第91回ご縁結びのコーナー 株式会社Wells Partners 木内 龍司さん 〜お客さんがとにかく喜んでくれることが全て、外部ネットワークを大切にしつつ〜

ー杉浦佳浩

第91回ご縁結びのコーナー 株式会社Wells Partners 木内 龍司さん 〜お客さんがとにかく喜んでくれることが全て、外部ネットワークを大切にしつつ〜


2022年 08月 10日

第91回ご縁結びのコーナー 株式会社Wells Partners 木内 龍司さん 〜お客さんがとにかく喜んでくれることが全て、外部ネットワークを大切にしつつ〜

株式会社Wells PartnersのHPはこちら。

いつもたくさんのご縁を繋いでくださる方々の中でも、圧倒的な数、毎月何人?って感じでお繋ぎくださる方が今回の木内さん。私とは同級生。昨年の4月から新しいキャリアをスタート、今でのキャリアと違うことでもすぐに活躍されています。そには徹底的に目の前のお客さんに向き合い寄り添う姿勢と、圧倒的な外部ネットワークを築き続けていらっしゃいます。先日私がご紹介した経営者さん、実は木内さんがご紹介くださった社長→その元社員さんの独立→その方からのご紹介→そして私が木内さんにご紹介。こんな具合にご縁がグルグル回って今も仲良くしてくださっています。ご縁持ちの木内さん、そして現在お勤めの会社についてもお伝えしたいと思います。

◆多様な価値観で相対的、俯瞰して人、企業を見ている、その理由は子供時代に。
私が出会って7年ほど、同い年でありながら、木内さんには追いつけないなと思うことがあります。多様な方々、価値観の存在を一瞬で見抜いてすぐに仲良くなれる。以前から不思議だなと思っていました。私はすぐすぐは難しいタイプ。木内さんからは子供時代のことが大きく影響していると思っているとの反応。まずはそこから伺いました。
元々都内ご出身の木内さん、小学校4年までは生まれ育ったエリアで過ごしていたそうですが、小4の2学期に三重県津市へ転校、小6には名古屋市に転校、中学2年に世田谷に転校。これが全て2学期に転校するという経験をされていました。お父さんが某放送局にお勤めだったそうで、その人事異動発令が夏休み中。せっかく1学期が始まって仲良くなり始めたところで転校、夏休み明け、木内さん1に対して、40人の知らない人々。
転校経験のある人の特徴、
A:とにかく目立たないように
B:アピール強め、自身のポジションを取りに行く
木内さんは、Bだったそうです。この転校経験から、周囲のリサーチ力が身につき、クラスのヒエラルギーをすぐに理解、メンバーの個別化をし、個性を見抜く、クラスの文化、ルールの特徴を掴む、すぐに一定のポジションを確立できるようになっていたそうです。
また、違うエリアへの転校で、価値観って一つに留まるものではないということも子供心に理解していて、同調圧力を押し付ける先生にも反発していたそうです。木内さんからは、常によそ者の視点で見ることができるようになったと話していました。コミュニケーション力の高さはこのような経験が活きていると納得した次第です。

◆体育会系野球部、早めの就職決定、そこから転職を2度、57歳で今の会社へ
子供、学生時代に打ち込んでいたこと、それは野球と水泳。小2の頃からスイミングスクールに通っていたおかげで、転校を重ねる中で、水泳が上手っていうことでかなりのアピールポイントだったそうで、野球部がなかった学校では水泳部員として頑張っていました。高校、特に大学では体育会系野球部に所属し頑張っていました。3年生の時に怪我をして、練習ができず、そのタイミングで就職活動シーズンがスタート、足を引き摺りながら面接に。最初から営業職をイメージ、他人が作ったモノを売るのではなくて無形のもの金融営業の面白さを感じてまずは証券会社に面接へ。そこで、相手からたくさんの会社を見て判断した方が良いよと言われ、60社を超える会社へ応募したそうです。ここでも相対評価の眼力が活きて、リース会社に。理由は、組織が大きくる、都市部にしかない、採用人数も少ない、金融庁管轄がんじがらめの銀行、証券とも違う自由さがある、これから時代の流れと共に面白くなるのはリース会社!ということで4年生の早い段階で就職先が決定していました。

入社前の眼力はさすがのレベル、しかし木内さんでもどうしようもなかったことは、バブル崩壊、ディフェンスの時代に入って、息苦しさ、窮屈さを感じるようになって、自社組織の中だけで通用する人間で終わってしまてはダメじゃないか?30歳の頃に、40歳になった自分をイメージ、その時再スタートを切れる自信がなかった。なので辞めるのは今、外に出ようと決めて最初の転職を経験、リース会社には9年間のキャリアに。その時に日本に初めて進出してきた欧州系外資生保会社に転職、そこではフラストレーションが溜まる、なかなか芽、結果成果が出なかったそうです。理由は、前職は法人専門の仕事、生保では個人分野専門だった、結局2年ほどで退職。

そのタイミングに声がかかったの日本生命、当時生保レディ全盛の時に、男性専門の法人営業部隊を作る新規事業を当時のトップの号令で始まる話を聞いて、その初期メンバーとしてジョインすることに。
そこから23年間在籍し、凸凹もあったが運が良かった、良い思いもしてきたと話す木内さん。この20年選手であったことが今のキャリアにも大きな意味があるように感じます。
当時はベンチャーブームの先駆け、自身で手を挙げて ニッセイキャピタルとの連携担当としてたくさんのベンチャー企業にコンタクトを重ねていったそうです。毎年300〜400社とコンタクトすることはなかなかできるもんじゃないですね。

