく創造し
絶え間なく代謝する。
会社が生きているっていう事は
一歩を踏み出していること。
使えない古いものを捨てる、
必要でないものも捨てる。
しかし必要なものは
どんどん取り入れる
そうありたいと思っています。
先日お会い経営者、お話の中に
きれいな絵面がたくさん
並んでいるんですが、
どうも一歩を踏み出していない。
いろいろ質問してみると
具体的ではない、何も進んでいない
事業相手との交渉もうまくできていない。
まさに一歩を踏み出していないことを
理解しました。
それでいてそのきれいな絵面だけで
何か協力してほしいと私には聞こえてきたので、
自分でまずはやってみたらどうです?伝えました。
そこにハッとされているのが見えて、
畳み込むように、
その上で周りを巻き込んでいくことを
やったらいいんじゃないですか?
とあえて伝えました。
私が協力しないと言うことを
伝えたわけではなくて、
まず自分で動いてみることが大切なんですよ
と言葉に出さずに質問を投げかけてから
相手に伝えようと思いその後に、
ストレートにお話をさせていただきました。
そしていろんな事例を伝えてみたところ、
少し理解が進んだようで何か一歩を踏み出そうと
されたのを伺えて良かったなと思っております。
このような話をさせていただくたびに、
自らへの戒めとして、
まずは自分でやってみることの大切さ、
いろんな冒険をしてみる。
いろんなところに行ってみる。
いろんな人に会ってみる。
そのようなことを続けないと
結局は生きていることにはならない
そう思い、
一歩を踏み出す大切さを
改めて思い知りました。
年齢を言い訳せずに、
またあなたな出会いを求めて
活動を切らせない
1週間でありますように
今週もよろしくお願い申し上げます。
【生きている会社】
遠藤功氏の心に響く言葉より…
経営において本質的に大事なことは、たったひとつ。
それは、会社が「生きている」ことである。
「生きている」とは、ただたんに存在することではない。
会社全体が大きな熱を帯び、理詰めで考え、行動し、新たな創造に向かって社員たちの心が奮い立っている。
「生きている会社」とは、そういう会社だ。
生きていさえすれば、目の前にどんな困難が待ち受けていても、きっと未来を切り拓いていくことができる。
生命体としての力強さが、会社という「生き物」の価値を決める。
「GAFA(ガーファ)」と呼ばれるアルファベット(グーグル)、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コムなど、米国西海岸のIT企業が世界を席巻し、躍進しつづけるのは、たんに彼らの先見性や高い技術力だけが理由ではない。
彼らは世界のどの会社よりも挑戦をしつづけ、新たな価値を創造している。
「デーワン(1日目)」の初々しくもフレッシュな気持ちと行動を忘れずに、「生きている会社」でありつづけようと、懸命に努力をしている。
一方、日本にいま、どれほど「生きている会社」があるだろうか。
挑戦しつづけ、実践にこだわり、創造に燃えている会社がどれだけあるだろうか。
現実を見れば、挑戦よりも守りに終始し、実践よりも管理に走り、創造ではなく停滞に沈んでいる会社がじつに多い。
会社としては存在していても、実体は「死んでいる」。
大志や理想を脇に置き、目先の利益やROE(株主資本利益率)といった経営数字に振り回され、いつの間にか数字だけを追いかける日本企業が増えていることに、私は大きな危さを感じている。
会社を、数字だけで「いい」「悪い」と安易に判断してはいけない。
最も大事なのは、その会社が「生きている」か「死んでいるか」かである。
「生きている会社」とはどういう会社を指すのか。
それは次の言葉に集約される。
《絶え間なく挑戦し、絶え間なく創造し、絶え間なく代謝する会社》
「生きている会社」とは、未来を切り拓こうとする明確な意思をもち、常に自己否定し、挑戦しつづけ、実践しつづけ、創造しつづける会社だ。
しかし、それだけでは足りない。
じつは、「生きている会社」でありつづけるための鍵は「新陳代謝」にある。
会社は、よく見れば、いらないものだらけである。
新たなものを創造しようと思えば、「捨てる」「やめる」「入れ替える」をタイムリーかつ大胆に行わなければならない。
私たちは、ともすると「つくる」ことばかりに目が行きがちだ。
だが、つくったものは、やがて陳腐化し、価値を失っていく。
古くて価値を失い、凡庸になったものをどう処理するのかは、あまり前向きな仕事のようには思えない。
しかし、じつは本当に大事なのは、創造ではなく代謝なのだ。
創造に長けている会社は、新陳代謝にも長けている。
「創造戦略」と同時に、「代謝戦略」を明確にし、「捨てる」「やめる」「入れ替える」を適切かつ大胆に実行している。
儲からなくなった事業を捨てる、価値のない仕事をやめる、意味のなくなった組織を撤廃する、人を思い切って入れ替えるなど、新陳代謝することに躊躇がない。
代謝を戦略的かつ前向きなものと捉えている。
一方、「死んでいる会社」は著しく代謝が悪い。
老廃物を捨てることができず、新たな栄養分を取り込むことができない。
流動性が低く、会社全体が沈滞し、澱んでいる。
代謝なくして創造なし…。
「生きている会社」になろうと思えば、思い切った代謝が不可欠なのである。
『生きている会社、死んでいる会社』東洋経済新報社
城野宏氏の提唱した「脳力開発」で言うなら、
「生きている会社」とは、現状打破の姿勢の会社。
「死んでいる会社」とは、現状維持の姿勢の会社。
現状打破とは、常に進歩発展を願い、よりよい未来を目指して、たとえ少しでも一歩前に具体的に行動する。
現状維持とは、現状に甘んじ、いつもグチや泣き言、不平不満や文句を言い、まわりのせいにして、結局は動かない。そして、「困った」「出来ない」「難しい」が口癖。
現状打破の姿勢の人は、明るく、朗(ほが)らかで、のびのびとしていて、「愉(たの)しみの人生」をおくる。
現状維持の姿勢の人は、暗く、湿っぽく、いじけて、「嘆(なげ)きの人生」をおくる。
愉しみの人生をおくる人には、他人の利益もはかる姿勢がある。
嘆きの人生をおくる人には、自分だけよければいいという姿勢がある。
他人の利益をはかる姿勢の人には、人が集まり、協力する人が次々現れる。
自分だけよければいい姿勢の人には、憎しみ、バカにする、尊敬しないといったタイプの人々が集まる。
つまり、現状打破の人は、常に「主体的にやる姿勢」があり、現状維持の人は「他人(ひと)頼りの姿勢」がある。
これらのことはすべて、会社の姿勢としても同じ。
生きている会社を目指したい。
上記の【生きている会社】については人の心に灯をともすより引用しています。