第111回ご縁結びのコーナー 株式会社Wells Partners 福井元明さん 〜有言実行であり、好奇心の塊の様な方!〜

ー杉浦佳浩

第111回ご縁結びのコーナー 株式会社Wells Partners 福井元明さん 〜有言実行であり、好奇心の塊の様な方!〜


2024年 04月 12日

株式会社Wells PartnersのHPはこちら。

『杉浦さん、その話面白いですね〜』といつも私の妄想話を面白がってくださり、『やりましょう!』の一言で有言実行が始まる。好奇心の塊で新たな面白いことにチャレンジしていく様、本当にスピード感と実行力をビシビシ感じます。【すべてはお客様の描く未来のために】を掲げて、全力で顧客に寄り添いながらも、多岐に渡る取り組み、サービスを展開されている福井さん、株式会社Wells Partners社について今回はお伝えしたいと思います。

【福井さんHPより】

◆福井さんとの出会いについて

2018年夏前頃、たくさんの参加者の夜会で、現役銀行員として参加されていたのが福井さんでした。珍しいな!と思ったのが、普段私が夜会に参加や企画している際、銀行員の方が参加される際は、ほとんどがスタートアップ企業に興味がある、もしくは、実際にその業界に金融機関の業務として関わっている人がほとんど、しかし福井さんは違いました、個人富裕層向け、プライベートバンキング業務に従事している人でした。その場でお話ししていたのは、福井さんが近未来に独立を考えているということ。これもまた珍しい。詳細は聞くことはなかったのですが、私からは、私でも独立できているから大丈夫ですよ、とお伝えしたと思います。個人としての独立レベルで組織化したプロフェッショナル集団を考えているとは思ってもいませんでした。

【2020年11月沖縄にて】

◆福井さんの子供時代 社長を目指していた

鳥取出身。1985年生。地元愛を思いっきり持っている福井さん。経営者になったのは隔世遺伝かも?
サラリーマン家庭に育った福井さん、裕福ではなかったが、学習、勉強に必要なことについて、欲しいものは全て買ってもらえたことに感謝されていました。小学校の頃の作文には、社長になることと書いていたそうで、今に通じる、有言実行力がその頃から備わっていました。なぜ、社長になりたかった?それは、社長=お金持ちという認識だったから。もう一つの理由は、お爺さんの存在。農家を廃業して起業し、福井商店を創業していました。小売業もやっていたそうですが、食品をスーパーに卸す、卸売業が主たる事業だったそうです。

社長になるためには学歴は必須ということで、京都大学・神戸大学を目是ざして必死に受験勉強をしていたのですが、燃え尽き症候群となり、高校2年、3年は勉強していなかった、浪人を経験してもなかなか身が入らず、たまたま慶応に受かってよかったと(それなりに勉強していたのだと思います)。慶応大学を卒業してOBネットワークを体感するようになって本当に慶応に入ってよかったとも言われていました。こういう素直な気持ち、感謝の心が仕事に事業に好転している所以かなと感じます。

【ロナウド選手とツーショット!】

就職の時期になって、迷った選択肢、それは、アパレルに行くか金融機関を目指すかということ。アパレルブランドが好きでファッションに興味関心があった、アパレルブランドもしくは百貨店に行こうかと考えていました。もう一つが金融機関。金融知識は持っていて損のないもの、一生使えることが自分には意味があると思ってこちらの道に進むことに。

なぜ、みずほ銀行に進んだのか?それは、都銀の中で総合職で唯一個人営業への配属の道があるのが理由だったそうです。なぜ個人営業なのか?それはこれからの時代【個の時代】が来る、個人の資産運用の時代が来る、そう信じて個人営業に注力したい、目に見えない金融の世界で自身で付加価値が出せると思っていました。それと、大学の奨学金を借りていたのがみずほ銀行だった。自分の中では恩返しをするつもりでみずほ銀行に入りたいと思ったそうです。律儀なお話です。人柄が滲みます。

◆金融マンとなって挑戦の連続、会社員でも退路を絶って

会社員時代の話をお聞きしているときに何度も出てきた言葉が、【退路を断つ覚悟】当時、会社員でありながらこの発言はなかなかの覚悟で仕事に向き合っていたことが伺えます。どんな覚悟だったか、どんな銀行員時代のキャリアだったのかについて。

お客さんの意向を上手に汲むこと、寄り添うこと、数字に現れないバリュー、付加価値を出せる、わかりやすさを心掛けるをモットーにしていたそうです。銀行に入行してすぐに起こったのが、リーマンショック、お客さんの資産が1/5,1/10と毎日目減りしていくなか、クレーム対応がメインの毎日、ここで鍛えられたと福井さんは話します。次はどうしたら良いか?そこに向き合い、自分の考えや言葉で解決策をお客さんに提示していました。そこで信用信頼を得ていきます。

