言葉の重みを大切に、半世紀前の事も鮮明です。

ー杉浦佳浩

言葉の重みを大切に、半世紀前の事も鮮明です。


2021年 09月 20日

【今週の自戒】
〜言葉の重みを大切に、半世紀前の事も鮮明です〜

言葉の重み、懐かしい思い出話しを
今から50数年前のことですが、
記憶が鮮明のこと、あまりの衝撃。

現在、90歳半ばになろうとしている、
母方の伯父さん。
小さな頃からハイカラな人でした。
海外の情報や、ドキュメンタリーを
好んで見ている人。
その伯父さんを見ていて不思議だったのは
3食、お箸ではなくフォークで
ご飯を食べていたこと。
私が、自分はお箸で食べろと多分
親から厳しく躾されていたからだと思うのですが、
『なんでおっちゃんはフォークで食べているの?』
と聞くと、
『おっちゃんはなあ、外人なんやで〜』と
返事があり、小さいながらも(たぶん5,6歳)
私は大きな衝撃、えぇぇぇぇぇ!外人なんや!
とそこから小学校高学年まで外人だと思っていました。
伯父さんにとってはほんの冗談、でも私にとっては
50年経っても鮮明なお話。。。。
懐かしい大切な良い思い出。
おそらくですが、
学生時代に海外へバックパッカーとして
赴いたのも伯父さんのお陰かきっかけか、
たった一言で、人生に大きな影響を与えるのも事実。

先日、もらったメール、
何度読んでも、送り主の伝えたいことが
さっぱり解らず。
登場人物は幾人もいますが、どうもその人達が
言っているから、伝わってますか?みたいな
オンパレード、、、、
私は、が無い、何をどうしたいのか?
他人事の言葉の羅列、どうもマドロッコシイ。

先週、20代の経営者のプレゼンをお聞きする
機会がありました。
気迫、まさにその塊のような話っぷり
聞いていたメンバー全員が大きく頷いていました。
思いのこもった重みある言葉の大切さを
この経営者から教わりました。感謝。

せっかくなら、重みあり、思いあり、
楽しいこと、大きく笑える言葉、

そんな毎日になるように
心がけていきたいと思います。
今週もよろしくお願い申し上げます。

【店の店員の冷淡な客あしらい】
柳平彬(やなぎだいらさかん)氏の心に響く言葉より…

人がなぜ離れていくかについて、興味深い調査をボブ・コンクリン氏が行っています。
それによると、店からお客様が離れる原因は、
「お客様の引越しや死亡」が4%
「友人に勧められて店との距離をを開けた」が5%
「店同士の競争に煽(あお)られて」が9%
「商品に対する不満」が14%、
そして実に残り68%が「店の店員の冷淡な客あしらい」 が原因だったというのです。

さらに、この冷淡なあしらいの具体的な内容について見ると、 トップは「微笑まない」
2番目は「ありがとうを言わない」
3番目が「つっけんどんな応対」 だったということです。

そこである店がスマイルキャンペーンをしたところ、たちどころにの20%の売上増になったということです。
さて、ではあなたは、先週1週間誰に微笑んだか思い出せますか。
ある調査によると、微笑んだ50%以上がテレビのお笑い番組だったということです。

ところで、遺伝子研究に取り組んでいる村上和雄筑波大学名誉教授が面白い実験をしたのです。
漫才を聞いて大いに笑った後で血糖値を測定したところ、血糖値が驚くほど落ちたのです。
また、笑いは、脳細胞に新鮮な血液を送り込み、脳卒中も予防する効果があるのです。

その笑いが今一番不足しているのが家族や親子同士かもしれません。
仕事仲間での笑いもなくなってきているようです。
村上教授は、「笑いは、遺伝子をオンにして人々を元気にする」と言います。
さらに、「心の持ち方、心構えを積極的にして志のようなものを持つと遺伝子がオンになり、やる気が起きる」と言います。

122歳まで生きて世界最高齢と言われたフランスのカルマン夫人が、
「元氣で長生きするには、まず退屈しないこと。それから笑うことが大切だ」
と言っています。
これも心の持ち方が長寿の秘訣と言っているのだと思います。

『やる気を引き出す元氣の心理学』ぱるす出版

店からお客が離れる原因の68%が、「冷淡な客あしらい」だったという。
これは、何も、お店での対応だけではない。
たとえば、かなり意気込んで、誰かに何かをお願いしたり頼んだときに、冷たく、「できません」「無理です」等、「木で鼻を括(くく)ったような」対応をされると誰もがテンションが下がり、嫌になる。
冷水を浴びせられたように、一気に気持ちが萎(な)えてしまう。

冷たくて、「人を離れさせる言葉」の反対が、「和顔愛語(わげんあいご)」。
良寛和尚が好んで使った言葉だ。
和顔愛語とは、和(なご)やかな笑顔と、愛のあるやさしい言葉のこと。

良寛和尚は、私は貧しくて何も人にさし上げるものはない。
だから、口から出る言葉はすべて「愛語」であるように、と心掛けたという。

自分から「和顔愛語」を発している人のまわりには、「和顔愛語」の人たちが集まる。
しかし、「不機嫌で冷たい言葉」ばかり発している人からは、人は離れていく。
一緒にいても楽しくないからだ。

どんなときも…
和顔愛語の実践を重ねたい。

上記の【店の店員の冷淡な客あしらい】については人の心に灯をともすより引用しています。