第94回ご縁結びのコーナー Waara Inc.(現社名:株式会社バイウィル)& 未来工房 下村さん 〜 私のことを血のつながっていないおじさんと呼んでくれる人〜

ー杉浦佳浩

第94回ご縁結びのコーナー Waara Inc.(現社名:株式会社バイウィル)& 未来工房 下村さん 〜 私のことを血のつながっていないおじさんと呼んでくれる人〜


2022年 11月 11日

第94回ご縁結びのコーナー Waara Inc.(現社名:株式会社バイウィル)& 未来工房 下村さん 〜 私のことを血のつながっていないおじさんと呼んでくれる人〜

Waara株式会社のHPはこちら。(こちら現在社名はバイウィルとなっています)

いつも最高の笑顔で迎えてくださる。そして私のことを血のつながっていないおじさんと公言してくださっている。

それが今回の下村さんです。私のご縁でジョインくださったTEAMENERGY株式会社内でのお話の数々、素晴らしいご実績の数々を持って活躍されてきた下村さんの今まで、そして地球環境を真剣に先端的に考えていく事業にコミットしていく気構え、まさにこれからについてお伝えしたいと思います。


【いつも最高の笑顔なんです】

◆自信のない自分から、こんな自分でもやればできると思えた若年時代

出会って、13年ほど、当時の下村さんは31歳。元気をこんなにもらえる人はなかなかいないというのが私の第一印象、そして言いにくいことをズバッと指摘くださるのも下村流。私との出会いの前、なぜこんなに前向きに頑張っていらっしゃるのかその辺りをまず聞いてみました。

小さい頃からとにかく虐げられていたんです。え?という印象。今の下村さんとはかけ離れていたようです。女性が強い家族環境の中、お姉さんがお二人、お母さんこの御三方がとにかく強過ぎてと、中でも起業されているお姉さんもいらっしゃるという状況もあり、自信の持てない子供時代〜高校生までを過ごしていたそうです。転機は大学生になって、故郷の岐阜を後にして、東京で暮らすようになって、開放感の塊に。楽しくて楽し過ぎて気づけば大学6年行ってましたとのこと。2年の留年期間を経て大学生も終わろうとする頃はまさに就職氷河期だった。そこで、自分と向き合うそのために人生の振り返りをノートに描き続けたそうです。2ヶ月の間その繰り返しの中で、最終的には母、姉を見返したい、そう思ったそうです。そのためには自身も社長になりたい、でも自分の周りには社長はいない、どうしよう、そこから行動を起こし、当時新聞や雑誌で見かけた社長に手紙を出して会ってほしい話を聞かせて欲しいと依頼したそうです。30名の社長に手紙を出して会えたのが3名。その方々の話してくれたキーワードで強く感じたのが、【お金に強くなれ】ということ。社長になる前にお金に強くなる。そのためには公認会計士になる!そう自分で意思決定後、独学で簿記1級に合格。やる気を見せて、2年間猛勉強、一心不乱で取り組みの末、公認会計士資格を取得します。この時、しんどくてというより学ぶことが楽しくて仕方がない感じだった、以後、何かに取り組むときの半端ではない学びへの姿勢はこのときに醸成できたと話します。その後の進路選択として公認会計士として人生を進んでいくつもりもなかったので、監査法人へ進まず会計系のコンサル会社のエスネットーワークスに入社を決めます。

資格が一義ではないところから名刺には書いていないというところです。

 

◆私は、下村さんが関西所長時代に出会いました、なぜ関西へ?

26歳で社会人デビューした下村さん、CFO領域を外部パートナーとしてサポートするエスネットワーク社で公認会計士資格取得した時と同様に、ここでも一心不乱に仕事に向き合ったそうです。頑張ればなんとかなる、そこが楽しかった。そう思って仕事をしていると、2年目が過ぎようとした時にはマネージャー級に3年目には部長をサポートするレベル、直下の仕事を任されるまでに急成長されていました。ある程度の仕事ができるようになった頃、転職活動をはじめ、CFOになりたい!って思うようになります。転職意向を会社に伝えると、その時の社長から、CFOじゃ無いだろ!と一喝。そのためにこの会社に入ったわけではない、社長になるために入社したはず。当時の社長から、関西事務所を立ち上げてやるからそこで所長(責任者)をやってみろ、自由にやってみろ!と初期資金の手助け以外なんの援助(顧客の見込み先等々)、手助けなく大阪にやってきます。友人もいない、クライアントも全くなしから立ち上げを開始、そこに今も感謝されています、これがよかったと。この関西時代に、血のつながっていないお爺さん3名、同様におじさん1名(私)と出会えたことが人生の宝と話してくださいました(私も嬉しいです)。

