あっという間の人生を、軽薄でいこう

ー杉浦佳浩

あっという間の人生を、軽薄でいこう


2022年 01月 31日

【今週の自戒】

〜あっという間の人生を、軽薄でいこう〜
同年代の人、もう少しで60歳
ビジネスモデル、スキームで
これってこれからの世の中に役立つ
昔はあったものの焼き直しだけど
かなりブラッシュアップされている
もうワクワクを体全体で表現するくらい
こっちまで楽しくなる、伝播する。
ほんと小気味み良いとはこの人の仕草や
会話の中味テンポ、真似できるもんじゃない。
そしてそこからの実行力、さらに真似できない。
人生短いあっという間、
そこを意識しているからこそ
やりたいこと全てにも口、手を出す
そして走り続ける。
いつまでも若い人、面白がって生きたい。
今週も
よろしくお願い申し上げます。

【いつまでも若い人】

脳神経外科医、林成之(なりゆき)氏の心に響く言葉より…

加齢とともに、理解力や判断力、発想力が衰えてしまう人が多いのは、どうしてでしょうか?
理由がわかれば、対策も見えてきます。
そこで、ここではざっくりと脳のしくみを押さえ、脳の力がどのようにして発揮されたり落ちてしまったりするのかを見ていきたいと思います。

最初にみなさんに質問です。
若いころと比べて、好奇心がなくなったり、ものごとに興味を持ちにくくなったりしている人はいませんか?
ここでドキッとした人は、要注意です。

というのも、好奇心や興味が薄れると、 頭の働きがどんどん悪くなってしまうからです。
これは、みなさんもきっと身に覚えがあるはずです。
最初に「おもしろそうだな」と思ったことは、頭にスッと入ってきますし、よい考えも生まれやすいでしょう。
学生時代を振りかえれば、「数学が好きで公式を覚えるのは苦にならなかったけれど、社会科は苦手で歴史上の人物名はさっぱり覚えられなかった」などといった経験をお持ちの方も少なくないでしょう。

脳は、五感から得た情報を取り込むと、その情報を理解・判断し、思考し、発想を生み出し、記憶します。
取り込まれた情報が最初に到達するのは、「A10(エーテン)神経群」と呼ばれる部分です。
A10神経群には、好き嫌いをつかさどる「側坐核(そくざかく)」、危機感をつかさどる「扁桃(へんとう)核」、言語や表情、感動をつかさどる「尾状(びじょう)核」、意欲や自律神経をつかさどる 「視床(ししょう)下部」などが集まっています。
A10神経群は、いわば感情をつくる中枢。
ここが壊れてしまうと「気持ち」を生むことができなくなります。

情報がたどり着くと、A10神経群ではその情報に対する感情が生まれ、情報に対してレッテルをはります。
「好きだ」「嫌いだ」「おもしろそうだ」「興味がない」といったレッテルをぺたぺたと情報にはりつけていくわけです。
このレッテルが、頭の働きに非常に大きな影響を与えます。
というのも、ここでマイナスのレッテルがはられた情報は、その後の「理解・判断」「思考」「発想」「記憶」といった機能がしっかり働かなくなるからです。
「好きな先生の授業は集中できるけれど、嫌いな先生の言うことは頭に入らない」 といったことが起きるのも、じつは、A10神経群によるレッテルのはりつけによるものなのです。

年を取ると、「もう年だからいいや」などと考え、新しい目標に挑む気持ちや、 知らなかったことを学ぶ楽しみを失う方は少なくありません。
しかし、こうした「もういいや」という気持ちを持つことは、せっかくの脳の機能に「働くな!」と言っているようなものなのです。
「もうそんな話は知っているよ」などと斜に構えるのも、よくありません。
年を重ねれば知識や経験もそれなりに身についてくるものですが、「もう自分は十分にいろいろなことを知っているのだ」と満足してしまえば、興味を持って人の話に耳を傾けられなくなってしまいます。
せっかくよい話を聞いても、脳は働いてくれません。

いくつになっても好奇心で目をキラキラさせている人と、何でも「それは知っている」とうそぶく人とでは、脳の老けやすさに大きな違いが生まれます。
A10神経群が脳の中でどのように働いているかを知っておくと、ものごとを前向 きにとらえる重要性がよくわかるのではないでしょうか。

『50歳からでも、頭はよくなる!』知的生き方文庫

「ディズニーの成功を支えている最も重要な要素は、遊び心と好奇心だ。
遊び心とは、笑うことを愛する、というアピールをする気持ち。
好奇心とは、常に人間の心にあって、想像力によって刺激されて生まれたものだ」(ウォルト・ディズニー)

川北義則氏は、「遊び心」と「好奇心」を失わないために戒めとしていることがあるという(「枯れない」男の流儀/フォレスト出版)より。
それは…
●「面白そう」でまず動く
●「軽薄」でいる
●「役立たない」からやってみる
●知らないなら、聞いてみる
●若い世代を肯定的に見る

特に大事なのは「軽薄」でいるということ。
軽薄とは「軽い」ということだ。
軽薄の反対の「重々しい」人は動きが鈍い。

年齢を重ねれば重ねるほど、役職とか、肩書とか、世間体とか、固定観念や余分な知識という、「執着」が身についてしまう。
好奇心がある人は「軽い」人だ。
軽いに「あ」を付けると「あかるい」。

いくつになっても、明るくて、軽くて…
遊び心と好奇心あふれる人でありたい。

上記の【いつまでも若い人】については人の心に灯をともすより引用しています。