杉浦 佳浩 オフィシャルサイト

ご縁結びのコーナー 第24回 Angel Bridge株式会社 代表取締役 井上北斗様

2017年01月13日

今月の井上さん、Angel Bridgeの皆さん、
お会いしてまず感じたのは、組織としては、たったの4人ですが、
人数では全く問題とならないこと、
まさに一騎当千とはこのチームのことを言うのだと思っています。
 

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皆さんのご経歴をいきなりですが、
(Angel Bridge社HPより、以下AB社として略します。)

 

2004年:東京大学大学院理学系研究科修士(宇宙物理学)
2003年~04年:宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所
2004年~13年:ゴールドマン・サックス証券投資銀行部門。主にM&Aを担当
2013年:Intellectual Backyard株式会社(設立後、東大産学連携本部支援企業に認定)を設立し大学の技術シードを事業化
以上 代表パートナーの井上さん

 

2005年:東京大学大学院農学系研究科修士修了(遺伝子工学)。シカゴ大学MBA
2005年~06年:ゴールドマン・サックス証券投資銀行部門
2006年~09年:ベインキャピタルにて成長企業投資を実施
2011年~15年:ユニゾン・キャピタルにて成長企業投資を実施
以上 代表パートナーの河西さん

 

1981年:慶應義塾大学経済学部卒。ノースウエスタン大学Kellogg MBA
1981年~01年:伊藤忠商事(最終職歴:北米統括シカゴ支店長)
2001年~10年:1部上場企業取締役、コンサルティング会社代表取締役
2010年:エミアル株式会社代表取締役社長
2010年:青山学院大学法学部修士課程非常勤講師
以上 パートナーの林さん

 

2009年:東京大学経済学部
2009年~13年:ゴールドマン・サックス証券投資銀行部門。主にIPOを担当
2013年:企業のプロモーション活動を支援する企業を創業
以上 パートナーの桐谷さん

 

華々しいですね、このご経歴、単なる文字だけでなく、
実際にお会いし、いろんな場面でお世話になる中で、
皆さん全員がスピード感を伴い、現場感覚を持って、
且つ実行力、ご実績を伴ったスーパープレイヤー
でいらっしゃることを肌で感じたこの2年でした。

 

◆出会いについて
大阪大学の方から、およそ2年半前、
『東大で、大学院生によるテクノロジーベンチャーの起業を支援している
若手がいるから紹介したい』ということで、東大へ。
全く前述の経歴のことは知らずに、訪問し、技術レベルの高いお話を伺い、
これから楽しみな方々にお会い出来たと喜んで帰りました。
その時の写真、東大の中で撮影しています。
少しダジャレの世界ですが、この写真に写っている6名中4人が東大阪出身。
そこに感激したことを覚えています。
東大→東大阪(阪が無ければ同じと言ったかどうか)

 

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◆ここ1年のAB社として活動、トピックス
AB社のHPに投資先が9社公開されています(非公開先も複数)。
既に上場企業へ売却済みの会社も存在しているスピード感。
世界最先端のiPS細胞に関わる、医療系ベンチャーにも投資をされています。
特にバイオス社は、日本の医療費高騰、
その中で2兆円に届きそうな医療費が大きな問題となっている、人工透析。
腎臓を再生医療により復活させることを目指しています。
また、Heartseed社もiPS細胞により、心筋細胞の再生を研究開発し、
大学発ベンチャーとして大きな社会的意義の実用化を目指しています。
このような技術レベルの高い先端ベンチャーへの投資が主流と見られがちですが
地方再生、その中でも漁業の領域を事業化している、
CSN地方創生ネットワーク株式会社この会社が設立後すぐに
5億円を出資しているところには目を見張る所があると感じています。
通常ベンチャーキャピタルでの上場や事業売却等の確率は、
10%もしくはそれに満たないとも言われていますが、
AB社と話していて、本気で100%を目指していることが判ります。
この1年間での彼らへの投資相談の引き合いは、
既に4桁近くの会社数に上ります。
いかに厳しい目線で経営者や企業を見ているかが判ります。

 

◆ワザワザ私のために大阪まで
AB社設立前からを含めると実は私のために3回も来阪してくださっています。
来阪時には、1日あたり5社〜8社程度を面談、モノづくり企業から、
サービス業までプレゼン会を実施しました。
この機会が私にとっても、投資判断の目線合わせ、
ストライクゾーンの確認に大きく役立ちました。
ここ最近は、メールのみでだいたいは最初の面談はクリアになっています。
またAB社設立後すぐには、私をメンバー皆さんとの懇親の場にも招いて頂き、
楽しい夜会を築地で開催頂きました。(フェイスブックの投稿の写真を掲載)

 

◆ファンド2.0と言われる所以
(新しいベンチャー企業への投資スキームとして)

 