最初の配属先で3年が経過し、そこで、福井さんはチャレンジングな行動に出ます。【ジョブ公募制度】に手を挙げ、出向の道を選択、税理士法人山田&パートナーズへ。これもお客さんへさらなるお役立ちをしたかったから。相続税、法人税、所得税などの税務申告書の作成をきちんとできるレベルを習得でき、基礎知識を叩き込んで1年で銀行へ戻ります。

配属先は、五反田支店。企業あり、その中でもスタートアップ、大企業、歴史ある中堅中小企業、最新企業からオールドエコノミーありとあらゆる幅の広い法人、個人のお客さんに向き合うようになって、税理士法人での経験したこと学んだこと(税務~相続まで)をフルに発揮し、他の銀行員がまねのできない取り組みや成果結果を編み出していきます。その対価が、顧客からの信頼と実績この2つを積み上げ、感度の高い顧客層から重宝されたそうです。大きな実績を3年間の支店在任期間で積み上げ、【ジョブ公募制度】にまた手を挙げ、今度はスイスのプライベートバンクへ。これは誰でも簡単に行ける場所ではないことが理解できるレベル、余程の実績を五反田支店で出していたことの裏付けだと感じますね。

スイスでプライベートバンクのバンカーとして勉強して本当によかったと、福井さんは話してくれました。当時の主流はシンガポールに勉強に行く人が多かった、しかしスイスで非金融まで極めて顧客に寄り添うスイス流のバンカーを勉強して本物感、本質を勉強したことが、今の事業に活きているそうです。非日系の顧客に非金融の対応をしていく。レストランの手配からたくさんの代行業務に触れることでお客さんのお金を増やすことだけがプライベートバンクの仕事ではない、と感じて帰国します。

2度の【ジョブ公募制度】に応募するとき、常に退職を覚悟してでもチャレンジするという、退路を断つ覚悟で希望を出してきた中、3度目の覚悟をしてチャレンジします。

それが最年少で銀行支店長を目指すということ。その時、福井さんは30歳前半。この時も落ちたら辞める覚悟で応募。しかし残念ながら思いは通じず、支店長への道は閉ざされました。

有言実行、この頃に私が出会ったのですが、退職は決まった話でした。そこからおよそ9ヶ月、たくさんの引き止めにもあって、退職は2019年1月末となります。

【清水寺にて学生起業家支援の会。福井さんは貸切経験もあります】

◆会社設立から ウェルズパートナーズの強みと感じるところ

最年少支店長になっていたときに目指していたことを、今度は自身の会社で実現しようと動き始めます。そこから5年ほどで、国内に4拠点(東京、大阪、広島、福岡)を持つ独立系プライベートバンキング、法人となっています。

会社人数を重視していないと言いつつ、34歳で会社を起こして、起業後3年でグループ全体で約50名の組織になっていきます。会社の平均年齢は49歳、自身が39歳の社長、10歳も平均年齢と差があります。この組織を引っ張っていることが本当に素晴らしいと感じます。

一見、IFAの会社だと、証券系、生保系とどうしても売り込み気質が強い場面が見受けられますが、福井さんは銀行出身、それぞれの商品、加えて海外のヘッジファンド、オルタナティブ投資ファンドにも積極的に関わっています。富裕層とは趣きが違うという金融分野では、4年という短期間で、IPOコンサルティング先や投資先のIPO実績3件が目立つと感じます。IPO支援では、私もご一緒する場面も多く、応援する起業家の方々と話ていると福井さんの鋭さと温かさを感じます。
個人としても組織としても順調に事業が成長している中、下記のような顧客層となっています。

本当に幅広いの一言。福井さんの口から飛び出してくる名前や会社名にびっくりすることがあります。
金融、非金融の同社のサービス一覧は下記から。

上記には金融以外のサービスがたくさん列挙されています。スイスで学んできたことがまさに実践されているところ。

非金融分野にも注力していることを列挙してみると、

・全国のお寺やお城などでのプライベートイベント(清水寺貸切写真を掲載しています)

・各種VIP席でのスポーツ観戦や音楽ツアー、映画祭等への参加

・モータースポーツのプライベート鑑賞会

・ディズニーランドのプライベート食事会やツアー

・ご家族連れでの一般公開していない工場や社会見学

・ゴルフツアーVIP観戦やプロゴルファーとの予約の取れないゴルフコースでのゴルフ合宿

とかなり幅広い実績。今後ももっといろんな取り組みを実践していこうとしています。そのため、古物商免許や酒類販売免許も取得しています。非金融事業を持つことが、金融事業に顧客を呼び込む魅力に繋がっていると思います。