私が、一番、木内さんの凄さを感じたこと。それは忘年会を一人で企画、1回目から60名の方が集い、例年80〜90程度の方がワンサカ参集していたこと、さらに継続し続けていたこと。それも飲食系の経営者からお店の営業協力依頼から始めたそうで、お客さんとの向き合い方、多種多様なネットワークをお持ちだと感心しました。

56歳の終わりに、感謝はしているものの、元々保険販売についてのモチベーションは高くなかった、保険ではない部分への興味関心が日に日に増す感覚、そんな時に、今の会社社長である、福井さんから、うち席空いてますよ声が掛かります。60歳くらいで次へのステップを考えていたものの、前倒しした方が自分にはプラスと判断、少し時間が経過した後に福井さんに自分から転職の連絡を入れ、2021年4月に現在の株式会社Wells Partnersのメンバーとなりました。

◆現在の勤務先 株式会社Wells Partnersの仕事ぶりを聞きました。
いろんな考え方がある中で、木内さんと私は少数派、それは保険業界にいた人が次のキャリアでも顧客、契約を引き継ぐ人は多いのが現状(特に生保業界の方)で、木内さんは今、全く保険はノータッチ、募集人登録もしていません(私はここにも共感しています)。

1年が経過して、現在のお仕事、事業について、木内さんは本当にやりたかったことができていると話しています。
IFAの会社もここ最近増えてきましたが、証券系、生保系がほとんど、どちらも売り込み型の会社が多いように感じています。同様に業界としては、株式会社Wells Partners社もその業界区分に入りますが、代表の福井さんがみずほ銀行時代にプライベートバンキングビジネスを経験→現地スイスの銀行にも行っていたホンモノのプライベートバンカーであり、数少ない銀行出身者も多いのプライベートバンカーが集った独立系の会社で、徹底的に顧客が喜んでくれること、顧客に寄り添う、その姿勢に、木内さんも共感しジョインしました。

木内さんに、株式会社Wells Partnersってどんな会社ですか?って聞いてみると、プライベートバンキングと投資銀行とコンサルティングが組み合わさった会社と答えが返ってきました。なるほど、それは、かなり幅広い領域を同社がカバーしているかこそ、ありものの金融商品を販売のみするのではなく、なければ作ってしまう、良い意味ではみ出した、枠外のところまで想いを巡らして顧客、周辺の事業者を巻き込んでいると、同社の強みをニコニコ顔で語っていました。

【同社のサービス一覧、HPより】

上記のサービス一覧を見てもどれだけ幅が広いか理解ができるかと思います。自社領域だけに留まらない、この辺りからも実践されていることがわかります。
次世代教育とありますが、小学校や中学校で金融教育授業をボランティアで行っています。お金の大切さを学ことにも早い段階から意識することは日本の未来にとっても大切だと感心しています。

同社のHPに掲げている、お客様のニーズ、まさに生の声だと思います。ここにあらゆる手法で向き合う、これからまだまだ実績を積み上げていくと木内さんは話します。私と同級生、もう枯れてしまっている人もたくさん見かけますがこれからますます楽しみです。同社が富裕層の駆け込み寺のようになっていくのではと想像している次第です。

◆今回のインタビューを通して 木内さんにもコメントを

今回、杉浦さんからインタビューを受けて、自分のことを振り返ることが出来ました。あくまでも自己分析なので、周りから見たら「全然違う」と感じられる点もあるかと思いますが、60歳まで1年半程度というタイミングで貴重な機会だったと思います。人は一生成長し続けられると思っているので、新しいフィールドで自分の特徴を活かしつつチャレンジを恐れないで取り組んでいきたいと思います。数年後にこの記事を読み返したときに、「ちょっとは前進したな」と思えるように日々過ごしていきます。杉浦さん、有難うございました!


【この木内さんのお顔が普段見かける木内さんのイメージです】

◆木内さんの会社 代表である福井さんにも木内さんへのコメントをいただきました。

保険業界からIFA業界にいらっしゃって成功されてる方はほんの一握りだと思います。その中で保険を販売せずに成功されてる方は木内さんしかいらっしゃらないのではと思います。
そういう意味では、保険業界の方々がIFA業界に転職機運が高まる中で木内さんは最高のモデルケースだと思います。
1年経ちましたが、個人的に日々の向上心の高さと人と会ってる回数が尋常じゃないです。裏で努力されてるのが私もそばで見ていて非常に尊敬しています。今後IFA業界も強み弱みが明確化していく時代になってきてると思いますが、一緒に総合金融(プライベートバンキング、投資銀行、コンサルティング)を提供できるIFAとして時代を作っていけたらなと思います。

【2020年8月株式会社RevCommの會田さんと3人で】

出会った当初から、健さんの映画に出てきそうな感じの方だなと思っていました。トップが決めたことに『わかりました』と一言、着流し姿で、無言で刺客仕事を次々決めていくそんな必殺仕事人的な真剣勝負をいつもされている方、木内さんをイメージしている人も多いと思います。たまに見せる笑顔(今回の記事の最初の写真)が素敵であり、とにかく活動されている方、私も見習うべき点が多い方です。インタビュー時に何度か発しておられた、『実績がないから出来ないわけではない可能性はある』新たな出会い、新たな事業に貪欲に向き合う姿勢に、人は成長し続けるというコメントにも通じると感じています。これからも木内さんどうぞよろしくお願い申し上げます。感謝。