本郷3丁目駅で感じたこと 常に地道な努力を泥臭く 自分は
2023年 02月 27日
【今週の自戒】
よろしくお願い申し上げます。
【「ありのままの自分」は怠け者の言い訳】
ひろさちや氏の心に響く言葉より…
『山里で使う白木の椀のように、漆をつけなければ そもそも剥げることはないと言って、ただ目を閉じて頭を垂れ、 眠るような座禅をして妄念をなくそうとする人がいます。
もとが愚鈍でどうしようもない人間なのだから、 そんなことをしても死ぬまで悟りを得ることなどできません。』
ありのままの自分を認めてほしい、愛してほしい。
そう願う人は少なくないでしょう。
しかし、「ありのまま」とは一体何なのでしょうか。
飾らないこと?
素のままを見せること?
心の赴くままに振舞うこと?
いずれにせよ、「ありのまま」をやたらとありがたがる人の中では
しかし、白隠は、「
白隠は禅宗の僧侶でしたが、江戸時代の禅僧にもいろいろな人間が
あらゆる儀式を虚飾だとして無視する者、心のままに生きるのが修
そんな彼らを、白隠はこの文章で一喝したのです。
そもそも、ありのままの自分がすばらしい、
確かに、世の中には飾り気のなさを称えられる人もいます。
しかし、彼らとて、生まれつきそうだったわけではありません。
すべては訓練の賜物です。
人間離れした美しさで知られる現代の名女形・
「型破りってえのは型を持っている人間の言うことなんだ。
形も何もないヤツラがやれば、いいかい、
茶室に飾る茶花も、一見ただポンッと投げ入れているだけのように
ありのままですばらしく見えるようになるためには、
それを理解せず 「ありのままの自分」を主張するのは、ただの怠け者の言い訳に聞
《「ありのままの自分」は怠け者の言い訳》
『いい言葉が、心を掃除する』PHP研究所
お釈迦様はこう言ったという。(本書より)
『人がもし百年生き永らえたとしても、怠惰であって、
ただ長生きしただけでは「長老」と呼ばれる資格はない、
《女性の美しさは、外見の容姿にあるのではなく、魂の中に存在す
いくら若いころ飛びぬけた美人だったとしても、日々、
年を重ねるごとに、外見には内面が映し出されるからだ。
自分を磨き、自分を高めてきた人だけが、「ありのままの自分」
茶室に飾られた野花は、無造作に置かれたようであって、そこにし
《「ありのままの自分」は怠け者の言い訳》という言葉を胸に刻み
年を重ねるごとに、自らを磨き続ける人でありたい。