ご縁結びのコーナー 第81回 株式会社enstem 山本 寛大さん  〜爽やか!ってまさにこの人のこと、ポテンシャルをパフォーマンスへを社会実装に〜

ー杉浦佳浩

ご縁結びのコーナー 第81回 株式会社enstem 山本 寛大さん  〜爽やか!ってまさにこの人のこと、ポテンシャルをパフォーマンスへを社会実装に〜


2021年 10月 10日

enstem社のHP:https://en-stem.co.jp/

私と比較するのも失礼なお話しですが、【爽やか】が服を着て歩いている感じの山本さんが今月の主役です。出会った当初に私の名刺を見て、『私と考え方、同じですね!全てはご縁から始まるそう思って私も』と笑顔で話してくださいました。私の名刺に印刷されている言葉【人と人を繋げる人でありたい】この考え方に共感してくださり、山本さんの会社名、enstem→enはご縁から、stemは幹、ご縁の幹でありたいという想いを持って会社をスタートされました。なかなか素敵な想いを込めて会社経営をされています。

今年30歳になられた山本さんについて今回お伝えしたいと思います。

【山本 寛大さん】

 

◆出会いはGM総研の加藤さん、奇跡の連続で私も出会うことができました。

今回のインタビューの冒頭、なんか恥ずかしい!と山本さんから第一声をあげてもらってスタート、私との出会いについて語っていただきました。2019年9月に夜会を開催した際にグッドマネジメント総合研究所の加藤さんが山本さんにお声がけくださり、ご参加いただきました。私の最初の印象はコミュニケーション力高い、快活な方だなと思いました。そこからまだ2年しか経っていなくてこの2年間にたくさんのご縁や経験をさせていただき、改めて感謝している次第です。常々、ご縁に年齢は関係ない。そう思っています。私と出会いを作ってくださった加藤さんですが、その加藤さんへのご紹介は、最初の夜会にもご参加の引間さん、引間さんはAI系のお仕事をされている素敵な方、素敵な方からご縁が繋がっての私。ただ、引間さんと山本さんとの出会いが面白くて、山本さんがある時に参加しようと思っていたピザパーティー、迷って見つけた先でピザーパーティーに参加、しかし目的のパーティーとは違ったところで、引間さんと出会ったそう、しかも連絡先を交換せずに別れた後、これまた偶然に別の場所で再会へ。そこから親しくしているそうです。奇跡が奇跡を呼んで私へ、これは必然の世界だと感じています。

◆山本さん、高校時代はヒーローだったお話し

新卒でGoogleにお勤めだった山本さん、英語も堪能と聞いていたのですが、そこに至る経緯についてお聞きしました。

こちらの写真の先頭にいるのが山本さん、米国での高校3年の時には、キャプテンでエースで大活躍だったそうです。山本さんは12歳から18歳までお父さんのお仕事の関係で米国に在住。英語を本格的に日本で学んだことのない中でいきなり現地の学校へ通うことになったそうです。東京の下町浅草出身そこからいきなりの英語圏、情けない自分に、何を持ってこの劣等感を克服するか?腹を括ってチャレンジするには、言葉ではない何か、それはスポーツだったそうです。

そこから華奢だった体も筋肉質にし、体力をつけつつ、サムライ魂を持ちながら、当時先端であった、YouTubeを駆使、自身の分析・修正・改善をしながらレベルアップ、あらゆる部分の向上をしていったそうです。

高校卒業の時に、日本ではなかなか味わえない経験があったと話す山本さん、全校生徒の前で卒業生一人一人の名前を

読み上げていく習わしで、卒業生在校生家族の参列者の歓声が上がる、そこで山本さんはトップ3に入るくらいの歓声を得たそうです。それもそのはず、キャプテン、エースでの活躍があったからこそ。見事に言葉の壁を跳ね返した、乗り越えた瞬間だったと思います。素晴らしい、この経験が今にも通じると感じました。

