興味・関心は人を大切にするカギに

ー杉浦佳浩

興味・関心は人を大切にするカギに


2023年 07月 17日

【今週の自戒】
興味・関心は人を大切にするカギに

人に好奇心、興味、関心を持って接する
大切に思う気持ちが通じる瞬間
これがわからない人もいる。

好奇心を持って事業の概要に触れ
質問を投げかけてみる
ほとんどの経営者は面白がって
答えてくれる。
それが的外れであったとしても。

しかし、自分のことだけ
自分の最大の関心事にだけ
触れる以外はノーアクションの人
経営者を見かけます。

いくつか投げかけたことには興味を示さず
結構ですって感じ。
あまりに続くと紹介者がいても
こちらの気持ちも萎えてしまう。。。
まぁ相手にするな、
こんな人になるな、
と教えてもらって感謝です。

興味関心を面白がって聞いたり話したり
大切にする1週間に。
今週もよろしくお願い申し上げます。

【好奇心、興味、関心は謙虚さのひとつ】

小林正観さんの心に響く言葉より…

何か面白く楽しい情報を伝えたとき、それを聞いた人が開口一番に否定的なことを言うと、その瞬間、それを伝えた人は気落ちしてしまうものです。
これ以上言っても、また冷たく否定的な言葉が返ってくるだけだと思うと、 もう2つ目、3つ目の情報は伝えたくなくなります。
この人に何か楽しそうな情報や役に立ちそうな情報を伝えても、多分聞き入れてもらえない、役に立たないだろうと思ってしまうからです。

「こんなことを考えつく人って、ずいぶん暇なんですね」と言った瞬間、そう言った人は、それ以上のことは聞きたくない、と潜在意識の中で言っているようなものです。
それは「そんなことは知りたくない。私は今のままで十分なのだ」という驕り、高ぶり、傲慢、うぬぼれにほかなりません。

謙虚であるということは、誰かが面白い情報や、楽しく新しい情報を持ち込んでき たときに、「それで、それで」と聞く立場になることです。
つまり、自分の中に情報を吸収しようとする心があることです。
常に好奇心や関心、興味があることが謙虚さのひとつではないでしょうか。

自分はある程度勉強してきたから、自分はいろんなことを知っているから、そんなことには関心がない……そういう心を持っていると、否定的で冷たい反応になるのだと思います。
その結果として、そこから先は話が進まなくなります。
1つ目、2つ目の情報で否定した場合には、もう3つ目、4つ目、 5つ目の情報は彼女に向かっては発せられません。
ほかの人は3つ目、4つ目、5つ目の情報を聞いて「面白かった。楽しかった」と 言って帰っていくわけですが、彼女にはもうその情報は向けられなくなってしまう。
つまり、否定的な言葉を言ってピシャッと遮断することは、とてももったいないことをしている、ということです。

人の話や情報をたくさん聞き入れると、それを吸収した自分は大きくなれます。
謙虚に興味を持って人の話を聞けば、相手はきっともっと話をしてくれるでしょう。
そういう話の中から、自分の感性に合うものだけを取り入れればよい。

その一つひとつの情報について、気に入る、気に入らない、と目の前で感想を言うことに意味があるでしょうか。
「なるほど、そうですよね。それで、それで」というように、笑顔で相手の話を引き出すこと。
これこそが謙虚さであり、もっとも自分が得をするというものではないでしょうか。

『ただしい人から、たのしい人へ』廣済堂出版

楽しく話しているとき、「否定的なこと」を言ったり、「つまらなそうな顔」をしたり、「ああ、それ知ってる」と話の腰を折る人がいる。
また、「でも、〇〇ですよね」「だって、これはこうじゃないですか」という「でも」と「だって」で始まる言葉を多用する人も同じだ。
すると、途端に話す人は、気分が落ちてしまい、次から話をしたくなくなる。

「でも」「だって」と言って、自分の主張を唱えたり、言い返す人は、実は、味方を増やす事は難しい。
むしろ、敵をたくさん作っている事実に気づくべきだ。
話は、「なるほど、そうですよね」と肯定して、その受け容れられるところだけ取り入れればいい。

長い間に、ものごとのプラスの面を見るか、マイナスの面を見るか、というクセがついてしまう。
いろいろなことに、好奇心、興味、関心がある人は、プラスの面を見る人だ。
おおらかで、コセコセしない、ゆったりとした人だ。
それが謙虚な人。

上記の【好奇心、興味、関心は謙虚さのひとつ】については人の心に灯をともすより引用しています。