【今週の自戒】 未来、多くの輝く人が待っている

ー杉浦佳浩

【今週の自戒】 未来、多くの輝く人が待っている


2024年 05月 06日

【今週の自戒】
未来、多くの輝く人が待っている

先日2日連続で未来が見えないと
そうお話をする人に会いました。

共に40歳くらい、
全く領域は違うものの
その道では明らかに実績がある人
仕事、働くことに困っていない
金銭面でも困っていない
でも、50歳、60歳で自分が活躍できる
イメージが持てないと話して。

2人に共通するのは、
仕事の結果成果は優秀ですが、
どちらかというと受け身の姿勢で
仕事に携わっている。
自分から何かを発信していない。

めちゃくちゃ真面目に仕事に向き合っている
それはそれで大切ですが、、、
しかし、遊び心とは無縁の感じ。
そして仕事以外に居場所がない。
自身の業界を飛び越えていく楽しみ、
仲間を持ち合わせていない。
そんな出会いに活動もない。

今は良いかもしれない
2人ともその感度があるからこそ
相談に来てくださったと思います。
未来に向けて、輝く人たちに
会える楽しみ、活動を!
今週もよろしくお願い申し上げます。

【どの場所に陣取るか】
《才能よりも、どの場所を取るか》
社会で成功している人は、なぜ成功しているのでしょうか。
その秘密は、生まれ持っての「才能」や「資質」ではなく、その人に合った「場所取り (ポジショニング)」と「タイミング」にあります。

「場所取り」とは、どの会社・役所で、どのセクションのどの役職で、といった組織上の位置ではありません。
自分をどの場所・陣地に置き、キャリアとしてどんなスキルを活かし、個人としてどう生きていくか、です。
実際、会社や役職に関係なく、自分らしい「場所」を得て、楽しく人生を過ごしている人、成果を出している人が周囲にいませんか。

その場所が社会や人々の意識の流れに乗っているかが、「タイミング」です。
ただし意図的にタイミングを創り出したり、絶好のタイニングに乗ったりするのは難しい。
なぜなら、今から、あなたがビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズが生まれた1955年前後に生まれることはできないですし、彼らが思春期に共通して体験した「コンピュー タにプログラミングできる興奮」「黄金に輝くチップの美しさへの感動」を味わうことはできないからです。
GAFAM (Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft) の成長期に立ち会うこともできません。

ですから、「タイミング」はコントロール不能の所与(しょよ)の条件と考えるべきです。
それでも、私たちは「場所取り」=自分が陣取る場所をマネジメントすることはできます。

それは、組織内でも可能です。
会社で、主体的にイニシアティブを取って仕事をしたり、自分に合った形で組織をリードしたりしている人がいませんか。
組織のなかで個人としてふるまえる「組織内個人」とも言える存在で、場所取りがうまい人の典型例です。

キャリアが終盤にさしかかり、定年が近づけば、組織に守ってもらえなくなりますか ら、自分の陣地を固めておかねばなりません。
組織を離れても、自分の陣地で楽しみを得 て、食い扶持を得ることは、きわめて重要なのです。
逆にポジショニングができない、自分が陣取る場所をマネジメントできない人の典型例 は、何も考えずに組織の、あるいは社会の求めるままに日々を過ごしている人です。
このような人は、自分をコントロールできていない。

言い換えれば、「自分の人生の主人公」あるいは「自分の人生のオーナー」になれない。
つまり、自分の人生の主人公になるためにもっとも大事なことは、「どの場所に陣取るか」というポジショニングの問題なのです。

10代・20代は、「自分には才能がないのではないか」「求められる資質は何か」などと悩むこともあるでしょう。
自分の「才能」「資質」をどう掘り出すかを求めて、自分探しの旅に出る人もいます。
しかし30代になると、多くの人が今さら「才能」「資質」に悩んだところで仕方がない、と思うようになります。

ならば、ひたすら「場所取り」に意識を向けるべきです。
どんな環境に身を置き、どんな経験を積み、どんなスキル/キャリアを自分のものにするか――。
それを自ら考え、自分の仕事や人生のイニシアティブを取っていく。

しかし、これができていない人がとても多い。
実際、「どうしてその場所に居座るかなあ」と思うような「場所取り」をする人がいます。
「そこに陣取ると、手間ばかりかかって肝心のスキルが身につかないよ」「その昇進をしたら、あなたの良さが殺されてしまうけど・・・・・・」と言いたくなる人です。

「場所取り」とは、「どう生きるか」なのです。

『どう生きる?人生戦略としての「場所取り」の教科書』祥伝社新書

本書の中に勝てそうな場所を探して、陣地を作る「場所取り」についてこう書いてあった。
1つ目のキーワードは「エネルギー」。
エネルギーがもらえる場所を探して、そこに身を置く。
逆に言うなら、エネルギーを奪われるところに身を置いてはいけない。

2つ目のキーワードは「意識の転換」。
意識を、受け手から送り手へと大きく転換する。
たとえば、メーカーが作ったゲームを楽しんでいる(受け手)だけでなく、ゲームクリエイター(送り手)になるというようなこと。
消費者から起業家、という視点の転換だ。

3つ目のキーワードは「遊び場」。
仲間と一緒に遊べる場所、仲間が面白がってくれる場所を探す。
たとえば社会貢献にしても、遊びの要素があるか、遊ぶように貢献できるか、ということ。

◆特に、3つ目の「遊び場」は昨今では「サードプレイス」と言われる。
第一の場(ファーストプレイス)が自宅で、第二の場(セカンドプレイス)が職場、第三の場(サードプレイス)がほっとできる場だ。
面白い仲間が集まってくる場、仲間と一緒に何かが生まれる場、そして、ほっとできる場、居心地のいい場のことを言う。

人生戦略として、勝てそうな「場所」を探して…
自分の陣地をつくることができる人でありたい。

上記の【どの場所に陣取るか】については人の心に灯をともすより引用しています。