大きく理由は2つ。
●投資検討が終わり、投資OKとなった時点で、
その投資先専用の会社を登記します。
その会社に、潤沢且つ優良な資産をお持ちの個人投資家が投資をします。
そこから投資先に出資するスキームとなり、
どこのAngelが投資しているかはわからない形になっています。
このAngelですが、個人資産として2桁から3桁の億を超える方々数十名を
AB社が強力に囲い込んでいるそうです。
というように、数十億のファンド、数百億のファンドを組成した際の
業界用語である、【ファンド消化率】という言葉はAB社には存在しません。
その都度AB社、すなわち先の4人も自己資金を投下し、
投資先と一緒に汗をかくスタンスが明確となっています。

 

●もうひとつ大きなこと、それは、AB社自体が、投資先の価値創造を、
投資銀行時代に培ったダイナミック且つスピーディーに行うことです。
Angel自身も投資先の応援をする場面もあり、
AB社のメンバーが大手企業との事業連携を投資先よりも前に出て
決めることも、ある意味決定事項に近いような場面もありました。
今までのベンチャーキャピタルが行ってきた、紹介レベル、
もしくは何もせずに投資だけ行うというスタンスとは
全く違う活動を行っています。
この活動状況をみて、ここ最近、国内の大手企業の新規事業部門がAB社に
【目利き係】を依頼する状況にもなってきています。

 

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◆ゴールドマン・サックスの物凄さとオーバーコミュニケーションの大切さ
高い紹介、事業連携のレベルの高さは前述の通りですが、それもそのはず、
私が某都銀本店に井上さんと訪問した際に、
『御行のトップとは、数年前にお世話になりました』の一言。先様もビックリ。
井上さん実は、数千億のM&Aをこの銀行のトップと行っていたとのこと。
そのディールも実際は、3〜4名程度を数週間で。
その様な事が日常茶飯事のことだったとか、
そのレベル感で仕事をしたことはありませんが、
ベンチャー企業の事業支援レベルだと
本当に簡単なことであるように感じる次第です。

またその大きな仕事を成し遂げるために何がいちばん大切でしたか?
と質問させていただいたことがあります。
その答えが【オーバーコミュニケーション】が大事であると。
『言わなくても判るだろう』『当然理解しているだろう』の
【だろう】という闇を一切無くすこと、
それがまさに【オーバー】このことを私もこの2年で
体感させていただています。
今面談終わりましたと言うような報告も、
終わった瞬間に電話連絡を頂くことも多く体感させていただいています。
この【オーバー】があるからこそスピード感も益々増していくように思います。

 

◆昨今流行りのミートアップに苦言も
昨今はやりの、ハッカソン、ミートアップが大企業、
行政のお祭りのようにアチコチで行われていますが、
井上さんとの会話の中で、『全く無意味ですね』と一言。
事業化し、そこからスケールして、売上が100億になったことを見たことがない
とバッサリでした。
声は掛かりますが、全く参加はしない、私も全く同意している次第です。

 

◆検討しますの罠
大手企業、ベンチャーキャピタルに投資検討をして貰っていると、
よく起業家の皆さんから、『検討します。と言って貰っています!』と
元気に返事を頂くことがあります。
しかし、この場合、『時期をみて、検討します』という
【時期を見て】という言葉や、【先々】という言葉が
隠れていると私は思っています。
つい最近でも、数億円検討してもらっていますという言葉を鵜呑みにし、
信用して熱く語っていた起業家が
もう少しで資金ショートの手前まで行った場面も、
この【検討します】の言葉でした。
それに引き換え、ABの場合は、
遅くとも1週間に投資判断の結果を伝えていらっしゃいます。
検討しますという罠でお互い不幸にならないように、
その気遣いもスピード感にあると思っています。

 

◆ドライ、実は、想いと思いやり
まだまだお会いして間のない頃、
『杉浦さん、これはスキップでお願いします。』
と一言で終わることがありました。
前述の通り、検討しますという間を、私の場合は即断で返事を頂いています。
ドライと言えばそれまでですが、ある意味有り難いですね。
ただ、その場はスキップであったり、
AB社としては投資不可であった場面でも、
違う形での支援を後から教えて貰ったり、
大手企業に投資検討を繋いでいただいたり、
実は、経営者の成長を見て対応を変化してもらっているところは、
ドライだけではない想いと思いやりの感覚で対応いただいています。

 

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◆大きな1歩が今年スタート
昨年の1年間で、投資という意味ではまだ1社(非公開)
にご対応を頂いている状況ですが、
今年には複数の企業との投資や事業連携に力を貸して頂く状況になっています。
特に、私が関与させて頂いている、FCS社については今月投資が実行され、
大きくIPOに向けて動き出すことになります。
その先にも複数の楽しみが待っています。
大きな1歩から楽しみな1年となりそうです。
※FCS社についてはAB社からもすでにリリースされています。

 

◆夏頃大きなリリース
今年の夏頃には、AB社が大きなニュース上で話題となると思います。
これは日本の国のためにもなることであり、技術移転を守り、
研究者の立場の皆さんにも安心して研究に没頭できる環境を
創出することになるプロジェクトの事業化でもあります。
このように、単にベンチャー企業のIPO支援に終止するのではなく、
今の日本や世界の未来を見据えた展開を行っていくAngel Bridge社に
注目の年となると確信しています。
私自身も井上さんたちに付いていくのもやっとですが、
折角のご縁振り落とされないように
これからもご一緒していきたいと思っています。