【岡田監督と一緒に】

収益化を見込んでいない取り組みのなかには、金融教育事業があります。
それが、子どもたちに世界水準の金融教育を提供するプレミア・フィナンシェ
サイトはこちらから
全国各地に趣き、金融リテラシーの向上のお役立ちを未来のために行っています。

起業した時に、あまりにも差がある、世界と日本の金融リテラシー差を無くしたいという思いの実践。未来への実践ですね。
金融教育以外にも地元への貢献、還元も実践していて、この点で私の仲良しご縁の方をご紹介して事業が生まれるかもしれないと思っています。これもまた追々お伝えできるようになればなと思っている次第です。

福井さんについて記述されている記事関係について以下に添付しておきます。

Forbes JAPAN BrandVoice Studio 顧客の人生に寄り添い真に顧客本位の資産形成を提案する 独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)がいま求められている

東洋経済オンライン 富裕層の「億超え」資産を守る、IFA業界の風雲児〜新進気鋭の独立系プライベート・バンキング〜

◆私のご縁で仲良くしてくださっている方々のコメントをいただきました

杠司法書士法人 代表の川原田さん

①川原田さんから見て福井さんはどんな人ですか?
②福井さんの仕事ぶりから見えてきたエピソード?
質問は上記の二つから。

①福井さんとは、令和4年の6月頃、杉浦さんのご紹介で初めてお会いしました。
IFAという、金融商品を扱う事業会社の経営者という情報をいただいて面談に臨んだんですが、いい意味で期待を裏切ってもらいました。
やわらかい雰囲気と明るいトークでビジョンや理念を語っていただき、今までお会いしたどのIFAの方々とも違うすてきなオーラをまとっておられたのが印象的です。
銀行のPBご出身ということで、顧客の利益が自分たちの利益と一致しなければならないという考え方を徹底してもっておられ、これからの金融業界のあり方を変えていく方だと思います。

②①の話とつながるのですが、ある勉強会を終え二次会へ向かう道中に「IFAでは、顧客の利益と自分たちの利益を一致させるのが難しい部分がある。まだほかにもいいあり方があるのではないか。」というような趣旨のことを話しておられたのが強く印象に残りました。
自社の理念をまさにあるべき姿として追及し続けるぶれない姿勢が、福井さんの安心感や信頼の源泉なんだろうと思う一幕でした。
といいつつも、決して原理主義的ではなく、冗談が多く、茶目っ気たっぷりのところがファンをひきつけてやまないのだろうと思います。
福井さん、これからも金融業界の寵児としてがんばってください!

◉株式会社アンビシャス 徳永社長

①徳永さんから見て福井さんはどんな人ですか?
②福井さんの仕事ぶりから見えてきたエピソード?
質問は上記の二つから。

①私はアンビシャスという会社でトランクルーム「収納ピット」を投資商品として販売していますが、それ以外の投資商品の知識はほぼありません。
その点、福井さんは大手金融機関で勉強され、更には多くの投資家の方々の資産運用に真摯に向き合ってこられたので、弊社でわからないことがあれば、福井さんに投資家さんをご紹介しています。
先日は、福井さんの会社の部下の方々に私が理事を務める勉強会で投資セミナーを開いて頂きました。
また投資商品への知識と共にフットワークの軽さもとても素敵だなぁと勉強させて頂いております。

②個人事業主に近い形で、経営される方が最も福井さんの業界プレーヤーとして個人の収入としては多くなると思います。
ただ、福井さんの会社サイトにはこう書かれています。
「真のお客様第一を追求しながら今までにない自由度の高い金融サービスを提供し、世界と日本の金融格差を解消することを目指します。」
自らの個人の収入を追い求めず、社会のため・世の中のためを考えて、組織を拡大しているように感じますし、福井さんもそう思われてるのだろうなぁと感じています。

◆今回のインタビューを通じて、最後に福井さんにコメントお願いしました。

出会った全てのお客様に喜んで頂くというのは本当に難しいですが、大手金融機関と違って、独立系ならではのオーダーメイド型の金融・非金融サービスを更に拡大展開して行きたいと思いますますので、ご興味お待ちの方はぜひお気軽にお声がけ下さい。

と、コメントを寄せてくださいました。これからますます事業展開が楽しみで仕方がないです!インタビューに応じてくださったことに感謝しています。