7年ほどで大きな財産(実績と人脈)を作り上げ、東京に戻ってこいと命令があり、管理本部長を2年ほど経験していました。その時の思い出には、同社のリクルーティング冊子に私もなぜか登場させていただき、二人の大笑いの写真を掲載してもらえたことが有難い思い出です。

 

◆SMBCの法人戦略部へ出向 これも珍しい経験

杉浦さん、出向です。と連絡をもらって。えっ?どこに?SMBCなんです。さらにびっくりしたことを思い出します。1年間の予定で出向、銀行の中枢部、【法人戦略部】で、エスネットワークスとの架け橋を創ろうというプロジェクト。当初どんな感じでしたか?と聞くと、行員の方々からの全く反応なし、異分子扱いだった、どうしようという感じ。それでも活動を続けていると銀行内の変わり者の方々と仲良くなり始め、1年の約束が2年9ヶ月間に(本当にすごいです)。終盤は一心同体感が持てていたそうです。途中から三井住友銀行の下村ですと一人称で言えてたそうです。全国のお客さんのところに連れて行ってもらえた、全国の法人担当と仲良しになれた、転職の誘いまで。送別会が1日に三回とか、出向終了へのご挨拶・お礼メールの送り先が800名を超えていた。この達成感、素晴らしい、しかもスピード感も。

この出向期間中、同社ではありえなかったM&Aが成立したのですが、それも下村さんが黒子として大活躍、今も銀行側から講師依頼が来るほどの関係値となっています。大きな看板の凄さを知れたことが大きいと話してくれました。

【TEAMENERGYでの合宿中の下村さん】

 

◆TEAMENERGY株式会社との出会いから急激にグループになくてはならない存在に。

昨年の2月、3月頃に、下村さんからSMBC出向がそろそろ終わること、同時にエスネットワークスを退職意向であることをまだ誰にも言っていない頃に打ち明けてくれました。出向が終わると退職は繋がらない話、なぜですか?と聞くと、ちょうどその時に、下村さんを関西の責任者にしてくれた、当時の社長がエスネットワークスを離れることが決まった。その状況を知り、自分の残る理由はないと感じました。お世話になった人が会社を去ることに自分も同様に去ることを決意する下村さんの感性、感覚に共感・共鳴するばかりでした。私も賛同し、退職後はどうするのですか?と続けると、杉浦さんのようにいろんな会社に関われる仕事を今後はやっていきたいということを話してもらいました。

ちょうど、TEAMENERGY株式会社の中村代表から、フルコミットの人たちを集めるのではなく能力の高い人たちから少しずつグループに関わってもらうという構想をお聞きしている時でした。そのことを下村さんにお伝えし、中村さんに下村さんを紹介するという段取りが整いました。それがSMBC出向の終了した翌日2021年4月1日でした。翌月からTEAMENERGYの仲間として加わってくださり、当初は30%〜40%程度関わって、そのほかの会社も手伝うイメージでしたが、気づけばグループの7、8社、相談レベルだと10社以上に関わることに、日々の90%程度をTEAMENERGYのお仕事となって行ったそうです。

ただの一度も中村さんからは何かを要望されたこと、明確に言われたこと、一度もなく不思議な感じだったそうです。

そこからジェットコースターのような1年半、主体と客観が入り混じった新しい働き方が面白いと話してくださいました。この下村さんとかなりの頻度で関わっているのが同社の社長室のメンバー、その皆さんのことを、下村さんは素敵で、各カンパニーのことをよくよく考え、気持ちよく働けるようにサポートしてくださっている、まさに癒しのレベルと話します。その社長室の方々に下村さんについて尋ねてみました。

 

◆TEAMENERGY株式会社の社長室(秘書業務&バックオフィス)の御三方から下村さんへ

TEAMENERGY株式会社の中枢で、代表の中村さんのみならずグループ各社を献身的にサポートされているのが、岡野さん、竹田さん、河原さんの社長室御三方。私もいつもお世話になりっぱなしです。この御三方に下村さんへのコメントをいただきました。下記写真、私に近い順に岡野さんから。この御三方についてのストーリーはこちらをぜひご覧ください。素敵なんです。

皆さんへの質問は2つ。

①下村さんの印象について どうお感じになりましたか?

②皆さんとお仕事をご一緒されて何かエピソードもしくは仕事ぶりについて

・岡野さん

①→最初はとてもジェントルマンな印象でした。それは今も変わりません。

②→下村さんがジョインしていただいたことで、Team Energyはステージが変わりました。

誰に対してもフラットに接されますし、本当に気持ちよく一緒にお仕事させていただいています。

下村さんが共走者として関わられた各チームカンパニーの方々にも下村さんファンは多いです。

杉浦さんと同様、下村さんのお役に立てるなら、と思わせる人格者です。

私たち社長室メンバーにとっても下村さんは癒しです!