当時のチームメイトには、現在大リーグで毎年30本のホームランを量産しているスラッガーもいるそうです、人脈の幅が違いますね。

大学から日本に戻ってきた山本さん、大学の硬式野球部入部、強烈な体育会系のなかで、疑問を感じ1年で退部、そこから体育会系の準硬式野球で頑張っていました。プロへの道も考えていましたが、怪我の影響で諦め、ビジネスの世界に方向転換、1年間で390冊の本を読破!さらにインターンもあちこちで経験し、起業を視野に就職を考えるようになっていきました。元々、親族の方々が、浅草や銀座でお菓子屋さん、飲食店を開業し、そこに純粋に憧れていたことも影響していると話していました。

就職はあくまで起業のための【修行】として、そのためにも、外資系、大手、ベンチャーを見て、Googleに新卒で入社。入社当初、同期で落ちこぼれだったと話す山本さんでしたが、実はそんなことは無く、華々しい実績をお持ちでした。プロフィールでその辺りは詳しく。

◆プロフィール、起業へ

対外的に出されている社会人となってからのプロフィールを山本さんからいただきました。

 [2014年04月 ~ 2016年05月]

Google合同会社 →代理店担当。Google2014年新卒入社、2年間中小企業と向き合いの複数の代理店を担当。同時に日本の20代理店を巻き込んだプロジェクトを立ち上げにつとめリーダーを務めGoogleアジアで表彰され る。

[2016年06月 ~ 2018年04月]

Google合同会社 →通信業界担当。顧客のCRM活用、及びそのデータ分析、O2O、TV to Digitalの文脈にて、 最先端のデジタル広告を提案、及び導入、コンサルティング業務を行う。グーグル日本社全体の広告品質向 上化ツール作成し、社内のトラッキングツールとして浸透させる。

[2018年05月 ~ 2019年02月]

Cogent Labs→事業開発マネージャー。自然言語理解を活用したAIプロダクトの立ち上げを事業開発者として 担う。 株式会社enstemの前身である合同会社エンステムを創業。ウェブマーケティング、アプリ開発受託等で日々のマネタイズを行う。

[2019年06月 ~ ]

株式会社enstemを創業。生体データ事業開発/ ウェブマーケティング支援事業にて開始。

・2020年06月 シードラウンドの資金調達、及び生体データ事業

TO C向けパフォーマンスマネジメントツール”NOBI”のリリース

・2020年08月  生体データ事業

TO B向けパフォーマンスマネジメントツール”NOBI for team”のリリース

 

さらっと、文字数少ない中になかなか真似のできない、輝かしいご実績が並んでいます。新卒すぐにGoogleアジアで表彰ってすごいこと。短期間で成果を挙げていた山本さんが新人時代に注力したのは【御用聞き】だったと。知能派の多いGoogle社の人たち、その中で山本さんが意識したのはレスポンスの速さ、周囲の真逆で目立った存在、コミュニケーション力高く、クライアントワークを、飲み会で盛り上げ役も自ら率先してやっていて、ある時にはYahooの社員みたいと言われたこともあったそうです(いつもの笑顔で)。クライアントからの信頼が絶大だった証拠に、27歳でGoogle社を去る時に、150人のお別れ会が開かれたそうです。参加者の顔ぶれですが、国内の広告代理店トップから新興企業の名だたる会社、ある意味全員が競合同士であるにも関わらずに山本さんの最後に喜んで呉越同舟で賑やかに。高校時代の歓声卒業式同様に社会人になっても、仕事への取り組み姿勢が評価され、人付き合いの素晴らしさ、年齢に関係なく大勢の人たちから愛されていたからこその結果だと思います。30歳に起業しようと20歳の時に考えていたこともあり2018年にスタートアップ企業で事業開発責任者を経験、そこでAIのことを学べて大きく起業イメージができたと話します。

目標より2年早く起業がスタートしたのは、自分から起業しようとしたのではなく、webマーケティングの相談そして業務発生、受託がスタート売上が立ってしまったって感じ。この頼まれ仕事が個人レベルではなく立派な事業レベルそこで会社を設立していくにつれてクライアントも増えていったそうです。

