【今週の自戒】間が大切、だから人間だもの

ー杉浦佳浩

【今週の自戒】間が大切、だから人間だもの


2026年 11月 02日

【今週の自戒】
間が大切、だから人間だもの

先日ある場面で、久しぶりに頭山満翁の
お話をする機会がありました。

あまりにも私には存在が大きすぎて
語るに至るほどでもありませんが、
その翁の言葉。

世の中は寄合船のようなものだ。
右側に綺麗な花が咲いていれば
皆んなが右に寄って行ってしまう。
ただ、それでは舟はひっくり返ってしまう。
右に花が咲いたら、左に身を寄せる。
私はそんな役割なのだ

アジアのリーダーからも尊敬された
頭山翁の言葉には重みがあります。

人間の漢字『間』語源は、世の中という意味
しかし後年から現在になるにつれ、
世の中→人と人の『あいだ』の間柄、関係性
が意味付けとしてしっくり私にはきます。

自分の考え方をしっかり持ち、
同調圧力に屈することなく
道筋を立てていくことができる人でありたいと
思います。

ただし、きちんと伝わる、伝える技術を
持ち合わせることも大切。

伝え方が9割の佐々木さんと
久しぶりにお会いした時
最近講演依頼が多いと聞きました。

まさに
AIの時代だからこそ、
人として伝えることの大切さが
クローズアップされていること
コミュニケーション、
ノンバーバルコミュニケーションまで
含めた表現力が求められていると
感じます。

AIばかりでは人が人として存在しずらい
まさに船がひっくり返るように。。。

所詮全ての人とは相入れない
自分自身の軸を持って
間(あいだ)を大切にできる人でありたい

今週もよろしくお願い申し上げます。

【非難する人は非難する】
実験寺院寳幢寺(ほうどうじ)僧院長、松波龍源(りゅうげん)氏の心に響く言葉より…

原始経典に記された釈迦牟尼の言葉があります。
『何をしても、何かをしたといってある人は非難する。
何もしなくても、何もしなかっ たといってある人が非難する。
何かをしてもしなくても、非難する人は非難する。
だから他者の声なんて気にせずに、自分の心と向き合いなさい。』

同じような言葉を、みなさんも聞いたことがあるでしょう。
私がこれに救われたのは、言葉の内容そのものよりも、これを言った人が釈迦牟尼であるという事実です。

あのお釈迦様でさえ、何かといっては文句を言われケチをつけられていたんだ。
称賛しかされなかったのであれば、こんな言葉は出てきませんから。
そう思えば、自分が文句を言われるのなんて当たり前のことだ、と思ったのです。

結局、釈迦牟尼の出した答えは「気にするな」でした。
他者からの意見や批判は真摯に受け止めるべきですが、あなたの価値を決めるのはあなた自身なので、強く生きなさいということです。
何かをしても、しなくても、一定の確率で誰かから文句を言われるんだ、くらいに思っていればいいのです。

ただし、そのためには賢くなくてはいけません。
だから仏教哲学を学ぶのですね。

「俺イケてるし」と無知蒙昧(もうまい)な状態でいることとは違います。
言ってみれば、称賛も非難の裏返しです。
称賛されたときは素直に喜べばいいでしょう。
けれどその喜びのあまり、自己認識の軸足を自分から他者に移し替えてしまうと、自分という存在が足場から崩れ落ちてしまいかねません。

褒められたりけなされたりするのは、そのときどきの状況でしかないのですから。
バズの病に取りつかれそうな人は、これを意識してみてください。

《釈迦牟尼だって文句を言われていた》

『ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考』イースト・プレス

「出る杭は打たれる」という言葉があるが、目立つ人や、エッジのきいた人はとかく非難されやすい。
また、逆に普通の人であっても、何もしなかったらそれはそれで、非難される。

新しいことに挑戦しようとすれば「そんなことして何になる」と言われる。
慎重に考えていれば「いつまで考えているんだ」と言われる。
自分の意見を言えば「でしゃばるな」といわれ、黙っていれば「自分の考えがない」と言われる。

人によって見方はそれぞれ違う。
また、立場によっても、短期で見るか長期で見るかによっても、意見は違う。
すべての人に賛同され、好かれることなどできない。

意見は聞くべきときは謙虚に聞き、もっともだと思えば直せばいい。
しかし、相手の好みに合わせて、自分のほんとうにやりたいことまで変える必要はない。
全員に好かれることなどできないからだ。

『お釈迦さまが生きておられたとき、 当時の人たちの三分の一は、お釈迦さまの存在を知りませんでした。
三分の一は、「変なやつが現われた」と非難しました。
そして残りの三分の一が、尊い方だと称賛したといわれています。』(心が「ほっ」とするほとけさまの50の話/王様文庫)より

「非難する人は非難する」という言葉を胸に刻みたい。

上記の【非難する人は非難する】については人の心に灯をともすより引用しています。