壁を突破する、柔軟さも大切に

ー杉浦佳浩

壁を突破する、柔軟さも大切に


2022年 11月 14日

【今週の自戒】
壁を突破する、柔軟さも大切に

ある経営者の事業について説明を聞く機会
一生懸命は理解できる、しかし
ほとんどが外部環境の変化に
ついていけていない事を説明している
そう聞こえていました。
他責ですと自ら認めている。

その人の話をお聞きして私は途中から
その人の言葉が頭には入らず
10数年前 私の質問に丁寧に
回答して下さっているある方を
思い出していました。
その人の名前は、谷井昭雄さん。
松下幸之助さん存命時の最後の
松下電器産業 代表取締役でした。

幸之助さんはどんな人でしたか?
と私の問いに。

いつもニコニコしているが
めちゃくちゃ怖かった。
その怖さが会話の時に気づかない人。
それが回答でした。

当時、事業報告で入院中の幸之助さんを
訪ねて病院へ。
増収減益という内容だったと思います。
恐々報告していると、
ニコニコしながら、
お客さんには喜んでもらっているんやな。
と話していたそうで。
一定評価してもらっていると病院を後にして
その日の夜中に、
幸之助さんが何を言いたかったのか?
熟考して目を瞑っていると、
お客さんには支持されているが
利益を出せないのはお前の責任だ
と言いたかったことに気付き
背筋が凍るほど怖かったと
それくらい気付きを与え、
考えを改めさせ
行動を変化させるという
凄さを感じたと教えてくださいました。

経営者にとっても誰でも
壁を突破することは人生に何度もある
やり切ることそこには変化に柔軟
希望を持って臨機応変に行動し続けること
そうありたいと思いました。
今週もよろしくお願い申し上げます。

下記には柔軟さを大切にとお話した経営者さんから
3年ぶりに連絡があったメッセージを一部修正して
自戒を込めて記載いたします。
——————————-
杉浦佳浩 様

おはようございます。
大変ご無沙汰しております。

杉浦さんと最後にお会いしたのが
2019年12月26日と
3年が経過しようとしております。

ちょうどコロナウイルス感染症がまん延する前で
介護事業所に赴いて訪問指導するビジネスモデルが
行き詰っていた状態でご相談させて頂きました。

あの時に、杉浦さんから今では当たり前となった
eラーニングという手法をご教授頂き、2019年5月に
試行錯誤の上、eラーニングを提供することができました。

その後も試行錯誤を何度も繰り返しながら様々な方のご協力を頂き
本年2月に○○○ニュースに取り上げていただき
全国の介護事業所から問い合わせが殺到したものの
準備不足のため、現時点で売り上げには繋がっていない状態ですが…。

ただ○○○ニュースに取り上げて頂いてから流れが大きく変わり
中小企業庁の全国支援機関
よろず支援拠点
令和4年度 ○○○県の成功事例にも選出もされました。

そして今回、ご連絡をさせていただきましたのは

○○月○○日 テレビで
この取り組みが放映されます。

もし、お時間があれば、ご教授頂いたeラーニングが
ユーザーに喜ばれているところをご覧いただきたくメールを
差し上げた次第です。

あの時、杉浦さんからeラーニングの話をして頂かなけったら
コロナによって廃業となるところでした。

この3年近くご連絡をしていなかったのは、必ず成果報告が
できるまで自分自身の努力で頑張ると意地を張っておりました。
申し訳ございませんでした。

本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。

上記のメールを頂けたことで、
私自身に何かスイッチが入り感謝しています。