この広告事業のおかげもあり、早急な資金調達も不要の中で生体データ事業開発へと進んで行きます。山本さんの事業への姿勢、エピソードをよくご存知のお二人から。。。

 

◆山本さんってどんな人? 紹介者の加藤さん、同い年の安田さんに聞きました。

◎グッドマネジメント総合研究所 加藤さん

・どんな人

イケメン、お酒好き、破天荒、スタイル抜群、優しい、信念がある、人を大切にする、一言で言うとバケモン。

 

・仕事ぶり

良い意味でリミッター外れてて、人を傷付けることなく、エネルギッシュに猛進されています。小さなことも拾うアンテナにも感心しています。

 

・良いところ

頭の回転速度が人間離れしてるのに、ちゃんと人間なところ。人を大切に思う気持ち。素敵です。そして面白い!場を自然に盛り上げる、ほんとええ男!

 

◎同い年、パイアールの安田さん

・山本さんってどんな人

一瞬でヒトを惹きつけて一瞬で親友のような距離感になる人

 

一言で言えば、宇宙人

・山本さんの仕事ぶり

自然体で楽しんで生きている

 

仕事しているというより楽しく生きていたらそれがいつのまにか仕事に繋がっている感じ?

・山本さんの良いところ

困ってたり悩んでる人に対して当然のように手を差し伸べられる器量

 

・この安田さんには山本さんとのエピソードもいただきました。
山本さんとのエピソードで1番印象的なのは「だって困ってるんでしょ??」と言って難しいお願いをすんなりと聞いてくれたことでした。

Google広告を社内のノウハウだけで運用してる頃でした。予算をどう変動させても、広告が上手く表示されず、根本的に解決策を教わらないと何も改善しない状況でした。

山本さんとお会いしてすぐの頃に元Googleという理由だけで上記のGoogle広告で困っている状況を説明しました。

すると、アカウント見せてと言われて弊社のGoogle広告アカウントの管理画面を3分ほど見てすぐに原因を発見してくれました。でもすぐに解決出来るような問題ではなく、根本的な対策を取らないと抜け出せませんでした。

勿論、自社で解決しようと考えていたので山本さんに対策方法の指針のアドバイスを伺いました。

すると、実績や表示履歴などのデータを全て捨てて一からアカウントを作り直すか

データは残すが、問題箇所をひとつひとつ取り除いていくかなりの手間が掛かる治し方の2パターンを提示されました。

自社でやるにはリソースが限られており、いくらデメリットが多くても後者を選ぶしかなかったので、これまでのデータや実績が0になっても、一からやり直しますと山本さんに言った瞬間、

山本さんは「やってあげる?」と楽観的だけど自信に満ちたいつもの表情で笑いながら言ってくれました。

私が「えっ?、、そんなんいいんですか?」と言ったところ、

「だって困ってるんでしょ??」と簡単に言ってくれました。

勿論その時は手数料とか委託料とか全く話に挙がってないだけでなく、広告運用の代理店の話さえも全くしてませんでした。

にもかかわらず、「困っているから助ける」という人間の原点にあるような優しさを同い年の経営者から学ばせてもらった経験はずっと私の中で生きてます。

強烈なインパクトを残す彼を表すエピソードは勿論他にも沢山ありますが、自分が最も心が温かくなった思い出はこの話です。

 

◆事業について Nobiのお話し 個人向けから法人へ、チームパフォーマンス向上へ

困っているから助ける、自分の持てる力を駆使しながら、そこに事業がくっついて来る。広告事業は上記の安田さんのお話のようなことを、山本さんはまず話を聞いて、できることをやってみて、関係性構築して、事業に。その流れが視線であり、Google社にいた時と多分変わっていないだろうと思います。この無理のない、無理をしないで会社のキャッシュエンジンを動かしながら、実際自分は何をやっていくか?自社事業を創っていくところで、よくよく考えると、やること決まってない。そこで M&A、アート、そのほか、いくつかやってみた、そのうちにIOTとAIでこの世界観が繋がった。そこかからもう一つの事業の柱、生体データを活用しながら、ヒトの「ポテンシャル」を「パフォーマンス」に変えるプロダクトをテクノロジーを駆使しながら創造することに。それがNobiになります。詳細サイトはこちらから