 

・竹田さん

①→杉浦さんからのご紹介であることは大きな理由だと思うのですが、下村さんがメンバーに入っていただいても何ら一つ違和感なく始まったことを思い出します。

今、下村さんとの出会いを思い出そうと思っても、なかなか思い出せないくらい自然に馴染んでくださっていて、初めからなくてはならない存在であったことは間違いないです。

この他社にはない概念で最初は戸惑うことも多々あったかと思うのですが、そこをマイナスではなく、逆に楽しい!とプラスに捉えてくださる下村さんはいつもキラキラされていました✨

②→今のTeam Energyに変化・進化していった起点も下村さんがジョインしてくださったときからスタートしたことも間違いないです!私たちにとって下村さんは本当に大切な方です。

何事にもプラスに捉えられる心の持ち方はいつも尊敬しています。

柔らかく優しい印象をお持ちの下村さんですが、中身は戦士で勇者で真っ直ぐに突き進んでいく姿は本当に大好きです!

でも、オフの時の下村さんは本当にお茶目で優しいパパをされていていました。

気の休まったときに飲んだ日は記憶がないです、と聞いていて、社長室3人(河原・岡野・竹田)と下村さん・息子さんと軽井沢に遊びにいったときに前日の記憶をなくされていた時はとても嬉しかったです✨

それくらいオフになって楽しんでくださったんだな、ととっても嬉しかったです。

下村さんは、Team Energyにとって宝です✨
共走者としても絶大な信頼があり、社長としても覚悟を決められ…
この変化に一緒に走ってくださる下村さん。
杉浦さん・下村さんはTeam Energyの歴史を語るには必要不可欠です。
まだまだ語りたいことありますが…これくらいにしておきます!
下村さんをご紹介いただき本当にありがとうございます。

 

・河原さん

①→バランスが素晴らしい

     男気が素晴らしい

     なんでも出来ちゃう人

②→息子さんの礼くんと社長室メンバーて行く軽井沢の会が楽しみ過ぎる。

困った時にはシモムーに聞け、が私のテーマです。

皆さんの行間から下村さん愛がほとばしる感じです。紹介者として嬉しい限りです。

【TEAMENERGY、御三方とバッタリ2022//06】

◆6月後半に社長に。壮大なテーマに向き合って奮闘されています

TEAMENERGYで各社から頼りされていることに感謝し、その対応ができているのも30歳前半で何も無い関西での仕事経験が活きていると話す、下村さん。今年の6月に突然、図らずも社長になることに。今年の1月から社外取締役としてきたWaara株式会社で前社長から引き継ぐことに。当初からこの会社について、将来性ある、この日本に必要な会社、事業として注目していた下村さん。残された社員や取引先を最大限守ろうと必死でした。しかし、13名の社員が2名に、なんのために社長になったかという当初のイメージギャップに苦しみます。思い悩むより一歩踏み出す、クレームも多数、業界のこともわかっていない、勉強不足の露呈もあった、しかし早い段階で吹っ切り前進し始めると、2ヶ月後には10名の組織となり、一体感も生まれ始めます。今は楽しいと笑顔で。

地球を守るという壮大なテーマに向き合えるのが今の仕事。ここに価値を提供できることが一番大きい。まだまだ上場会社の大手だけだが、これから全ての上場会社、そこから広がるサプライチェーン、中小中堅零細企業、最終的には個人個人のレベルまで義務レベルになっていく、この環境問題について先頭に立つ会社を引っ張る気概に今満ち溢れていらっしゃいます。

ここまで、ESGへの想いを深く許容しているのはTEAMENERGYくらいしか無いのでは?思っている、これからますます個人、企業として発展していかれる下村さんとご一緒できるように私も成長したいと思います。

【下村さんと2021年4月1日この撮影すぐTEAMENERGY株式会社へ】

 

◆最後に下村さんからコメントをいただきました

 自分のこれまでは、杉浦さんはじめ、色んな方々に助けられてここまで来れました。感謝しかありません。

 ありがとうございます。

 そして、自分としてはもう一度、生きるか死ぬかの世界に身を置き、ビジネスとしては、地球を守れるか守れないか のミッションを負ってやっていこうと決めました。

 今いる事、今ある事に感謝しながら、ガツガツと前を向いてやっていこうと思います。

 今回はこのような記事に取り上げて頂き、ありがとうございました!

 

このように下村さんから気合い、心構え、肝を据えて進んで行こうとする決意表明を最後に頂戴しました。〜生きるか死ぬかの世界に身を置く〜と記載がありますが、私はいつもの笑顔で乗り切って行かれることを信じて、そしてご一緒できるように頑張ります。私こそ、素敵なお話をお聞かせくださったことに感謝しています。