これからの無敵とは?競合って言っている時点でもう過去のお話。

ー杉浦佳浩

これからの無敵とは?競合って言っている時点でもう過去のお話。


2019年 10月 07日

仮想敵とか、競合って言っている時代は
もう過去のお話にしないと。
自社のいる業界、それすら垣根がなくなって久しい。
同業他社を敵とか言っている場合ではない
いかなる業界でも。
個人の世界でも全く同様に、
どこかの会社にいれば安心なんて
それと同じですね。
企業内【村社会】の中だけで毎日を
どう生きるか?そんなことも既に終わっている。

これからの【無敵】とは?
自分、自社と徹底的に向き合い敵が居ない世界に
どこまで行きつけるか?
まさに自分の内なる敵に打ち勝てるように。
自己否定でき、一皮むける、それを継続して。

加えて【多種多様】なひと、事業体と【共感】で
結ばれているか。この共感が強固であること
そこから無敵の世界に到達できるように
思い、感じています。

まずは自分が好きになれるところから
もう一度一歩踏み出せる1週間に!
今週も
よろしくお願い申し上げます!

自分と向き合える
共感を求めて多種多様な人と
交流できる。
言い換えれば、リスクを取って
行動しているかどうか。
トライアンドエラーを継続しながら
ひとに会い続けたいと思います。

「何もしなかったら、何もおこらない」
そりゃ面白くないですね。

【リスクを取れる人しか生き残れない】

ひふみ投信、藤野英人氏の心に響く言葉より…

平成が終わりました。
日本経済を長らく停滞させてきたもの。
それは、保守や忖度(そんたく)を重んじ、リスクを避ける体質でした。
特に、日本では高齢化問題が重しになっています。
どの組織でも上の世代がいつまでも重要なポストに居座り、新陳代謝が起きにくくなっている。
その結果、若い人たちが力を発揮する場所が増えず、社会に新しい価値観が根付かない。
時代が変化しつつあるのに、旧来型の発想から抜け出せず、成長の芽が摘まれてしまうのです。

その一方で、新しいことにチャレンジする若い人たちが増えています。
ベンチャー企業を立ち上げて30代で役員になって高収入を得たり、専業ブロガーやYouTuberとしてコンテンツを作って稼いだり、副業やダブルワークも当たり前になり、会社員にとらわれない働き方をする人はどんどん増えています。
彼らに共通するのは、
“リスクをとることで大きなリターン(成果)を得ている”
ということです。
変化することを恐れずにお金や時間を自分の会社に投じて、さらに大きな収入や多くの自分の時間を得ています。
日本経済が停滞する中で、一部の人たちは確実に「成長」をし続けています。

この「リスクをとる」という考え方は、まさに「投資」の考え方です。
投資の世界におけるリスクとは、「得られるリターンの不確実性の度合い(振れ幅)」のことを指します。
リスクをとらないとリターンが得られない。
すなわち、大きなリターンを得たいのであれば、不確実性(リスク)を受け入れなくてはないけません。
多くの日本人は、変化や変動を嫌います。
できるだけリスクをとることを避けて、現状維持を好みます。
だから、何かに挑戦することができずにいるのです。

「日本人とリスク」の問題を考えるとき、私はよく日本史にヒントがあるという話をします。
誰もが学校で学んだことですが、奈良・平安時代に日本は遣唐使(けんとうし)を中国に派遣しました。
当時の船は20メートル程度の大きさで、航海の技術は未熟なものだったそうです。
なんと、中国へ渡る船の約半分は沈没してしまいました。
50%の確率でしか中国に渡れなかったのです。

それでも、1隻の船には100人ほどの遣唐使が乗りました。
彼らは、当時の高官や留学生で、いわば「超エリート」の人たちです。
遣唐使のときは4隻の船を出しました。
なぜなら、行きの船で2隻が沈み、帰りの船では1隻が沈む計算になるからです。

300人ものエリートや財産を海の底に沈めてでも、中国の政治体制や文字、文化、宗教を取り入れようとしたのです。
かつて日本人はこうした「リスクテイク」をして、貪欲(どんよく)に外の世界から学びました。
日本人は決してリスクをとれない民族ではありません。

新しい価値を生み出すには、リスクが必ず伴います。
私自身もリスクを常に考え、リスクをとる人たちを応援し、彼らの成長を近くで見てきました。
そして、たどり着いた1つの結論があります。
これからの時代を生き抜くには、「投資の思考」が必要不可欠だということです。

『投資家みたいに生きろ』ダイヤモンド社

藤野氏は本書の中でこう語る。
『私は今、日本人は2つのグループに分けられると思っています。
●失望を最小化する人たち
●希望を最大化する人たち
まず、圧倒的に多数派なのが、「失望を最小化する人たち」です。
彼らは、「将来には、どうせ失望が待っている…」という考え方をし、なるべく失望を少なくとどめようと、行動原理もリスクを最小化する傾向があります。
「今いる会社は好きではないけれど、転職したらもっとブラックなところにいくかもしれないから、我慢して会社にしがみつく」
「友人が多いと傷つくことがあるかもしれないから増やさないし、フェイスブックやツイッターなどのSNSもしないでおく」
そんなマインドを持った人たちです。
お金についても、「貯めておけば何とかなるかもしれない」と、不安に取り憑かれて節約ばかりするのです。
一方で、少数派なのが、「希望を最大化する人たち」です。
彼らは、「将来は明るいし、挑戦したほうが喜びは大きくなる」と前向きに考えられるグループです。
自分を成長させるため、そして社会に貢献するために、「自分にできることは、積極的に取り組もう」と考えます。
変化を望み、自ら進んで動き、希望を最大化するべく行動します。
このグループの人は、「何もしないこともリスクだ」ということがわかっているので、消費や投資行動にも前向きです。
私が投資家として投資先に選ぶ企業の経営者や従業員のほとんどは、「希望を最大化する」側の人たちです。』

「何もしなかったら、何もおこらない」
と言ったのは、シェイクスピア。

リスクを取って、チャレンジしない人が増えれば増えるほど、日本はダメになる。
世界から置いていかれ、底に沈む。
今の豊かさがこのまま永遠に続くと思ったら大間違いだ。
今の繁栄は、過去の日本の挑戦者たちが築いてくれたもの。

リスクを取って、貪欲にチャレンジする人でありたい。

上記の【リスクを取れる人しか生き残れない】については人の心に灯をともすより引用しています。