これしかないって向き合う。予期せぬ偶然を楽しむ

ー杉浦佳浩

これしかないって向き合う。予期せぬ偶然を楽しむ


2022年 11月 28日

【今週の自戒】
これしかないって向き合う。予期せぬ偶然を楽しむ

早いもので、独立して9期目に
来年秋には10期目がスタートする
全く自信なんてなかった、
自分で独立後のイメージ通りなんて
全く違って、有り難いご縁に感謝するばかり。

独立前、支援者のお一人に
自分の青写真を描いて持参
これでいろんなところに
自身の説明に使用と思っていると
伝えたみました。
その時、相手からはそんなものは見ない
こちらからの依頼事に今ままでどおり
向き合ってください。そう言われて
資料を見ることもなかった。
この時以来、資料を持って歩くことはなくなり
目の前の相手の話、課題、
依頼事に集中するように。

先日、たまたま入ったカフェで
同年代の人と30代くらいの人が
なにやら熱心に話していました。
聞こえてくる内容は、
キャリアについてヒアリングしている若い方
それに答える同年代の人。
回答を聞いていて、
難しいカタカナ、横文字はたくさん出てくる
しかし、パソコンの中にあるものを拾い出している
手触り感、染み出すようなワクワク感
広告系の言葉にある、シズル感を
全く感じなかった。
おそらく大手企業出身で次のキャリアを模索
顧問系?の仕事を探している、その紹介を
請け負っている若い人とのやり取りだと理解
結論、どこも紹介できないって感じでした。

そもそも声がかかっていない時点で
今までなにやってきたのか?
と隣から聞きたくなるくらい。
お節介ながら。。。。

思い通りなることなんて稀、
いろんな声に耳を傾けて
どう対応していくか、それを周囲を
必ず見てくれている。

大手企業にいながら、イントレプレナーシップを
存分に発揮している人に先日会いました。
本業とは全く違う中で会社に大きな意思決定を
引き出して大活躍。まさに会社の顔に。
今は。
この方入社以来ずっと花形路線できた訳でもない
誰もやってこなかった、やりたがらない
大仕事を上司からの声掛けで
これしかないと思って数年単位で取り組み
見事やり切った。そこから今があります。
まさに予期せぬ偶然に向き合ったから。
今一度私も、偶然を楽しめる1週間に。
今週も
よろしくお願い申し上げます。

【思い通りにいかない道に運が落ちてる】
萩本欽一氏の心に響く言葉より…

自分で自分の才能を信じて行動するのって、一番運が向かないことかもしれない。
運ていうのは、自分の好きなところや得意なところにはないと、僕は思ってます。

以前、僕と一緒に番組をやったディレクターが、営業部に異動したことがありました。
本人はぜんぜん納得してないの。
「バラエティー番組を作りたくてテレビ局に入ったのに、なんで俺が営業にいかなきゃいけないんだ」 って、怒ってました。
でもその人、どんどん成績伸ばして、営業部で出世しちゃった。
営業がとっても向いてたんです。

つまり、才能って自分で決めることじゃないんだよね。
それを見抜くのは、自分以外の人間。

だから、納得がいかなくても、人に言われたことを素直に一生懸命やったほうがいい。
世の中って、自分の思い通りにはいかない。
でも、その思い通りにいかない道に、実は運が落ちてるんだよね。

『欽言力(きんげんりょく)』日本文芸社

欽ちゃんは「司会はできないから、司会だけはやりたくない」と事務所には言っていたそうだ。
しかし、コント55号を解散したら、司会の仕事ばっかり頼まれたという。
初めて司会したとき、司会が苦手なので、出場チームの名前も忘れてしまった、「つぎのチームは、え~と…、誰だっけ?」とこんな感じ。
ところが、これがウケちゃって、「あんな新しい司会はいない。ぜひ、うちの局でもやってください」と仕事の依頼がたくさんきちゃったそうだ。

苦手なものや、思い通りにいかない道に、運が落ちているということだ。
自分が予期しないこと、思いもしないようなことに、運はやってくる。
つまり、予期せぬ偶然だ。
それが、セレンディピティ。

また、クランボルツ教授のいう「計画的偶発性理論(プランドハプンスタンス)」というゴールを決めないキャリアの考え方でもある。
予期せぬできごとがキャリアを左右し、偶然の出来事が新たなキャリアにつながる。
ここで大事なことは、ただ待っている人には良き偶然はやってこない。
自分の目標や夢にこだわらず、行動する人にのみ、運はやってくる。

思い通りにいかない道に運が落ちてる、という言葉を胸に刻みたい。

上記の【思い通りにいかない道に運が落ちてる】については人の心に灯をともすより引用しています。