仕事へのモティベーションの維持?その根底にあること。

ー杉浦佳浩

仕事へのモティベーションの維持?その根底にあること。


2019年 05月 06日

おはようございます!

新人の方々への研修で、
冒頭必ずお聞きする質問があります。
『皆さんは親御さんから今までに、
・仕事は大変だ!
・仕事は辛いもの、シンドイもの
・お前達の為に働いてやってんだ!
と言われたことはありますか?』

そのリアクションは
少なくても、70%
多いと、ほぼ全員から
手が挙がります。。。

カルガモの親子のように
知らず知らずに擦り込まれた
このネガティヴワード、
その呪縛が根底となっていること
最近、気付きがありました。

今年入社の新卒の元気印のある方と
先日お会いしていた時に耳にしたお話。
同期の人から
『君のモティベーションの維持の秘訣を教えて欲しい』
と入社1ヶ月で言われたそうです。
この元気印の人と私は、
『維持するもんじゃないよね』と結論。
そこには擦り込まれた、
仕事は辛いもの、シンドイもの
ここが悪影響の根源となっている。
そう感じています。

テンションの高い低いはあるかもですが、
モティベーションは0か100かという
ものだと感じます。

仕事に楽しみを見つけてみる
面白がってみる、全てはそこから。
我々世代がどう発信するかで
先々への影響も大きく変化すると
自覚を持つべしと思った次第。

この元気印の方、そして私、共に
仕事を人生を楽しんでいる親の下で
育っている共通項。
改めて親に感謝も併せて。

長期休暇明け、楽しんで
仕事に向き合っていきたいと思います!
今週も
よろしくお願い申し上げます!

「いかに論理的に組み立てるか」とか、
「いかに説得力を持たせるか」
理屈で押し通す過去の会社組織では
論破することが大切でしたが、
これからは個人に紐付く、信用、信頼
情報通信、AI、技術革新が進めば必ず揺り戻しが来る。
そこには人間味溢れている人、
楽しい人、そして信用できる人→感謝がある人
実践をしていけますように。

【人間関係がヘタな人には感謝がない】

小林正観さんの心に響く言葉より…
「もっと言うことを聞く子になってほしい」とか、「もっと理解のある親になってほしい」と言う人、たくさんいると思います。
しかし、相手に変わってもらいたいと言っている間はダメでしょう、自分が変わらない限りは。

自分が、相手に対して、「気に入らない」「おまえは間違っている」「ああしなさい、こうしなさい」と言っていたなら、人間関係はどんどん悪くなります。
絶対に話など聞いてはくれません。
人間関係が悪い状態で、あれをこうしろ、こうれを解決しろと言っても、ダメなのです。
まず、人間関係を作ることでしょう。
親だから偉い、と思うのではなくて、相手から信頼され、慕われるという関係になったほうが良いと思います。

皆さんが学校で教わってきた解決方法は、自分の考えを、「いかに論理的に組み立てるか」とか、「いかに説得力を持たせるか」ということだったと思います。
論理と説得力で相手を説き伏せるやり方です。
それで解決できているのならそれでも良いのですが、もしも行き詰っているとしたなら、解決方法が一つあるのです。
それは、「やわらかな、あたたかい人間関係を作ること」

そして、その第一歩は、心がこもっていなくてもいいから、「有難う」を言ってしまうこと。
ずーっと「有難う」を言って、感謝をし続けていく。
そうすると、人間関係が変わります。

「有難う」というのは、その人の「在るがまま」を全部認めてあげるということです。
あなたが人間関係を作りたいと思っている人のことを考えてみてください。
その人が、こっちの方にきたら「有難う」と言えるけど、こっちではなく、向こうへ行ってしまうのなら「有難うとは言えない」ならば、人間関係は作れません。
その人が持っている性格や行動のすべてを含めて、あなたが、有難うと言えるようになれるかどうかです。

人間関係ができてしまうと、個々の問題は問題ではなくなります。
それができていないから、多くのトラブルや問題の解決は、皆、「どちらが正しいか」「どちらが論理的であるか」「どちらに説得力があるか」という方向に話がいってしまいます。

正しいことを言えばわかってもらえるとか、正義はいつか必ず勝つのだとか、私たちはそう教えられてきました。
正しいものが勝つのではなく、「あたたかいものが勝つ」のです。
人間関係があたたかいものでできていれば、問題がどんどんクリアされていきます。
しかし、人間関係が作られていなければ、いくら正しいことをこちらが主張しても問題は解決しません。

『楽しい子育て孫育て』Gakken

人間がうまくいかない人は多い。
特に、会社や組織において、人間関係がヘタな人が上司になってしまったときは最悪だ。
その部門や、その会社そのものがダメになってしまう。

上司が部下から信頼がなく、慕われなかったら、部下も短い期間なら我慢はするだろうが、それが長期にわたったら、いい人は辞めていき、悪い人が残る、あるいは部下が全員辞めていく、という負のスパイラルに陥る。

信頼がなく慕われない人には、ギブがない。
もらっているだけで、与えることをしない人だ。
それが一番わかるのが「ありがとう」という言葉。
まわりの人に、「おかげさま」と、いつも感謝をしている人はギブの人。
感謝がない人は、テイク(奪う)の人。

やわらかで、あたたかい人間関係を作るために…
感謝多き人でありたい。

上記の【人間関係がヘタな人には感謝がない】については
人の心に灯をともすより引用しています。