小さな勇気を重ねて、大きな力に

ー杉浦佳浩

小さな勇気を重ねて、大きな力に


2021年 09月 06日

【今週の自戒】
〜小さな勇気を重ねて、大きな力に〜

売上二桁億近く、関わるメンバーも50名ほど
200%〜300%成長を続けようとその矢先
売上の90%以上が吹っ飛んだという
経営者に会ってきました。
その環境下で事態を前向きに捉え、昨年1年を
前年並みではなく、150%以上の成長へ。
素晴らしい実行と実績、一気に情勢が変化しても
自分に、自分たちにできることを企み、
強烈なスピードで実行していかれたお話に
感動しました。

またある経営者さんから、
『杉浦さん、うちの元社員がYouTuberなんです』
と聞かされました。
名前は山田千紘さん、
【電車に轢かれたYouTuber】として登録者数10万人
超えていらっしゃいます。
今から9年前に不慮の事故で、
右腕、と両足を切断、そこから
見事に立ち上がって素敵な笑顔そして
YouTubeを見ている人々に勇気を
与え続けていらっしゃいます。
私もこの動画を拝見して勇気をいただきました。

小さな勇気を持つこと
そして行動し続けること
有難い出会いに感謝です。
今週も
よろしくお願い申し上げます。

【面白いことが起きたぞ】
斎藤一人さんの心に響く言葉より…

お金持ちになるために何をすればいいのか?
それは一生懸命働くことなんだよ。
だけど、1日の大半の時間を仕事に費やしていると、トラブルが起こったときのストレスは並大抵のものではないよね。

仕事で困ったことが起きたとき、「困ったな~」「大変なことになった」 嘆いても、いい方向には進みませんよ。
幸せなお金持ちにグチや泣き言は似合いません。
こんなときこそ、 『面白いことが起きたぞ』と言ってみてください。
成功の階段をひょいっと飛び上がることができるから。

「面白い」と言った時点で、世間にも神様にも「こんなことで困ってないよ!」という勝利宣言になるんです。
この一言で「あなたの勝ち!」が決定するんです。
困ったことが起きたとき、それは魂を成長させるチャンスなんです。

だから、慌ててはいけませんよ。
困ったときどうするかで、成長するか、しないかが決まるんです。
逆境のときこそ、いろんなことを学んでください。

その道に詳しい人の話を聞いたり、講演会へ行ったりね。
また、解決のヒントとなるような本を10冊ほど読んでみてもいい。
本はあくまで「入門書」を探すこと。
商売で困っているなら商売繁盛のコツを書いた入門書を、子どものいじめに悩 んでいるなら基本的な子育て本を探すんです。
あくまでも世の中を渡っていくために必要な「基本」を覚えることです。

こうした「逆境のとき」は一時的なもので、やがて「順調なとき」に戻 ります。
「逆境のとき」に学んだことは、実は「順調なとき」に、大きく 役立つんだよね。
「逆境のとき」に、「運が悪かった」「政府の政策が悪かったから」「流行りが変わったから」と、グチを言ってふてくされていては、逆境をはねのけて上に上がることはできません。
「これは学び直すチャンスなんだ。人間として大きく飛躍するときなんだ」と謙虚な気持ちで学び直すのです。

『面白いことが起きたぞ』 と言って、腐らず、基本を学び直す。
そんな人には神様は大きく味方をし てくれますよ。

『斎藤一人 お金の神様に好かれる人のスゴい口ぐせ』宝島社

萩本欽一さんの、「人生はおもしろがった人の勝ち」という素敵な文章がありました。

『絶対におもしろいことなんかない。
同じことでも、状況によって、おもしろかったり、おもしろくなかったりする。
だけど、どんな状況にあっても、ものごとをおもしろくすることはできるんじゃないかな。
要は、考え方一つってことだ。
ボクはこれまで、どうしたらおもしろくなるか、そればっかり考えて生きてきた。
そのなかから、つかんだことや見えてきたものがいくつかある。
人と同じことをしていてはダメなこと、運が逃げていかないようにすること、ものごとをあえて遠くにすること、いいことと悪いことは半々だということ…。
そんなボクだからこそいえることがあるとすれば、おもしろがった人のほうが、人生を面白く生きられるということだ。
おもしろく生きることに、年齢は関係ない。
いくつになろうが、おもしろく生きようと思えば、おもしろく生きられる。
かえって長く生きてきた人、いろいろなことを経験してきた人のほうが、おもしろがるコツを知っているんじゃないかな。
たった一度っきりの人生だもの。
おもしろく生きたほうの勝ちだと思うよ。』(人生はおもしろがった人の勝ち/大和書房)より

現在の環境下で、飲食、ホテル旅館、交通、イベント等々の関係は本当に大変だ。
しかし、厳しい状況にあるからこそ、それをどう捉えるかが、今後の自分の人生の分かれ道となる。

「逆境のとき」、まわりや、政府や、運や、そして「コロナ」のせいにしていては、それを自分の糧(かて)にすることはできない。
投げやりになったり、ふて腐れたり、不機嫌になったり…。
運が悪くなるパターンだ。

運のいい人は、この逆境があったからこそ、今の自分がある、と感謝する。
逆境をチャンスに変えることのできる人だ。

どんな逆境がきても…
「面白いことが起きたぞ」と言える人でありたい。

上記の【面白いことが起きたぞ】については人の心に灯をともすより引用しています。

また、写真の言葉は月刊「PHP」2021年8月号 裏表紙の言葉を転写されたものです。以下に全文を引用し掲載いたします。

未踏峰の山に登頂するとか、人を救うために危地に赴くといった行動には、けた外れの勇気がいる。けれども、そうした冒険とか責任が伴う場合を除けば、現代人にとってこのご時世、剛勇蛮勇の類はほとんど無用のものと言えよう。
それより今の私たちには、もっと求めるべき勇気がありはしないか。それは、ずっと身近で求められる小さな勇気。たとえば、引っ込み思案の自分を励ます勇気。悪いくせを反省し改められる勇気。間違ったら素直に人に謝れる勇気もそうであろう。
些細に見えるものの、それらは等身大の自分には切実で、確かに求めたいものである。気合いを入れれば得られそうだが、いつも何かが足りなくて出てこない。
自分を信じきれない、何が正しいかが分からないなど、問題は心のどこかにひそむ弱さにあるのだろう。しかし、素直な心で本当の自分と対話すれば、弱さを認識し、自分の殻を破る大きなヒントが得られるかもしれない。
自分に真剣に向き合うこと。万人が試される最初の小さな勇気はそこからである。