まず自分が楽しい、そう思っている人と会おう

ー杉浦佳浩

まず自分が楽しい、そう思っている人と会おう


2021年 12月 27日

【今週の自戒】
〜まず自分が楽しい、そう思っている人と会おう〜

滅私奉公、利他の精神が大切だ!
という時代を生きて来た諸先輩も
だいぶ少なってきた様に思います。
それを憂いているのではなく、
昔は、前後左右の説明不足もたくさんあったなと
思っています。
滅私、その感覚も解るが、まずは自分を認め
いかに楽しめるか?楽しめるように工夫するか?
厳しい仕事であっても【自分を承認】できてないで
毎日向かっていっても長続きしない。

ある経営者さんが、利他が大切と言って
お節介を繰り返しているのを見ていましたが
一向に自分の会社が成長していない、
自分自身が楽しそうではない、
社員、得意先の周囲も感謝しているフシもない
もちろん自分自身にも。。。

自分に向かって、『よく頑張っているね』
『どんどん出来ることが増えた』
『今日もお客さんに喜んでもらった』
自分にいかに声を掛けるか、向き合うか。
そう思って毎日過ごしていると、
同じ様に自分に話しかけている、
楽しんで生きている人たちに出会える。
不思議の毎日。

私が紹介をした方々が仲良しになること
それも有り難いのですが、ここ最近
私がご紹介していない方々が、
どなたかの紹介で出会い、途中から
私の話で盛り上がって、双方の方から
報告の連絡が入る。そんなことが一日で
複数と言わず何人、何件もメッセージが届く。
それを聞いた私はさらに喜んで、楽しんで、
いろんな方々に楽しい伝播の連鎖を繰り返す。

こんな毎日、楽しすぎて大丈夫か?
と思っているうちに1日が過ぎる。
まずは自分が楽しい、そこから。
仕事が娯楽化、道楽化できることほど
幸せなことはない。
そして私はめちゃくちゃ幸せです。
今週もよろしくお願い申し上げます。

【この世の最上の娯楽とは ?】
ゆうきゆう氏の心に響く言葉より…

世の中の娯楽は、3つに分けられます。
ここでは、上からランクをABCと分けましょう。

まず、3つある中で、一番下。
もっとも幸せ度が低い娯楽こそが、
C→「たいして質が高くないものに接すること」です。
ネット上で、誰かの書き散らしたコメントを読む。
あまり面白くない映画を見る。
週刊誌で、誰かの悪口を読むなどなど…。
とにかく「何もしていないよりもマシ」な娯楽こそが、これです。

僕は、決してこの娯楽に否定的なわけではありません。
無人島にいるとつらくなるのと同じで、人は刺激が何もないと、どんどん苦痛を感じていきます。
「刺激」という意味では、とにかく「誰かと接する」「誰かの作ったモノに、何でもいいので接する」というのは、喜びやエネルギーになりえるのです。

そして、その次の二番目の娯楽が、
B→「誰かの作った、素晴らしい作品に接すること」です。

偉大な芸術家の絵を見る。面白い本を読む。
もしくは、面白いマンガを読む。
何でも構いません。
それこそ、大自然が作った「風景」などでも本質的には変わりません。
とにかく「これは面白い!」「これは素晴らしい!」という、あなたが劇的に楽しめるものと接することです。
これは絶対基準ではありません。

たとえ世間的に売れてなくても、もしくは評価されてなくても、あなたが「いい!」と思えば、それは幸せなことなのです。
とにかくあなたが「読んで良かった」「見て良かった」というものに接すること こそが、何より重要なのです。
これが、上から二番目の娯楽です。

では、一番上の娯楽は何か分かりますでしょうか。
それこそが、
A→「あなたが、何かを作ること」です。

今までに述べたすべてのものを、逆にあなたが「作る側に回る」こと。
生み出すこと。
これこそが、何よりも素晴らしい、極上の娯楽なのです。
作った作品の、評価の善し悪しはあるかもしれません。
しかしどんな作品であっても、あなたが夢中になって「作る」こと。
これこそが、何よりも上質な快感と幸せにつながります。

もちろん、仕事や作品でなくても構いません。
新しい企画書を作る、ブログを書 く、小説を書く…などなど、何でもOKです。
あなた自身が、新しい何かを作る。
それこそが、世の中で最大の快感だと言えます。

これ、同意してくださる方も多いと思いますが、中には、「今の自分の仕事は、そこまでの域に達してない…」「自分はそうは思えない」という方もいるかもしれません。
もしそうだとしたら、ただ知っておくだけでもOKです。
少なくとも自分自身は、「何かを作ることこそが、世の中で最大の幸せで娯楽だ」と思っています。
そういう考えもあるんだと思ってください。
今、そう思えないなら、「いつか、そういう『作るモノ』を見つけられれば、それだけの幸せというものを得られるものなんだ」と考えてみてください。

「寝たい!休みたい!」 「なんか面白い本ってないかなー。最近、つまらないものばかりだから…」「海外旅行に行きたい!海外に行けば、すごく幸せだろうなぁ…」 こういう気持ちは、確かに分かります。
しかし「何かを作る」ことは、それよりもはるかに激しい快感です。
ただ、あなたの世界が「味わう」ことだけなら、それはまだ、 C「たいして質が高くないものに接すること」 B「誰かの作った、素晴らしい作品に接すること」 の、どちらかということです。
「まだ、『作る』という快感があるんだ」 という考えを知っているか知らないかで、大きくあなたの人生は変わってきます。

『やりたいことをぜんぶ実現する方法』海竜社

昔、繁盛店を見学に行った後、私のメンターに、そのときの感動を綿々と報告したことがあった。
それをじっと聞いていたメンターは、「それで、君はどうしたいのだ」と厳しく問われた。
「経営者(起業家)が感動ばかりしてどうするのか、どうして自分がそれをやる方法を考えないのだ」、と言うことだった。

もちろん感動が悪いわけではない、しかし、感動することはどこか他人事だ。
自分事となったときだけ、行動につながる。
繁盛店に行くのも楽しいが、繁盛店を経営する方が数段面白い。

これは、あらゆることに言えること。
素晴らしい講演会に行くのも楽ししいが、その講演会を主催する方がもっと面白い。
楽しいイベントに参加するのも楽しいが、そのイベントを主催する方がもっと楽しい。

要は、主催者か、観客か、ということ。
それは、人を楽しませる人か、自分だけ楽しむ人か、ということ。
多くの人を楽しませることこそ、楽しいことはない。

「この世の最上の娯楽とは?」
人を楽しませることができる人でありたい。

上記の【この世の最上の娯楽とは ?】については人の心に灯をともすより引用しています。