大丈夫だけでは物足りない、工夫がある人は自分と向き合っている

ー杉浦佳浩

大丈夫だけでは物足りない、工夫がある人は自分と向き合っている


2021年 08月 30日

【今週の自戒】
〜大丈夫だけでは物足りない、工夫がある人は自分と向き合っている〜

独立起業以来、
売上・利益双方を着実に拡大している
経営者に先日会ってきました。

常に自信に満ち溢れた心持ちで
事業に当っているのか?
天才的な事業への才覚を持っているのか?
全くそんなことはありませんでした、

どちらかというと
問題への気づきに敏感であり
自社組織体制への課題
景気動向へのアンテナの高さ
クライアントとの距離感
クライアントの課題、要望
自社事業とマーケットのフィット感
私にいくつも、いくつもあらゆる角度から
課題や問題を抱えている状況の説明がありました。
自分自身や会社と本気で向き合っている
その上で、自信を失わず
大丈夫と思っている、弛まぬ【工夫】
最後に笑顔。。。。

大丈夫、大丈夫と物事の本質を見ることなく
自分、会社、マーケットと
向き合えない経営者とは大違い。
ここまでやるからこそ結果がついてくる。
工夫の大切さを改めて感じた次第。

自分と向き合い、そして工夫、
笑顔とワクワクある、1週間に、
今週もよろしくお願い申し上げます。

【「ワクワクしてきたぞ」とあえて口に出す】
心理学者、内藤誼人(よしひと)氏の心に響く言葉より…

ハーバード・ビジネス・スクールのアリソン・ブルックスによると、不安を感 じると、たいていの人は、「落ち着け」などと自分に言い聞かせるそうです。
けれども、これはあまり効果的ではない、とブルックスは言います。
不安を「消す」作戦は、あまりうまくいかないのです。

では、どうすればいいのでしょうか。
ブルックスによると、 「ワクワクしてきたぞ」 「高ぶってきたぞ」 と自分に言い聞かせるほうがいいのだそうです。
自分に向かって話しかけることを『セルフトーク”というのですが、これを上手に使うと、不安もやる気に変えられるのだそうです。
「落ち着け」と言われても、落ち着けないから……

ブルックスは、採点機能のついたカラオケで歌ってもらうという、とてもユニ ークな実験をしました。
「自分の歌声を採点される」というのは、だれにとっても多少は緊張することです。
歌う前に「落ち着け」と独り言を言わせるグループと、「ワクワクしてきたぞ」と独り言を言わせるグループに分けて、両者の得点を比較してみたのです。
その結果、「落ち着け」と言わせたグループの平均得点が52.98点だったのに対して、「ワクワクしてきたぞ」と言わせたグループの平均得点は80.52点でした。
なんと30点近い開きが出たのです。

もちろん、「ワクワクしてきたぞ」と言わせたグループに、歌が上手な人ばかりを集めたのではありません。
不安を感じたときに、「落ち着こう」と自分に言い聞かせても、落ち着けるわけがありません。
そうではなくて、「よし、こんなにワクワクしてきた」と自分 に言い聞かせるのがポイントです。
「そういう独り言をつぶやいていれば、不安の感情をうまく「やる気」に結びつけることが可能になるでしょう。

『いちいち気にしない心が手に入る本』王様文庫

本書の中に《上機嫌な「フリ」をする》という文章がありました。

『楽しいことがあろうがなかろうが、常にニコニコした笑顔を心がけてください。
つまり、上機嫌な「フリ」をするのです。
私たちの脳みそは、私たちの「表情」に影響を受けています。
上機嫌な表情をつくっていると、私たちの脳みそは、「きっと私は今、楽しいんだ」と錯覚して、ドーパミンなどの「快」を司る脳内物質をどんどん分泌してくれ、その結果として、本当に楽しくなってしまうのです。
これを心理学では、「フェイシャル・フィードバック効果」と呼んでいます。
「楽しいことがあれば、いくらでも笑えるのに……」ではなく、「笑っている」から、「楽しくなってくる」のです。
この順番を間違えないこと。 楽しいことがあろうがなかろうが、始終、ニコニコと上機嫌にしていることです。
そうすれば、心が弾んできて、陽気に暮らせるようになりますよ。
心理学者の実験でも、このことは明らかになっています。
米国イリノイ大学の マヤ・タミールは、笑顔をつくると、そのわずか1分後には、心がリラックスし、 喜びを感じてくることを突き止めました。
愛想笑いであろうが、つくり笑いであろうが、たった1分で“てきめんな効果” が得られるわけです。
また、タミールは、しかめっ面をつくらせると、気分がネガティブになることも明らかにしています。
ですから、できるだけ不機嫌な顔をしないことも重要です。
毎日、陽気に生きていれば、小さなことでイライラすることも減っていきます。
心が上機嫌でいると、少々のことは、笑って許せるようになるのです。
たとえば、待ち合わせをした相手が遅刻をしたとしましょう。
こんなとき、心に余裕のない人は、イライラしてしまうものです。
「自分は見下されているのではないか」 「自分は大事にされていないのではないか」 などと考えると、さらに怒りが募ります。
ところが、笑顔をつくり、上機嫌でいれば、少しくらい相手が遅刻しても、 「まあ人間なんだから、たまにはそういうこともあるよね」と気軽に受け流すことができます。
腹もそんなに立ちません。
とにかく笑顔。
いつでも笑顔をつくっていることは、とても大切なのです。』

とりたてて楽しいこともないけれど、笑顔をつくったり、上機嫌のフリをすると、本当に楽しくなってくるという「フェイシャル・フィードバック効果」は、言葉でも同じような効果があるという。
大勢の人の前でスピーチやプレゼンをしなければいけないとき、不安でいっぱいなのに「ワクワクしてきた」「絶好調!」「やった!」「できる、できる!」「最高!」と言ったら、不安も吹き飛び、ワクワクしてくる。
それを、満面の笑顔で言う。

まさに、高杉晋作の辞世の句(後の句は野村望東尼)のごとくです。

「おもしろき こともなき世を おもしろく
住みなすものは 心なりけり」

世の中の事象は、自分の心しだい、捉え方しだい。
面白くもなるし、つまらなくもなる。

だからこそ、ウソでもいいから上機嫌でいること。
すると、上機嫌があとからついてくる。

人生はドラマだ。
ドラマには、必ず緊張の極に達するような山場がある。
それがクライマックス。

事態がクライマックスにさしかかってきたら…
「ワクワクしてきたぞ」とあえて口に出せる人でありたい。

上記の【「ワクワクしてきたぞ」とあえて口に出す】については人の心に灯をともすより引用しています。