 

アプリ開発で困ったのは、日本でやりたいけどできそうになかったということ。それは開発エンジニアことではなく生体データを取り扱うことでなかなか日本で協力してもらえる先がなかった。なんか日本らしいお話しです。そこで海外でPOCをやってみよう、海外へ行った、ここでも人と、出会いでカタチになっていったそうです、たまたまの連続、奇跡の連続で今の事業化へ、前向きだからこそ。根本の考え方に無駄はない、後悔はないが反省はする。何かに活きる様に工夫しながらやっていく、心持ちと行動力で、周りを巻き込みながら短期間で素晴らしいプロダクトへと進化していきます。

カラダと主観のデータを分析しながらコンディションを数値化することで、データで自分のコンディションを掴んでいく。アクティビティ(歩数・運動強度)、心拍数、血圧値 (参考値)、睡眠、ストレスを計測できます。

個人への生体データ活用に一定効果を導けるようになっていくと次に企業向け、チームマネジメントでの活用にニーズがかなりあるということが判ってきます。

 

私が確かに!っと思ったこと、それはリモートワーク、在宅ワークにおける、雇用側のリスク管理能力の著しい低下に伴う問題があるところ。画面越しに終日、会社メンバーとオンラインを繋ぎっぱなしっていう会社も聞きますが、それはあくまで画面越し、2次元の世界、しかも顔色、体調の変化を画面からは読み取れない、なにげない会話の大切さはやはりリアルに接しているからこそ、メンタルダウン、そこに起因する体調不良に雇用主側が注意喚起できないそこは大きなリスクだと思います。社員思いの社長であればすぐにこのNobiの会社での導入が早いと山本さんは話します。

上記のような3つのバリューを手に入れることが出来ます。

 

このNobi for Teamを実際に導入した企業の変化については下記の資料を御覧ください。

たった、1週間、2週間で上記のような結果に。特に歩行は私も日々管理していていかに大切かを実感しています。いろんなサーベイツールも世に出ていますが、いちいち入力しないといけない、自分でデータフィードバックがない、アンケートのみで情報の信憑性が低い、Nobiに関しては、生体データであり、普段の生活を送るだけ、なにか特別な作業も不要で個人及びチームの状況が判るということが良いところと思います。チーム内の相性もこのNobiで判断することが出来、シフト管理にも応用が出来るとのことです。

 

すでに多岐にわたる導入事例がある中で、山本さんから、今後アプローチを強化したい業界として、工事現場・コールセンター・運送会社・倉庫内作業会社・介護・テレワーク導入企業と話していました。

社会へのお役立ち楽しみに感じました。

【2021年2月の写真 山形へ一緒に】

 

◆最後に山本さんにコメントをいただきました

 

このような貴重な機会をいただきありがとうございます。

自分の思考の整理としても、杉浦さんからのインタビューのオファーはたいへんありがたく、貴重な時間となりました。

杉浦さんからは、人との接し方、付き合い方、たまに褒めていただいたりして、

お会いするたびに、勇気と自信を頂いております。

また、いろいろな方を適切なタイミングで、ご紹介いただくことで、自分の視野が広がり、視座が高まってきているように思っています。

これからも、まだまだ未熟なぼくなので、もう少し甘えさせていただきながら、

日々一日一日精進していければと考えております。

 

この度は、貴重なインタビューの機会、また周りの方からのコメントいただき、ありがとうございました。

 

インタビューを通じて私の刺さった言葉、それは、後悔はしない、反省はする。全てをポジティブに前向きに捉え活かしていく姿勢の山本さん、そしてご縁の幹になる。素晴らしい経営者であり、人物だと思いました。これからも長いお付き合いをしたいと思っています。

【2019年10月の写真】