『歳をとるのもおかげさま』と思える毎日に感謝です。

ー杉浦佳浩

『歳をとるのもおかげさま』と思える毎日に感謝です。


2019年 07月 08日

『歳をとるのもおかげさま』
と思える毎日に感謝です。

なんの取り柄もない自分に、
声を掛けてくださったり
真剣な相談をいただいたり
目まぐるしいときも。

その上、年齢、年代を超えて
多様な方々と談笑できている有り難さ。

先週は
大学生さんとの対話できる日も複数に
逆に
人生の先輩ともお話しできる場面も
年齢幅だけ数えてみると、上下60歳近くか。。。。

大学生さんとの対話、
毎年恒例の面接審査、しかし毎度思いっきり悩む。
なぜか?
自分がこの年代の頃、
こんなにはっきり
自分の意見があったか
自分の考えがあったか
自分の夢があったか
そう思うと、順位を点数をつけるのは
難しい。

会社員時代、面接人員不足で新卒の皆さんと
お会いした際に、ほぼ全員、合格にしてしまった。
人事から怒られました。。。
みんなキラキラして見えて、、、

自身で企業(組織)経営は向いていないと感じるのも
そういうところからもあるかもです。

若い世代から先輩世代、
どんな世代とも楽しく会話できることを
大切にしたいと思う1週間に

ヨソモノ・ワカモノ・バカモノで!
今週も
よろしくお願い申し上げます!

最近 文章をストレスなく書ける、
しかし以前はものすごく嫌いでした。
人前で話すのも。
でもやり始めるとなんでも楽しくなってくる。
なんでもはじめてみることの大切さ。

同年代以外の皆さんとだけでなく
多様な人々と『はじめてみる』こと
大切ですね。
これからの時代はますます。
若い方々と。。。行動あるのみ。

【何を描きたいかは、描きはじめてみなければわからない】

ロルフ・ドベリ氏の心に響く言葉より…

あなたにこっそり、「文章を書くための最大の秘訣」をお教えしよう。
たとえあなたが文筆業にたずさわっていなくても、この知識は役に立つ。
その秘訣とは、何を書くかというアイデアは、「考えているとき」にではなく、「書いている最中」に浮かぶということだ。

この法則は、人間が行う、ありとあらゆる領域の活動に当てはまる。
たとえば、ある製品が市場に受け入れられるかどうか、企業家にそれがわかるのは、市場調査によってではなく、製品をつくって市場に出してみてからだ。
セールスマンが完璧なセールストークができるようになるのは、セールス方式の研究を通してではなく、話術を何度も磨きあげ、数えきれないほど断られた経験があってこそ。
親は子育ての指南書を読むことによってではなく、日々自分の子どもを育てながら教育者としての能力を育んでいく。
音楽家は楽器の演奏方法を頭で考えるのではなく、実際に演奏しながらその楽器の名手になっていく。

それはどうしてか?
なぜなら、世界は不透明だからだ。
くもりガラスのようにぼんやりしていて、見通しがきかない。
先行きを完全に予測できる人はいない。
最高の教養を身につけている人でも、先が読めるのは、特定方向の数メートル先までだ。
予測できる境界線の先を見たければその場にとどまるのではなく、前に進まなくてはならない。
つまり、「考える」だけではだめで、「行動」しなければならないのだ。

私の友人の話をしよう。
彼は、すでに10年以上、起業しようと試行錯誤を重ねている。
頭のいい男で、大手製薬会社の管理職というよいポストにつき、MBAも取得している。
起業についての本を何百冊も読み、扱う商品を考えるのに何千時間も費やし、市場調査の資料を山のように集め、これまでに20を超えるビジネスプランを書き上げている。
だが、まだひとつも形になっていない。
彼の思考はいつも、「起業のアイデアに将来性はある。だがうまくいくかどうかは、計画をスムーズに実行に移せるかどうか、そして予想されるライバル企業がどう動くかにかかっている」というところまでは進むのだが、そこでストップしてしまう。
彼の思考はすでに、これ以上長く思い悩んでも1ミリも先に進まないポイントに達してしまっているのである。
いくら考えて、もう新たなことに思いいたらない。
このポイントを、ここでは「思考の飽和点」と呼ぶことにしよう。

頭の中で検討を重ねることに、意味がないわけではない。
短期間でも集中して考えれば、とてつもなく大きな気づきがある。
しかし、時間とともに新たに得られる認識はどんどん小さくなり、すぐに思考は「飽和点」に達してしまう。

頭の中で熟考しても、懐中電灯で照らす程度の範囲にしか考えはおよばないが、行動を起こせばサーチライトであたりを照らし出したかのように、一気にいろいろなものが見えるようになる。
その強い光は、考えただけでは見通せない世界の奥まで行き届く。
それに、いったん先を見通せる新しい場所にたどり着いてしまえば、懐中電灯を使った頭の中での熟考もまた力を発揮するようになる。

『Think clearly』サンマーク出版

ロルフ・ドベリ氏は本書の中で、こう語る。
『パブロ・ピカソは「新しいことに挑戦する勇気』がいかに大切かを、きちんと理解していた。
ピカソはこう言っている「何を描きたいかは、描きはじめてみなければわからない」。
同じことは、人生にも当てはまる。
人生において自分が何を求めているかを知るには、何かを始めてみるのが一番だ。
考えているだけではよい人生は手に入らない。』

「事上磨錬(じじょうまれん)」(伝収録)という教えがある。
中国、明の学者、王陽明の言葉だ。
事上磨錬とは、実際の行動や実践活動を通して、知識や心、精神を磨くこと。
実行の中にのみ、学問がある、と。
つまり、知っていても行わなければ、知らないのと同じことだ。

「何を描きたいかは、描きはじめてみなければわからない」
つまり、やってみなければ何もわからない、ということだ。

これから世の中はますます「VUCA(ブーカ)」の時代となる。
それは、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という、予測困難な時代だということ。
予測困難な時代を生きるには、試してみること、実践してみること、行動してみることが絶対に必要だ。

「やってみなければわからない」、と…
どんなときも、行動する人でありたい。

上記の【何を描きたいかは、描きはじめてみなければわからない】については人の心に灯をともすより引用しています。